- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140802588
作品紹介・あらすじ
「ソフィーはだれ」物語に隠された数々のしかけを明かす世界で2番目にやさしい哲学の本。
感想・レビュー・書評
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ソフィーの世界で登場した哲学者とその思想について理解を深めることができました。
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永らく積読だったがソフィーの世界の方の読了に伴い読んでみた
哲学ガイドというよりもソフィーの世界の種明かし -
ソフィーの世界を読んだあとにもう少し哲学のことを知りたいときに読む本。それとソフィーの世界をもう少し深く見せてくれる。
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2014/08/30 読了
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プラトン以降の哲学者についてこれ一冊で俯瞰できました
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「ソフィーの世界」がよりよくわかる。
こういう解説本もあるから奥が深い。 -
本編を読んでいないのにこの一冊を読んでみる。本編はちょっとボリュームがあるのでここでエッセンだけもらおうという作戦。とはいえ、本編も持っているし、興味もわいたのでそのうち読むかもしれない。個人的に哲学史には飽き飽きしていたのだけれども、本著は組み立て方が意外と面白かったので意外とツボにはまった。一般的な哲学史の流れとしては、イオニア→ソクラテス・プラトン→アリストテレス→中世(アウグスティヌス、トマス)→デカルト→スピノザ→カント→(このあたりにロックとか)→フィヒテ→シェリング→ヘーゲル→キルケゴール→ショーペンハウエル→ニーチェ→フロイト→フッサール・ベルクソン→ハイデガー→サルトル→構造主義→ポスト構造主義→……的な流れになるのかな?本著もそんな感じだけれど、たとえばニーチェにほとんど触れなかったり、サルトルにけっこう重きを置いたり、スピノザやフィヒテ、シェリング、連合主義経験主義にについてそれなりに述べたりしていて、なかなかに面白かったかな。哲学の発達というよりは哲学史を用いることで、疑問がどんどん移り変わっていくさまが描かれているといった感じがなんかいい。後、意外とかなり本格的なところにまで言及してて、カントの定言命法や仮言命法とか、アリストテレスの質料と形相とか、デカルトの延長と精神とか、まあそれをヘーゲルの弁証法によって乗り越えるみたいな歴史観でまとめられるのはあれだけれども、ただ本著はやはり哲学史をなぞっているのだから、ヘーゲルからは抜け切れないのだろうなとも思う。そのあたりが本著の限界なのかもしれない。つまり、実際の哲学は哲学史みたいな進み方はしないと思う、そんなにきれいなものじゃないし、そんなにきれいにまとめられるようなものでもないだろう。しかし、ソフィーは紙の上での登場人物たちであり、その登場人物たちが書き手を見つめているが、しかしその書き手も本著の作者によってつくられた人物でしかなく、ではその著者の実在は保証されうるのかといえばそれはなんともあやしげなことではある。著者は最終的にひどく当たり前な結論にもっていってしまっている、まあ哲学的な問いを減ることで当たり前のことが本当の意味で実感される、ということなのかもしれないけれど、けれど、そうして当たり前の答えに収束させてしまういうことは、結局のところ哲学をリタイアしたということになりはしないか?終わらないから哲学が生まれたのだと俺は思うのだ。終わらせられるのものならば、哲学は生じなかっただろうし、終わらせられないものだから哲学は哲学たりえるのだと思う。
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物語の謎解きや哲学の解説、本書を読んでいてわからなかったところをちょいちょい説明してくれているので良かった。
ちょいちょいわからない箇所もあったが、本書同様、集中してなんども読めば理解できるはずだ。 -
ソフィーの世界同様、とても分かりやすく易しい言葉で書かれており、さらりと読めました。『ソフィーの世界』を読んだ後、復習のようなかたちでぱらぱらと読んでみるのもいいかもしれません。
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読みやすかった。
著者プロフィール
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