世界のたね: 真理を追いもとめる科学の物語

  • NHK出版
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本棚登録 : 151
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140804698

作品紹介・あらすじ

ゼロの発見から引力そしてDNAまで、あたりまえのように思われている多くのことが、過去の研究者たちのたゆまぬ探究の結果であることを、わたしたちは忘れている。本書には、ギリシャ時代から現代までの科学の歴史が物語風に描かれている。楽しく読んでためになる、初心者のための科学読本である。「なぜ、数学や理科を勉強しなければならないんだろう?」こんな疑問にも答えが見つかるはずだ。専門知識のない小・中学生から、理科嫌いで人生を通してきた社会人まで、幅広い読者にとって目からうろこの科学の世界を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代、理科は生物以外が全く駄目だった身でも楽しめた。平たく、わかりやすい言葉で伝えてくれるのがとても嬉しい。研究の世界の面白さを感じられた。

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「科学」で紹介された本。

  • 日本経済新聞社


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    こころの一冊「世界のたね」 人類の真理探究の物語
    2016/1/22付日本経済新聞 夕刊

     物事を深く考える中高生向けに、森羅万象に関わる本を紹介したい。31章からなるこの本は、ヒトの好奇心から始まった真理探究の物語だ。つまり、人類の思考の歩みであり、科学史であり、知の発達過程を知ることができる。







     ノルウェーの科学作家ニュート氏は存在の根源にあるものを世界の「たね」と呼んだ。古代の哲学を端緒に、自然の仕組みを解明せんと試行錯誤してきた多くの探求者の考察をたどる。


     数や元素を手掛かりに積み上げてきた真理探究の成果は地動説、万有引力の法則、電気の発見、生物の分類、病原菌・生命の探求など多岐にわたる。究極の対象は存在の根源である元素・空間・時間・宇宙といった、ヒトの五官だけでは感知できない知の世界だ。


     その全てが人間の知性によって解明されてきた。真理に向き合う著者の真摯な態度も吐露されている。大河の水源のように、汲(く)めども尽きない名著だ。


    (元枚方市立津田図書館長 川上博幸)




     アイリック・ニュート著、猪苗代英徳・訳、NHK出版、品切れ、重版未定


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  • 中学校の時に読んで科学に興味を持つきっかけになった本。文系の自分は理論とかそういうことはわからないけど化学の成り立ちや学者の伝記を学ぶのは面白いです。学ぶだけなら楽ですわ

  • この世界は科学に支えられている。
    むずかしいことじゃない。
    一人一人の好奇心が今の世界を造ってきた。
    改めて昔の人のすごさと科学のすごさ、宇宙のすごさを感じる一冊。
    これを読み終わった時、絶対、科学が好きになる。

  • 購入日:20100926

  • 一気に読みたいほどの面白さだったんだけど、時間もなかったため、5日かかって読破!いや、これはサイコーです!人類における科学の歴史ダイジェスト!理系も文系も読むべし!もちろん、同業の方もねー!宇宙、元素、進化とは!

  • 高校生の時にたまたま読んだ

    こういう本をたまたま読んでない人は、運が悪い

  • わかりやすくてすぐ読めた。外と内の宇宙

    でもニュートンの逸話に笑ってしまったwいいねーニュートン。

  • 未読

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著者プロフィール

1964年ノルウェーのオスロ市生まれ。オスロ大学で天体物理学を専攻して卒業後、科学ジャーナリスト、作家、翻訳家として活躍。『太陽――ぼくたちの恒星』(1994年)でノルウェー文化省の最優秀ノンフィクション作品賞を受賞。1996年に本作でノルウェーの権威あるブラーゲ賞最優秀作品賞を受賞。教科書や数多くの科学読み物を執筆し、北欧学校図書館協会児童書賞など多数の児童書賞も受賞している。本国ではテレビやラジオの科学番組の講師としてもおなじみで、講演活動も精力的に行っている。邦訳に『未来のたね』(NHK出版)がある。

「2016年 『世界のたね 真理を探求する科学の物語 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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