テレビがやって来た

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140805008

作品紹介・あらすじ

昭和28年2月1日、日本の空に最初のテレビ電波が発射されて以来半世紀。"20世紀最大のベンチャービジネス"というべきテレビの発展の中で、人々はテレビの何を変え、テレビによってどう変わったのか。軽妙洒脱な記述で語る私的テレビ文化史。渥美清が-ジャイアント馬場が-青島幸男が-テレビの人気者たちが語る、テレビという怪物との遭遇の一瞬。無名時代からの渥美清との長い交遊の中で綴られるテレビが若かった時代のものがたり。

感想・レビュー・書評

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  •  テレビ放映の夜明け前から、現場に身を置いた早坂暁ならではの視点で、時に極私的に、時に大俯瞰で語っている。
     兼高かおる、青島幸男、ジャイアント馬場との対談も読み応えあり。

     一面、渥美清の評伝のようでもある。銭湯(蛇骨湯!?)での渥美との出会いは、映画にしたいような名場面。
     晩年の永井荷風もイイ感じに登場する。

     末筆ながら、早坂暁の大傑作「天下御免」の映像がほぼ残っていないのは痛恨の極み。痛いっ。

  • 699.2/

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著者プロフィール

早坂 暁(はやさか・あきら)
1929年、愛媛県松山市生まれ。作家。本名、富田祥資。日本大学芸術学部演劇科卒業後、新聞社編集長、いけばな評論家として活躍しながらテレビシナリオを書き始める。以後、小説、映画シナリオ、戯曲、舞台演出、ドキュメンタリー製作を手がける。
代表作に、「夢千代日記」「花へんろ」「天下御免」「天国の駅」「ダウンタウン・ヒーローズ」「華日記」「公園通りの猫たち」などがある。新田次郎文学賞、講談社エッセイ賞、放送文化基金賞、芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、芸術祭大賞、モンテカルロ国際テレビ祭脚本賞、放送文化賞ほか受賞多数。2017年12月16日没。

「2019年 『この世の景色』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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