「三四郎」の東京学

  • 日本放送出版協会 (2001年1月30日発売)
3.83
  • (3)
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784140805633

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 20世紀初頭の「三四郎」の眼に映ったであろう熊本から東京、そして東京の新橋・銀座・神田・御茶ノ水の姿を彷彿とさせてくれます。東京に出てきた田舎モノの学生にとって眩しい情景が現在の上京した学生「現代の三四郎」の視線とも重ねての解説も大変分り易いです。それにしても三四郎のモデルが後に法政大学総長を務めた野上豊一郎(野上弥生子の夫)であり、同級生に谷崎潤一郎、辰野隆、重光葵、五島慶太、正力松太郎、石坂泰三が居たと聞くと、メルヘンのように思っていた小説の世界が100年前の現実であったことを知らされます。三四郎を改めて理解するのに、実に楽しい本だと思います。

  • 1908年、遠く熊本から上京し、帝国大学へ入学した「三四郎」が見て歩いた東京。新橋、銀座、丸の内、神田、お茶の水、本郷周辺を辿る。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

日本近代文学研究者、文芸評論家
昭和五年(一九三〇)─平成二十六年(二〇一四)。東京生まれ。栃木県宇都宮市出身。明治大学専門部文芸科卒業。栃木県公立高等学校教諭、昭和女子大学短期学部助教授を経て、文筆に専念。長く明治大学文学部兼任講師も務めた。若き日に詩誌「地球」同人。元文藝家協会会員。日本近現代詩を中心に、堀辰雄、中村真一郎、三島由紀夫、高橋和巳ら作家についても研究。また、桜の文学史・文化史(『桜の文学史』文春新書など)をはじめ、時代小説、東京学、刀剣などに関する評論多数。

「2015年 『詩の読み方 小川和佑近現代詩史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川和佑の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×