エンデの警鐘「地域通貨の希望と銀行の未来」

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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140806678

作品紹介・あらすじ

エコロジーの破局か、エコノミーの破滅か-未来世代の希望につながる「第三の道」はあるか?ファンタジー作家M・エンデに導かれ、音楽家・坂本龍一とともに、「未来を奪う経済学」を撃ち、地域通貨の実践と銀行の胎動を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 河邑著『エンデの遺言』の続編。本書の大部分は、『エンデの遺言』から影響を受けて各地で発生した地域通過の試みを紹介する。それに比べて分量は少ないが、本書は、近代経済学の問題を取り上げており、興味深い。

    アダム・スミス以来の近代経済学は、資源や人々の潜在能力を計算に入れない。それは、「未来を奪う経済学」であり、未来の危機を不当に低く見積もるという、認識のゆがみをもたらした。

    エンデは、「すでに第三次世界大戦は始まっている」と、繰り返し語っていた、という。第三次世界大戦とは、国と国との戦争ではない。それは、時間の戦争であり、私たちの子どもや子孫を破滅させる戦争である、と。時間の戦争--現代の政治・経済におけるさまざまな問題が、この言葉に凝縮されている。

  • ブログに感想書きました。http://monozukiai.blogspot.jp/2012/08/blog-post_30.html

  • 著者に「坂本龍一」なんて書かれていますが、坂本さんが関わった部分ってすごく少なかったような。「はてしない物語」などを遺したファンタジー作家・ミヒャエル・エンデからヒントを得た、地域通貨や新しい形での銀行のありかたを探った本です。多様性、エコ、共生みたいなのもテーマとしてあったかなぁと、思い返してみたりします。あまり覚えていません。

  •  エンデの遺言で述べられている痛烈な金融資本主義に対する批判や地域振興に加えて、坂本龍一氏が登場して、環境問題が大きく取り上げられている。ただ、インドなど途上国を美化するのはあまりにイノセントな気がするのだが。。。

  • フォトリーディング&高速リーディング

  • さすがに前編ほどの衝撃はないが、それでも、経済成長を追求するあまり地球資源を消費してしまった現代の危機の重大さに改めて驚きました。

  • 遺言の続編

  • 未読

  • 分類=地域通貨・エンデ。02年4月。(参考)Miguelの雑学広場→http://www3.plala.or.jp/mig/index-jp.html

  • なんとこれが。

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著者プロフィール

1952年東京生まれ。3歳からピアノを、10歳から作曲を学ぶ。東京芸術大学大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、細野晴臣、高橋幸宏と「YMO」を結成、83年に散開。出演し音楽を手がけた映画『戦場のメリークリスマス』(83年)で英国アカデミー賞音楽賞を、『ラストエンペラー』(87年)でアカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞最優秀作曲賞、グラミー賞映画・テレビ音楽賞を受賞。2017年3月に8年ぶりのオリジナルアルバム『async』をリリース。11月にはドキュメンタリー映画が公開に。

「2017年 『龍一語彙 二〇一一年 ‐ 二〇一七年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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