本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140808603
感想・レビュー・書評
-
K図書館
手紙や資料、インタビューを元に著者が考察した一村についての本
著者の父も芸術家のため、自分の父のことも本文に書いてあり、一村なら一村で区別して書いてほしかった
一村はいっそんと読む
若いときは米邨(べいそん)
一村の父は彫刻家
父の影響で7、8才から絵をかく
東京美術学校3ヶ月で終わる、家事都合
結核だった
家族が亡くなり、生活費を稼がなければならなかった
千葉寺で新築を建てた
昭和21年日展に初入選、秋の院展に入選
昭和22年に一村と改名して、青龍展初入選を果たし画壇にデビューする
奄美に移住
庭にはパパイヤの木があり放し飼いで軍鶏を飼っていた
65才で亡くなる
著者自身、S59NHKの番組で知ったそうだ
その番組への反響が大きかった
美術商から抗議がきた
これはイラストでデザインだ、日美で紹介する作品ではないと
しかし世間の反応は逆で、展示会は決まるし、作品集の問い合わせはあるし、美術の教科書に掲載したいとの依頼もきたそうだ
《感想》
伊藤若冲、ゴーギャンやルソーを彷彿させると新聞各社は伝えた
私も一目見てピンときたのがルソーだった
実物を見てないので何とも言えないが、艶やかなのは間違いないだろう
その色彩の豊かさと奄美がマッチした画風で、専門家がイラストだ、デザインだと言われようが、いいと思えばそれでいい
芸術は理屈でないと思う
稀有な作品には間違いない詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示
著者プロフィール
大矢鞆音の作品





