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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784140810033
みんなの感想まとめ
自然と人間の関係を深く探求する本書では、日本独自のアニミズムや八百万の神々の考え方が取り上げられています。著者は、西洋の一神教的な思想との対比を通じて、日本人の心の深層を描写し、万葉集から近代に至るま...
感想・レビュー・書評
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自然万物に神が宿るというアニミズム、平たく八百万の神という自然と人間の関係は原始的なものであるという考えを抱いていました。
対して絶対神、一神教のあり方がより進んだ思想の形態であるという捉え方があります。
筆者は西洋合理主義的な宗教のあり方に対して、よりしなやかに豊かな照葉樹林の自然と人とを関係つけた心のあり方を、日本人の心の深層にとらえ、万葉、近代と思想の重層構造を描いていきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館
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『横並びの人間関系の世界では、人間の関係が本当には安定しない。人間と人間との関係には「師と弟子という垂直の関係」を持ち込まなければならない』。確かにそうかも知れない。いわゆる“メンター”が必要ということか。
中国社会科学院教授は『日本と中国の歴史認識の違いは、日本人は死者を許すけど、中国人は死者を許さないということ』と指摘する。これを受けて著者の山折氏は『仏教においては死者を浄化するメカニズムが働くが、中国では儒教優位の社会が形成されて、そのメカニズムが十分に働かなくなった。韓国文明も中国と共通』と説明する。例の靖国問題の背景には、こうした国民性の違いもあるのだろう。
一方、最近の日本では、コマーシャルサウンドが幼児の音感を育成する最大の条件であり、メジャー(長調)の音調のみが表面化され、マイナー(短調)はすっかり追放されて、子どもはたちは「哀傷」の旋律を奪われていった、という。日本人が変容した一つの要因かもしれない。
面白かったのは『日本人は感情を少しずつ発酵させ、そして解放させることで最後に純粋な感動を引き出して、それに身を任せる「感情の発酵作用」の文化』だという一節。お祭り好きが好きな人が多いのもうなづける。こうした文化は『日本列島と東南アジアを結ぶ共通の文化の一つである発酵食品の文化』の作用なのだろうか。
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