パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 日本放送出版協会 (2006年1月25日発売)
3.87
  • (55)
  • (46)
  • (67)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 633
感想 : 70
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784140810866

みんなの感想まとめ

宇宙の謎やパラレルワールドについて深く掘り下げた内容が展開され、科学的な理論を分かりやすく解説する魅力的な作品です。著者は数式を使わずに基本的な物理を丁寧に説明し、時には見事な喩えを交えながら、M理論...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 20年も前の本。
    しかし、この間に宇宙論に関する書かれていない進歩もあるけれど、扱っている内容が内容なので、古さは全く感じない。

    基本的な物理の内容を数式なく噛み砕いて説明し、時に見事な喩えを示しながら丁寧に説明してくれる。そして、M理論と考え得る科学的根拠に基づいて、宇宙からの脱出のような議論まで論じられている。
    とにかく面白いし、こんな本を読むと、宇宙物のSFがただの胡散臭いものになってしまいそう。

    人生の意味についての著者の考えの中に、世界を変えることができる事実に触れられていることはとても素敵だった。

    読み終えると、どうしても存在について、世界について、神については考えさせられてしまう。
    このレベルの話を数式で追って理解できたら、そういったことへの考えもまた違うものになるのだろうなぁ。

  • 一見、タイトルは怪しげだけど、超ひも理論の研究者による最新の理論と天体観測結果等を突き合わせつつ、多角的に論じられるパラレルワールド論。これを読むと、「パラレルワールドはあるかもしれない」から「それを考えないと世界は説明できない」に変る。

    世界の見方は相当に変化する。だが、その変化の果てにある「人生観」は、「人生には目的があると思う。その目的は結局のところわれわれが人生に与えた目的であって、なんらかの宇宙の設計から導かれた目的ではないだろう」というアラン・グースの言葉にあるとおり、特に驚くものではない。

    人間の知識は加速度的に増加するけど、その「知恵」は、ブッダや老子、あるいはギリシャの哲人たちから大きく変わるものではないのだ。

    現実世界につかれたとき、「これは多くのパラレルワールドの一つなんだ」とか、「世界はランダムに生起しつづけているのだ、この世界はその一つに過ぎない」とか、「宇宙はビッグフリーズに向かっているのだ。私たちが生きているのは、宇宙の長い歴史のなかの一瞬、宇宙の極めて恵まれた一地点に過ぎない」とか、考える事によって、強烈に現実逃避が可能となる。そして、「まあいいか、この貴重な奇跡的なこの時間を大切にしよう」とポジティブに変化することができれば、なお良い。

    個人的には、そういう現実逃避と現実回帰に「役立つ」本である。

  • 我々は3次元(時間を入れれば4次元)に生きていれが、理論上ては11次元まで可能らしい。そこから派生させると霊の世界などは違う次元と理解できる。実に興味深い

  • ◆きっかけ
    Eテレで放送していた モーガンフリーガン 時空を超えて「太陽のない世界 人類は生存可能か?」をラスト30分ほどチラっと見た。科学者達が語る未来の宇宙の姿、76億年後に地球は太陽に衝突するとか、ブラックホールを動力にした宇宙船だとか、そんなSF小説のようなことが実際に研究されていることにも驚いたし、私にはもう話が大きすぎて、ぶっ飛んだ世界だと思ったが、ラストにミチオ・カクという日系アメリカ人が出てきてもう一つの宇宙の話と、そこまで行くための橋の話をしていて、水を使って説明してくれて、なんだかもっとこの人の話か聞いてみたいと思ったので著作を探して。2016/9/16

  • 刺激的。うーん、もっかい読も。あたまカツカツ

  • 超ヒモ理論、多宇宙理論、さらにはホログラム宇宙論など物理学脳諸説を分かりやすく説明している。
    飽きさせない本。

    現代物理学を考えれば考えるほど、それは哲学になっていく。

  •  M理論。今行われている気がする。変われるのは一度きり。
     泡を。太陽の光を浴びるのだ。精一杯するのだ。
    考える暇もなく。一切持たなくていいアレについて。
     時間旅行はもうすぐ。迷わないことについて。
    沢山の透明な水彩の。

  • 物理学の最先端の理論を、数式を一切用いずに解説するのは、その分野の専門家であればあるほど困難なのだろうと想像されるが、素人もその解説になんとかついていけるのは、まさに筆者の説明力の高さのおかげであろう(もちろん、訳者の力に負うところ大なのは言うまでもない)。

  • 今から15年前に日本で刊行されたものの、未だにぶっ飛んだ斬新さを感じる。宇宙に関する古くて新しい議論を喚起してくれる。



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】

  • パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

  • まだ読み途中
    なのに、我が家の中の
    パラレルワールドに消えてしまった。

    見つけたらまた読む…(はず)

  • 最新宇宙論を俯瞰できる。マルチバースは確実に存在しますね。

  • 先に読んでいた『フューチャー・オブ・マインド』では、著者はかなり飛んだフューチャリスト兼シンギュラリストといった感じであった。本書の内容は、自身の専門である宇宙論であり、同じように最後には飛んだ内容になるのだが、より地に足が付いている感じがする。少なくとも、最新宇宙論の入門書としては読みやすく、悪くない。

    構成としては、第一部で相対性理論や量子力学、素粒子理論、などを概観し、宇宙生成のインフレーション理論について説明している。この第一部を受けて、第二部では並行宇宙=マルチバース(メガバースとも言われる)について説明している。その内容は実のところかなり難しい。超ひも理論、M理論、量子重力論、人間原理、ブラックホール、ダークマター、など。それでもわかったような気にさせるのは、著者の力なのだろうか。

    そして第三部は、宇宙の終焉についての考察である。いずれにせよ、人類も終わるし、地球の生命も終わるし、地球も終わるし、太陽も太陽系も終わる。宇宙自身でさえも終わるか死ぬかである。なぜ、どのように終わるのかについていくつかのパターンを整理してその終りについて語っている。

    そういえば、世の中に宇宙論の本って気が付けば結構出ていて、自分もそれなりに読んでいた。だからこの本を読んでも何となくわかったような気になるのかもしれない。こんなにわけがわからないのに、一般書がこれだけ出ているというのは興味がある輩はたくさんいるんだろうなと思う。
    この10年でもWMAPによる観測やLHCによる衝突実験によりいくつかのことが分かってきている。ヒッグス粒子が観測されたのも最近のことだ。後世、ここで紹介されたひも理論やマルチバース理論はどこまで証明され、どこまで誤っていたとされるのだろうか。

    ちょっと関連する本を並べてみた。

    ------
    『宇宙のランドスケープ 宇宙の謎にひも理論が答えを出す』レオナルド・サスキンド
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/482228252X
    『ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く』 リサ・ランドール
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4140812397
    『隠れていた宇宙』ブライアン・グリーン
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4152092254
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4152092262
    『宇宙を織りなすもの――時間と空間の正体』ブライアン・グリーン
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4794217005
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4794217013
    『大栗先生の超弦理論入門』 大栗博司
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4062578271
    『重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る』大栗博司
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4344982614
    『宇宙が始まる前には何があったのか?』ローレンス・クラウス
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/416376870X
    『すごい宇宙講義』多田将
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4781609910
    『もっとも美しい対称性』イアン・スチュアート
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4822283682
    『真空のからくり』山田克哉
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4062578360
    『宇宙はどうして始まったのか』松原隆彦
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4334038417
    『宇宙はなぜこのような宇宙なのか 人間原理と宇宙論』青木薫
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4062882191
    『宇宙は何でできているのか』村山斉
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/434498188X
    『幸運な宇宙』ポール・デイヴィス
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4822283518
    『ビッグバン宇宙論』サイモン・シン
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4105393030
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4105393049

    ----
    結構読んでた。

  • すごい情報量、すごい想像力に圧倒され、物理をちゃんと勉強しながら読みました。これを理解するためには素粒子論が必要で、それを理解するには相対性理論が必要で、それを理解するにはニュートン力学が必要で…と、結局体系的に物理と数学の知識を持っていないと理解できないこの本の性質を尊重するために、読み終わるまでに2ヶ月近くかかりました。それでもM理論のところはほとんど理解できませんでした。

    こんなに骨太な読書をしたのは久しぶり。知識一辺倒になるわけではなく、最新科学を論拠にしつつ夢を語ってくれる最終章はよく出来たSF小説みたいでした。フィクションじゃないと思わせてくれるところがこの本の醍醐味です。

    まあ難しかった、難しかった。疲れたので科学系は一旦休憩します。

  • 下手な小説より、世界観がかわる体験ができる。脳がトリップするぐらいドキドキします。これが現実の世界のことだとは。。

  • SC12のkeynoteはProf. Michio Kaku。積読だったけど、フライトのお供に持って行くか。

  • 100兆年先とかもっと先を科学的に推察する本。平易な文体でとても読みやすい。こういう壮大な話を読んだあとに、普段の仕事の悩みを思い浮かべると、自分の悩み事はなんて小さいんだと思ってそこから発想の転換がうまれる。

  • 量子論から宇宙論、はてはパラレルワールドまで、幅広く扱った本。
    とはいえ、天文学の変遷や、物理学の発展を歴史的経緯を踏まえて追って行き、その上で(発行当時の)最新の科学を解説しているため、理解しやすい。また語り口も軽妙で、SF小説や映画などを例として交えることで、この手の本にしては非常に分かり易く書かれているのが好印象。
    著者がひも理論の権威だけあり、確かな知識に裏打ちされた内容は圧巻。本の厚さ以上に、ボリュームを感じた一冊。

全48件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

斉藤 隆央(さいとう・たかお):1967年生まれ。東京大学工学部卒業。翻訳家。訳書に、ミチオ・カク『量子超越』、ニック・レーン『生命、エネルギー、進化』などがある。

「2025年 『人類はどこから来て、どこへ行くのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

斉藤隆央の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×