ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く

  • NHK出版
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本棚登録 : 904
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (653ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140812396

作品紹介・あらすじ

宇宙は、私たちが実感できる3次元+時間という構成ではないらしい。そこには、もうひとつの見えない次元があるというのだ。もし、もうひとつの次元が存在するのなら、なぜ私たちには見えないのか?それは、私たちの世界にどう影響しているのか?どうしたらその存在を証明できるのか?現代物理学の歩みから最新理論まで、数式を一切使わずわかりやすく解説しながら、見えない5番めの次元の驚異的な世界に私たちを導いていく。英米の大学でテキストとして使われている話題の著書Warped Passagesの邦訳。

感想・レビュー・書評

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  • 半分以上は、素粒子研究の歴史です。
    本題の話に入る辺りで挫折中。

  • よくわからない部分も多いが、重力の逆2乗法則や弱い力について、最新の理論物理でどう考えられているか、書かれている。

  • 3次元以上を映像で思い浮かべようとすると困難であるが、数字を並べることで簡単に表現することが出来る。

  • 私には、量子力学はほぼ理解できないが、この理論を使ってもわれわれの宇宙を描くことができない。というのは、相対理論と、量子力学が統一できないから。弱い力、強い力、電磁力の3つは統一できるものの、重力までとなると一筋縄ではいかないらしい。で、ひも理論の登場となるのだが、この理論は数学的に9次元以上の宇宙を構築してしまうので、「さて、どうしよう?」ということになる。この本は、このような理論の進化を紐解きながら、著者の主張する5次元のワープ(湾曲)する宇宙の理論的優位性(とはいえ、この理論もひも理論の一種)までを説明する。数式はでてこないものの、多様体を勉強していない人にはきわめて理解しづらい幾何をイメージせざるをえなくなるので、難しいかも。かつ600ページを超えるヘビー級なので、お勧めしない。が、数学、物理ファンには必読の書。

  • ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く

  • よかった。探検したいな〜って気になった。
    後半からちょっと怠けてくる
    このくらいの本をかける人間ってかっこいい
    原書でも読んでみたいかな?

  • だめだ。難しすぎる。

  • 超ひも理論の理解が増した。
    数式が出てこなかったとしても、難しいわ…

  • ジョディ・フォスター似の美人物理学者による最新の時空論ということと、ひも理論ではないアプローチで余剰次元を論じているという、2点に興味を持って、読んでみた。

    600ページを読み通すのは結構タフだが、最近、ひも理論系の本を立て続けに読んだので、なんとか、読み通せた。が、本当のところ、相対性理論や素粒子物理学の説明はもっとコンパクトにして、余剰次元の話に集中すれば、400ページ以下に分量を抑えることができて、一般読者にとって話は分かりやすくなったのではないかと思う。なんせ、タイトルの「ワープ」という概念が登場するのが、500ページを過ぎてからなのだ。(この辺が1点マイナスの理由)

    ということを除くと、極めて知的にエキサイティングな本だった。確かに面白いが検証不能なひも理論に対して、彼女の理論は検証可能。かつ、2007年始動予定のCERN実験で検証されるかもしれない、とのこと。

    なんて、おどろくべき、時代に私たちは生きているのだろうか!そして、私たちが何気なく生きているこの空間というものがいかに謎に満ちたものであろうか!

  • 本書は数式を一切使用していないにもかかわらず,最新理論を駆使して余剰次元についてわかりやすく解説してくれます。科学ものが苦手な方でも,宇宙に興味があるならぜひチャレンジしてみては?

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