サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

  • NHK出版
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本棚登録 : 457
レビュー : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140813249

作品紹介・あらすじ

今でも当たり前のGPSや携帯電話は、かつて想像の世界にしか存在しなかった。だとしたら、タイムトラベルやテレポーテーションも、実現できる日が来るかもしれない。『スター・トレック』や『透明人間』など、古今のSF作品に登場する「ありえない」テクノロジーは、いつ、どのように実現できるのか…。現代物理学界を代表するミチオ・カク博士も、昔はSF大好き少年だった!だれもが持つ「少年時代の夢」をかなえる最先端の科学理論をカク博士が熱く語った、全米ベストセラーのポピュラー・サイエンス書。

感想・レビュー・書評

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  • SFに登場するような話を、物理学の観点から考察して、その実現の可能性を解説する本。

    有史以来、宇宙を含む自然界の現象をさまざまな研究者が研究して、その中にある理論を見出し、証明して体系化してきたことを背景に置きながら、SFに登場する装置や現象が実際に実現されるには何が課題か、何が整うと実現に至れるか、などを解説してくれています。

    まだまだこれからも続く科学の進歩が、SFの世界にあらわれるものを現実にする可能性はこれからもありそうだな、と感じさせる、フィクションとノンフィクションの間のようなお話です。

    1000年後、1万年後、1億年後にこの本を読む人がもし居たら、その時点で何を感じるんだろうか。そんなスケール感を想像してしまうような一冊でもありました。

  • 結局、「現在不可能なことは既知の物理法則に反しているのだが、われわれの知る物理法則は変わるかもしれない」。

  • テーマは、
    ・フォースフィールド(バリアー)
    ・不可視化
    ・フェイザー・デススターといった超破壊兵器
    ・瞬間移動
    ・テレパシー
    ・念力
    ・人工知能
    ・地球外生命とUFO
    ・スターシップ
    ・反物質と反宇宙
    ・超光速
    ・タイムトラベル
    ・並行宇宙
    ・永久機関
    ・予知能力

    これらが科学的に可能かどうか、そして実現しうる段階別に区別されています。
    その中に数々の著名な科学者の話が散りばめてあってなかなか面白いです。

  • 原題『 Physics of the Impossible 』です。SF世界の現象の実現可能性を三段階に分けて解説…という構成ですが、一つずつの内容が深く、数式無しで物理の世界の面白さ、不可思議さを案内して頂き、ど肝を抜かれ、世界観が変わりました。こんな面白い世界があったとは!既に二度読んでしまったのですが、まだまだ読み返したい。他著書も全部読みたいです。

  •  ビームは男のロマンだ! そうだろう?(挨拶)

     S(少し)F(不思議な)世界へようこそ。この本では、そんな少し不思議な現象をわりかし真面目に考察してくれます。ビームとかバリアーとか永久機関、レールガン等、現役で厨二病の人は言うに及ばず、日々に追われ今や童心を忘れ去ってしまった大きなお友達様にも、在りし日の厨二心を思い出させてくれること請け合いでございます。
     さあ、もう一度あの頃のようにビームやバリアではしゃいでみま鮮花?

     個人的にはカオヘやシュタゲ、マブラヴオルタで出てきたような単語や概念が沢山載っていて楽しかったです。反物質とかディラックとか磁場とか量子論とか、言葉を見ただけでwktkします。が、いかんせん内容が難しすぎる! こういうのは読んでいるだけで何だか頭良くなった気になって悦には入る、というのが正しい楽しみ方だとは思うのですが、それにしても!
     興味のある章だけでも何度か読み返して、いつか他人に自慢げに話せるようになるのが生涯の目標です。

  • この本ではSFに登場する技術を3つの不可能レベルに分けて説明してくれており、ほとんどの技術が現時点では実現させられないけれども、不可能なことではないのだそうだ。ワクワクする話である。
    とはいえ実現するまでを想うとあまりに壮大なスケール。物理学の世界って実はロマンの世界だったのか。

  • 普段使わない脳みそを一杯使わされた気分。SF好きで物好きな方ならいいかも知れません。

  •  「全ての情報は0と1に置き換えることが出来る」、と二百年前に言ったなら、あなたは狂人扱いしかされないだろう。しかし今では小学生でもコンピューターの二進数原理を理解している(賢い子なら)。現在「絶対無理=impossible」と思われる事象も、単に今の時代が追いついていないだけなのかも知れない。今不可能でも、いつか可能になるのではないか? 少なからずの子供たちが、そうした動機で科学者を目指した。著者もそんな内の一人だったらしい。
    (続きはブログで)http://syousanokioku.at.webry.info/200904/article_8.html

  • 現在不可能にみえても将来的には可能になるであろうものを不可能レベルⅠ、判定不能だができるかもしれないものを不可能レベルⅡ、絶対無理なものを不可能レベルⅢとして、わかりやすく科学を解説。中には科学ではなくもはや形而上学の領域に入っているものもあるが、読み物として面白い。
    ニュートン的な絶対的時間空間概念が、アインシュタインの特殊・一般相対性理論によって覆ったように、現在真と認められている普通科学が将来的に大きく揺るがされる可能性は大いにありうる。

  • おもしろい!!不可なのに、なぜ不可能なのかをランク付けされており、よんでてフムフムと思えた。

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著者プロフィール

ニューヨーク市立大学理論物理学教授。ハーヴァード大学卒業後、カリフォルニア大学バークリー校で博士号取得。「ひもの場の理論」の創始者の一人。『超空間』(翔泳社)、『アインシュタインを超える』(講談社)、『パラレルワールド』『サイエンス・インポッシブル』『2100年の科学ライフ』『フューチャー・オブ・マインド』(以上、NHK出版)などの著書がベストセラーとなり、『パラレルワールド(Parallel Worlds)』はサミュエル・ジョンソン賞候補作。本書 TheFuture of Humanity は『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー。BBCやディスカバリー・チャンネルなど数々のテレビ科学番組に出演するほか、全米ラジオ科学番組の司会者も務める。最新の科学を一般読者や視聴者にわかりやすく情熱的に伝える力量は高く評価されている。

「2019年 『人類、宇宙に住む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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