- Amazon.co.jp (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140813522
作品紹介・あらすじ
戦後60余年、"あつき壁"を越えて発せられる、日本人、韓国・朝鮮人元BC級戦犯の深き内省。NHKディレクターによる渾身の番組取材記。
感想・レビュー・書評
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読み始めると同時に「しまった」と思った。
それは特に捕虜収容所について日本人として任務についていた韓国人の守衛BC級戦犯の話が主で、日本の戦争責任ついて深く重い内容だったから。しかし読んでおいてよかった。直接の被害者である豪人ダンロップ中佐の言葉態度が特に印象に残った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
彼らは自分のやったことの責任を取らされた人なのだと思う。勝者の裁きとか、そういうことはこの際重要ではない。彼らが罰を受けることを望んだひとたちが大勢いたのだ。
その一方で、自分のやったことの責任をとらずに済んだ人も大勢いる。どこが違うのかぼくにはよくわからない。
「その時、あなたなら、どうしたろうか?」問いかけが胸をつく。ぼくならどうしただろうか? 自信はない。その時代を知らずに、自分なら、と言い切るほど傲慢ではない。いまのぼくに言えることはただひとつ。せめて自分のやっていることがいいことなのか悪いことなのかわかっていたい。そのために本を読む。
この本を読ませたい連中の顔を思い浮かべざるを得なかった。
不愉快だったけれど。
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