脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
- 日本放送出版協会 (2009年3月25日発売)
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感想 : 510件
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784140813539
みんなの感想まとめ
運動が心身に与える効果を科学的に解明した内容が魅力の一冊で、ストレスや不安、うつ病などの改善に運動がどれほど有効であるかを、豊富な研究結果や事例を通じて丁寧に説明しています。著者は、運動が脳の健康を促...
感想・レビュー・書評
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(表紙がこのブクログの写真と違いますが・・・ま、いいか。)
以前読んだ、「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」と「BORN TO RUN」とともにおすすめされていた本なので、これは読まねば、と思い購入すること数か月前・・・積読本の下の方下の方へいっていたのをなんとか救出して、やっと読み終えました。
序文からなんともわくわくさせられる書き出しで、運動したらどんないいことが脳に起こるんだろう!と、全く運動していないことを棚にあげて期待に胸を膨らませ読みました。
目次はこんな感じです。
第1章 革命へようこそ―運動と脳に関するケーススタディ
第2章 学習―脳細胞を育てよう
第3章 ストレス―最大の障害
第4章 不安―パニックを避ける
第5章 うつ―気分をよくする
第6章 注意欠陥障害―注意散漫から脱け出す
第7章 依存症―セルフコントロールのしくみを再生する
第8章 ホルモンの変化―女性の脳に及ぼす影響
第9章 加齢―賢く老いる
第10章 鍛錬―脳を作る
ざっと目次をみただけでも、こんなことにもあんなことにも運動は効果があるんだと本文を読まなくてもわかると思います。そうです、もうこれは、各章、やっぱり運動は効果があるよね、運動はした方がいいよね、という結論ありきなのです。でももちろん、そんなことなんとなくわかるよ、運動がどこにどう作用して効き目があるのか知りたいよ、という方のために、本書はかなりたくさんの実験、実証、データをもとに一般の読者にもわかりやすいよう説明してくれる、とても説得力のある本でした。よく見聞きするニューロンだとかシナプスだとかのほかにもたくさんの脳科学用語(?)が出てくるので、正直ちょっと読み進めるのに時間がかかりましたし、途中ちょっと飽きたりもしましたが、ぼんやりと「運動は効果的!」といわれるよりは、ダイレクトに「運動は体を鍛えるだけでなく、脳も鍛えてくれるんだ!」、「運動しないと!」と思える良書でした。翻訳本としても、最近読んだどの翻訳本よりも大変読みやすかったです。
ひと昔前は「うつ」なんかは「心の病気」といわれていた気がします。あまり詳しくないので、間違っていたら申し訳ないのですが、なんとなく「うつ」や「不安」で日常生活に支障が出るくらいになってくると「精神的に弱い」だとか言われ、根性論でどうにかなるといった間違った認識があった気がします。しかし、本書を読むとこういった症状にも「脳」が関わっていて、今の医学では、脳内でどの物質が過剰なのか不足なのか、といったことまでが研究によってわかっているそうです。つまり、そこを改善することに注視すればよいということになり、それには適切な投薬はもちろんとしても、運動が大変効果的だということが示されているのです。これって、すごく希望のあることだと思います。あとがきで「この本で救われる人がどれほどいることでしょう。」という編集担当者の言葉がありましたが、本当にそうだと思いました。もしも、自分がこういった症状を自覚したら、「さぁ、運動だ!」とはなかなかならないと思いますので、大事なのは普段から運動を習慣にしておくということでしょう。そして、さらに希望を持てると思ったのは、脳は自ら修復機能を持っていて、それが運動で促されるということでした。やはり普段から運動を習慣に・・・(以下省略)。
「BORN TO RUN」を読んだ時にも似たような表現があったと記憶していますが、人間は走って進化してきた、人間は走るべく生まれついている、ということが本書の最後の方にも出てきます。人間が進化する過程には、例えば、生き延びるために走って逃げるなど、体を動かすということが不可欠であり、体を動かして進化してきて、それと同時に脳も進化してきたということ。「だから」というつながりが正しいかはよくわかりませんが、人間にとって運動はやめるべきではものではないんだな~と感じました。本書でも、「ソファにどっかり腰をおろすという習慣が、この100年のあいだに本能としてDNAに組み込まれたわけでもない。座ってすごすことの多い現代の生活は、わたしたちの遺伝子とも矛盾しているのだ。」とはっきり言いきっています。
さて、どんな運動が効率的かということになると、ほとんどの章で示されていたのは(各章で効果的な運動が示されている)、そこそこきついくらいの強度の有酸素運動だったと思います。(これには、いわゆる筋トレのような運動をラットにさせて実験をやるわけにはいかないなどの理由で、無酸素運動による有効な実験データが少ないといった事情があるようですが。)毎日多忙な現在を生きる私たちには、時間をかけての有酸素運動は、簡単なようで一番難しい気がしますが、本書を読み終えた方なら、「運動したいな」から「運動しなきゃ!」に意識が変わると思います。
まずは「運動すること」を習慣にしたいと思います。ある程度習慣化できたら、有酸素運動(それも強度も考えながら)、筋トレ、ヨガなのどの柔軟性を高めてくれるもののバランスを考えていけたらいいなと思いました。
良い刺激を与えてくれる素晴らしい本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4年前に購入してからずっと積んでた本。
やっと読みました。
内容はタイトルのとおり。いかに運動が心身に良いかが書かれています。脳にいい。ストレスにいい。不安にいい。パニックにいい。うつにいい。ADHDにいい。依存症にいい。PMSにいい。認知症にもいい。
しっかりとした研究結果や事例でこれでもかと説明してくれるので、説得力は凄くあります。その分ページ数は多めなので、読み切るのはちょっと大変かもw
個人的にうつの定義が的を得た説明だと感じた。
以下一部抜粋。
うつとは、希望がまったくない環境で資源を保存しようとする生存本能。おとなしくして危険に近づかないようにするためにそういう状態になる。一種の冬眠だ。 -
この本は、メンタリスト、ダイゴさんのお勧めの本です。
膨大な研究結果をもとにして、運動の効果を丁寧に説明してあるので、とても納得出来て、「運動するしかない!」となります。
運動は身体や精神そして、脳までも鍛えることができるという「やるしかない!!」ものなのです。
ぜひぜひ読んでみてください -
1年前の自分に、首をふん捕まえてでも読ませてやりたい。
「仕事が忙しくてジムに行けない...」
そんなことを言いながら運動する習慣と疎遠になり、通いたいのに通えないストレスからジムのメンバーシップも解約した結果ますます塞ぎ込み、ついには適応障害と診断されて休職することになる、その前の自分に。
やるべきことに追われて運動する暇もない、そんな状況だからこそ、逆に運動は絶対に続けなくてはいけない。
体を無理やりにでも動かすことで、脳に酸素をぶち込み、脳細胞をスパークさせることで堂々巡りの思考回路に風穴を開ける。
頭を埋め尽くすやるべきことの中から、1%の本当にやりたいことを見つけ、残りの99%の無駄を斬り捨てる判断力を取り戻す。
運動すると気分良くなるからやったほうがいいよー、なんてレベルじゃない、
あなたが運動をしなければならない理由が、これでもかという科学的根拠とともに書かれている。
運動したいけどなんかキッカケがないなぁ、ともやもやしてる人にこそぜひ読んでほしい一冊です。
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わたしの経験では、体育は運動をするものではなく、むしろ逆に運動する気をなくさせるものだった。内気な子や不器用な子、病弱な子ーつまり、運動の効果を最も得られるはずの子どもたちーが押しのけられ、ベンチでほかの子の活躍を眺めているなんて、なんと残酷な皮肉だろう。 p.41
ここまでくれば、運動が三つのレベルで学習を助けていることは十分おわかりいただけたと思う。まず、気持ちがよくなり、頭がすっきりし、注意力が高まり、やる気が出てくる。つぎに、新しい情報を記録する細胞レベルでの基盤としてニューロンどうしの結びつきを準備し、促進する。そして三つ目に、海馬の幹細胞から新しいニューロンが成長するのを促す。 p.67
有酸素運動が神経伝達物質を増やし、成長因子を送り込む新しい血管を作り、新しい細胞を生み出す一方で、複雑な動きはネットワークを強く広くして、それらをうまく使えるようにする。動きが複雑であればあるほど、シナプスの結びつきは複雑になる。また、こうしたネットワークは運動を通して作られたものではあっても、ほかの領域に動員され、思考にも使われる。ピアノを習っている子どもが算数を習得しやすいのはそのためだ。 p.70
精神が体に影響を及ぼすように、体も精神に影響を及ぼすことができる。(中略) 闘争・逃走反応の目的が、人間を行動に駆り立てることである以上、体を動かすのはストレスの悪影響を防ぐ自然な手段なのだ。ストレスに対処するために運動するのは、人類が過去数百万年かけて進化する過程で行ってきたことだ。 p.82
運動は自発的にすることなので、そのストレスは予測できるし、コントロールできる。その点が心理上、重要な意味をもっている。自分を支配しているという感覚と自信が得られるからだ。アルコールなどの副作用のある対処法に頼らなくても、ストレスをコントロールできるとわかっていれば、気持ちの切り替えがうまくなる。まず学ぶべきなのは、自分の対応力を信じることだ。 p.101
微小細胞レベルから心理レベルまで、運動は慢性ストレスの悪影響を退けるだけではない。悪影響を逆転させることができるのだ。複数の研究により、慢性のストレスにさらされているラットを運動させると、縮んでいた海馬が元の大きさに回復することがわかっている。運動が人間の思考や感情を変化させる仕組みは、ドーナツや薬やワインよりよほど効果的だ。 p.101
彼女は走ったあとは不安が軽くなることを自覚していたが、「忙しすぎて運動をやっている暇はないんです」と言った。わたしは、「逆に、無理にでも時間を作って運動するようになれば、そうした焦りは消えるから大丈夫ですよ」と諭した。 p.123
運動がすぐれているのは、日常で感じる不安に対しても、病的な不安に対しても、体と脳の両方に効果があるところだ。 p.135
不安はコントロールでき、パニックは防げるということを運動を通して学べる。それを心理学用語では自己把握といい、その力を強めていけば、不安な感情や、不安が高じて発症するうつ病に対して強力な予防策となる。意識的に自分のための行動をとるようにしていけば、自分にはそうする力があることに気づき始める。それを繰り返せば、大きな効果が期待できる。 p.138
抗不安剤と運動を併用する場合と、薬だけを用いる治療には大きな違いがある。ベンゾジアゼピンのような薬ーあるいは、自己流で治療している人にとってはアルコールーは、不安をすぐに鎮めてくれるが、それを飲んでいても恐怖に対して別の反応ができるようにはならない。不安障害の人は往々にして、自分が人生になにを望んでいるのか、なにを選ぶべきかを考えることができない。実際、慢性的に不安を抱える人の大半が望むのは、不安になりたくないということだけだ。運動は、彼らがなにかに"向かって"動くことを後押しする。 p.139
眠れないのなら、毎朝、夜明けとともに散歩に出よう。犬を散歩させ、生活リズムを変えよう。うつに背を向けて走るのだ。人生がかかっている覚悟で、一四〇〇キロカロリーを燃焼させ、問題を根から摘みとろう。 p.177
運動に即効性はないが、なんとしても、脳をふたたび作動させなければならない。体が動き始めたら脳も動かざるを得なくなる。これは段階的に進めていくものであり、最善の戦略はともかく最初の一歩を踏み出し、さらに大きな一歩を踏み出すことだ。最初はゆっくりと始め、積み重ねていこう。うつとは、本質的には、なにに対しても動こうとしない状態だ。運動はこの否定的な信号を反転させ、脳を騙して冬眠から目覚めさせるのだ。 p.177
ほとんどの依存症者は、これまで自分が人生をどれほど損なってきたかを考え出すと、自分にはなにもコントロールできないと思うようになり、ましてや自制して依存を断つことはとてもできそうにないように思えてくる。しかし運動は、依存症者のそのような低い自己評価に強い影響を及ぼす。体を動かし、主体的に新たな目的に挑戦し、それを達成できれば、自分をコントロールできるという自信が生まれ、それは生活のほかの面にも広がっていくのだ。 p.237
必要な運動量は、当然ながら依存の深刻度によって異なるが、依存を完全に断ちたいのであれば、週に五日、三〇分のハードな有酸素運動というのが最低ラインだ。できれば毎日、体を動かした方がいい。運動は前向きなことに目を向けさせ、心を埋めてくれるからだ。 p.239
孤独と運動不足は、細胞の死のスパイラルをさらに助長し、脳を萎縮させる。 p.281
わたしが望むのは、本書で述べてきたことすべてがあなたを勇気づけ、あなたがテレビのリモコンのかわりにジム用のバッグを握り、スポーツを観戦する側ではなくフィールドに立つ側になってくれることだ。 p.337
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ビジネス書評
読書レベル 中級
ボリューム 341頁
読みやすさ ★★★★★
知識・教養 ★★★★★★!
理解度 ★★★
実現度 ★★★★
影響度 ★★★★★★
一言感想:
運動モチベーションを高めたい方にオススメの一冊です。運動習慣を身につけるための教科書ですね、これは!
本書では、科学的根拠に基づいて学習効率UP、ストレス解消、不安解消、ホルモンバランスの乱れへの対策など、目的別に脳を鍛える運動法(筋トレ、ランニング、ヨガ、スイミング、ダンス、テニスなど)が提示されています。
なかなか運動モチベーションが続かない方は、ぜひ本書に触れてみてはいかがでしょうか。分厚い本ですが、脳を鍛えたい目的別に運動方法だけ確認するのみでも十分参考になると思います。 -
うつ病を患い、樺沢紫苑先生のおすすめ本ということで本書を手に取った。
運動することによりBDNFほかの分泌により、うつが良くなったり、脳が活性化されたりすると分かった。
ある程度の強度のある運動をしないと効果は表れないとのことだが、散歩でも全く効果はないわけではないとのことなので、まずは散歩から始めてみようと思った。 -
グルタミン酸とガンマアミノ酪酸(GABA)が脳内の信号送信の約80%を担っている。グルタミン酸は、ニューロンの活動を活発にして信号の連鎖的反応を始動させ、それまで結合したことのないニューロンの間に信号を送り、結合を促進する。GABAはその活動を抑える。
運動によってすべての神経伝達物質が調整される。ノルアドレナリンが急増し、脳を目覚めさせて働き出す。ドーパミンが放出されることによって気分を前向きにし、幸福感を高め、注意システムが活性化される。習慣的に運動すると、ドーパミン受容体を作る酵素が生成されて受容体そのものが多くなり、何かを成し遂げた時により強い満足感を得られる得られるようになる。セロトニンによって気分や衝動が調整され、コルチゾールを中和してストレスを抑え、学習に重要な前頭前野と海馬のつながりを細胞レベルで調整する。
脳由来神経栄養因子(BDNF)はニューロンの結合と成長を促す肥料のようなもので、海馬などの気分をコントロールする部位でコルチゾールの攻撃からニューロンを守っている。BDNFはコルチゾールが増えすぎると減るが、運動によって増加する。
運動によって得られる健康上のメリット
・血管の内壁を形成する内皮細胞の生成が促され、血管ネットワークを拡張し、予備のルートを作って血管が詰まるのを防ぐ。一酸化窒素が取り込まれて血管が拡張され、血流が増加する。それによって、脳の動脈が硬くなるのが予防され、血管のダメージも修復される。
・全身のインスリンが調整され、脳ではシナプスの可塑性が高まる。余剰のグルコースが消費され、減少したBDNFが盛んに供給される。
・カロリーを燃焼し、食欲を抑えることによって肥満を防ぐことができる。
・細胞にダメージを与える過剰なコルチゾールやグルコース、フリーラジカル、グルタミン酸を抑える。細胞の傷を修復するための有用なタンパク質を生成して劣化を遅らせる。
・免疫系の抗体とリンパ球を活性化し、免疫系のバランスを回復して炎症を抑える。
・骨の自然な減少を抑えて、骨粗鬆症を予防する。
・ドーパミンの減少を予防し、ニューロン間の繋がりを強めて意欲を高める。
・ニューロンのつながりを強め、より多くのシナプスを作って回路網を拡張し、海馬の中でニューロンの親となる幹細胞を生み出す。脳の成長に欠かせない栄養因子を盛んに供給する。これらによって、学習、記憶、高度な思考、感情のコントロールが上手くできるようになる。
ウォーキングレベルの運動をすると、脂肪が燃料として燃やされ、代謝が盛んになる。血流が増すことで、セロトニンや BDNFなどの栄養因子が生成される。ノルアドレナリンやドーパミンが調整され、忍耐強さ、楽観性、集中力、やる気を高めることができる。
ジョギングレベルの運動をすると、グルコースも燃やされ、筋肉組織は微小断裂を起こす。筋肉の細胞分裂が促進されて、より多くの血管が作られる。また、ニューロンのつながりが強められ、その新生も促される。脳細胞の内側では、フリーラジカルやDNAの破片、細胞の破壊をもたらす炎症因子が除去される。血中にアドレナリンが放出される。視床下部・下垂体・副腎(HPA)軸が活性化され、ストレスに強くなる。免疫も強化される。心筋で心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)が合成されて脳内に運ばれ、ストレス反応が緩和される。
無酸素運動をすると、下垂体からヒト成長ホルモン(HGH)が放出される。腹部の脂肪を燃焼させ、筋肉繊維の層を作り、脳の容量を増やして学習能力を向上させる。 -
運動によって脳がどのように改善されるのかが、具体的な事例とともに紹介されている。
大きなサイズで345ページ、結構なボリュームのある本だ。一、二、九、十章は誰しもが読むべきだと思う。しかしそれ以外の三〜八章は目次を見て、自分の興味のあるページだけを読めば十分なのではないだろうか。
様々な事例に対してどのような運動を行うのが効果的かが各章で述べられているが、基本的な部分は大体同じようなものだった。1日に20〜30分の有酸素運動を行うことが最低ラインで、もしできたら激しい運動や技能を伴うもの(球技や武道など)も行うことが望ましいとされている。
もともと運動が身体に良いことは知っていたが、脳への影響がこんなにも大きいとは思わなかった。有酸素運動が海馬を育てて記憶力を高めたり、扁桃体を変化させて長期的なストレス耐性を高めたりするということを今回初めて知りとても驚いた。
良い本だが、参考文献一覧と索引が載っていないことだけ気になった。 -
もう何回目かわからんぐらいの再々々・・・・読ぐらい繰り返し読んでます。
とにかくタイトルの通り運動して脳を鍛えましょう、っていうそのまんまの内容です。この「脳を鍛える」っていうのは、学力向上はもちろん、抗ストレス、鬱のような精神疾患全般、依存症、アンチエイジングにも効果があるよって教えてくれます。しかも副作用なしで。すばらしい。
ここでいうところの運動とは、第一にランニング、ウォーキング、縄跳びなどの有酸素運動。あとはテニスとかスカッシュとか複雑な動きが必要なスポーツ。さらにダンス、ヨガ、ロッククライミング、太極拳などの武道も。
刊行されてからずいぶん経つので、データとかはちょっと古いかもしれませんが。読み終わると、もう走るしかない!と思えます。
ただ、何回目でも、この本を読むのは苦戦しました。 -
学習、ストレス・不安の軽減、抗うつ、注意欠陥障害や依存症解消、ホルモン変化や加齢の対処、鍛錬について、各章で長年の研究・テストでの成果を元にして説明。
なににおいても運動は脳の機能を最善にする唯一にして最強の手段であることを結論づけている。
どの程度運動すればいいかについてはまだわからないらしいが、まず健康になることを目指す、自分への挑戦を続けることが大切である。
まさにタイトルの通りであり、納得!
151冊目読了。
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脳由来神経栄養因子(BDNF)がニューロンの結びつきを強化する。
→運動によって生成される。
→最大心拍数の7-80%の激しい運動をすることで、血液が脳にいきわたり鋭い思考・複雑な分析ができる。
また、運動によって適度なストレスがかかると遺伝子が活性化される。
→たんぱく質が生成される。
(過度な)不安は体をこわばらせてしまう。
→運動により筋肉の緊張がゆるむことで脳に不安をフィードバックする流れが断ち切れる。
=体が落ちついていれば脳は心配をしにくくなる。
<運動計画>
・高用量
→週に体重(㎏)÷0.454(㎏/pond)×8(kcal/pond)のエネルギーを消費する運動を30分程度毎日続ける。
・低用量
→上記と同じ運動を80分/週行う。
cf.運動の強度
・低強度…最大心拍数の55-65%→ウォーキングなど
・中強度…最大心拍数の65-75%→ジョギング
(アドレナリンも放出される)
・高強度…最大心拍数の75-90%→ランニング、インターバルトレーニングなど
(エンドルフィン、エンドカンナビノイド、ANPも放出される)
ちなみに、エンドルフィンはモルヒネみたいな鎮痛・鎮静効果をもたらすもので、エンドカンナビノイドはマリファナみたいな快楽をもたらすもの。
<食事計画>
軽いもので体にいいものを食べる。
e.g.)オメガ3脂肪酸・ビタミンD・ビタミンB9(葉酸)
実行がなかなかできていないので評価は4。 -
もともと運動は大好きで、色々やっていたが、仕事の忙しさとともに時間を減らしたら、却って仕事の効率は落ちるし、イライラするしで、悪い事ずくめに。そんな折、妻の勧めで始めたランニングがことのほか、ストレスを軽減してくれて、仕事も私生活も前向きに捉えるようになった。そんな自分の経験が、医学的に専門的に実証されていて、『あ、やっぱり』と納得させられる内容だった。欝や不安神経症に悩む近しい人間にこの本をぜひとも薦めたい。
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勝間塾課題図書として読みましたが、この本は皆に読むことをお薦めしたいです。
分厚い書籍で言っていることはただ一つ、「走れ」。
うつ病、アルツハイマー、無気力、疲れやすい、etc...
こんな症状の人はとにかくまずこの本を読んでみて、自分を発奮させてみて下さい。
この本の内容の信頼が置けるのは、きちんと実験を行い、その結果から結論を導いていること。
私はこの本をきっかけに、これまでの月1のフットサル以外に、週1回のジム通いの復活、フットサル・ジム以外の日は家で茂木健一郎さん教え「男は1日1回床と勝負しろ」(腕立て、腹筋、スクワット)を行うようにしました。
そのお陰か、やり始めて2週間ちょっと、以前より気分的にも体調的にも良くなったような気がしてます。 -
有酸素運動は脳を強くする。運動することで海馬でニューロンの元になる幹細胞をたくさん作れるようになる。ニューロンの成長や誕生に欠かせない栄養因子も供給されやすくなる。
認知症、発達障害、鬱、更年期障害老化などほとんど全ての脳由来の症状が、週3日、30分の有酸素運動をすることで解決の糸口が見つかる。大事なことは心血関係を強くする。ストレスの閾値を上げる。意欲を高める。気分を明るくする。免疫系を強化する。骨粗鬆症を予防すること。運動できる体作り。
運動と言っても心拍数を上げることが狙い。最大心拍数の60〜70%を保って運動すると認識の柔軟性が向上する。有酸素運動30分。週3回を6か月でも前頭前野の皮質量が増える効果あり。
最大心拍数は220➖年齢
BDNF脳由来神経栄養因子が新たなニューロンを作る為の重要な要素。
BDNFはシナプスの近くの貯蔵庫に蓄えられ、血流が盛んになると放出される。その際には体内の多くのホルモンが召集され、そのプロセスを手助けする。
新しく生まれたニューロンはおよそ28日以内に使われなければ死んでいく。
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脳に栄養をおくるには血流でおくるしかない。
又、栄養を脳にためておけないとの事。
その為定期的に心拍を上げて脳に栄養(本書では鍛える)をおくる必要があると感じた。
運動のメインは脳に栄養をおくる事、その副産物として筋肉がつくと記載ありインパクトがあった。
認知症やがん予防にも繋がるとなれば運動しない理由がみあたらない。
運動意識を高める本書であった。 -
前々から、みんな運動すればストレスとか病気とかなくなって色んな社会問題解決できるんじゃない?と考えてた自分にとって最強のエビデンスに出逢えたと思った。
記憶力向上、ホルモンバランスや妊婦の運動については初めてきちんと知った。ヨガやウエイトトレーニングよりも有酸素の方が様々にメリットがあるという話も、面白かった。 -
思いの外、得るものがあったが、いかんせん要らない例示が多過ぎる。学会か何かの論文のまんまのところは退屈。
人生において成功するために、神は人にふたつの手段を与えた。教育と運動である。
しかし、前者によって魂を鍛え、後者によって体を鍛えよ、ということではない。その両方で、魂と体の両方を鍛えよ、というのが神の教えだ。このふたつの手段によって、人は完璧な存在となる。 -プラトン
運動で爽快な気分になるのは、心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからなのだ。
筋力や心肺機能を高めることは、むしろ運動の副次的効果に過ぎない。
運動をして脳の準備を整えてから、机に向かってなにか新しいことを覚えようとすると、脳に入ってくる刺激がニューロンの結合を強めていく。そうしてできた脳の回路は、情報が何度も通ることでさらに強くなる。
授業前に運動することで読解力やほかの成績が上がる
一番苦手とする教科を体育の直後に受ける
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でもアスリートが概して頭が良いとも思えないので、相関はないと思う⁈ -
ある尊敬する方から貸して頂いた本。とてーも面白かったです。この本のメッセージは明確で以下3つだと思います。
①脳と体は繋がっているため、体を鍛えることによって脳が鍛えられること
②脳を鍛えることによって、心の状態が改善すること
③だからみんな、運動しよう!
こんな感じでした。この3つのメッセージを伝えるために、世界中の論文(主にアメリカ)を引用し、生物学的、生態学的、社会学的、そして多くの事例から運動することによる重要性と有効性を訴えています。身体を鍛えることによって脳が鍛えられるメカニズムは微細に記載されていることによって逆に分かりにくくなってしまっている印象を素人目では受けましたが(笑)、大まかに言えば以下の3つだと思います。
①運動すると血流が良くなって脳に酸素などの栄養素が多く入る
②運動(特に有酸素運動)をすると、体中の筋肉や心房でBDNF(脳由来神経栄養因子)やANP(心房性ナトリウム利尿ペプチド)といったタンパク質やホルモンが作られ、それが血流の良くなった血液に乗って脳に入る⇒結果的に頭がよくなる
③運動すると脳細胞に適度なストレスがかかり、運動終了後に脳に「ストレスを自分の力で乗り越えた」という経験がインプットされ、緊張したりして心拍数が上がっても脳と気持ちが安定する
細かく言えば、コルチゾールがどうのこうのや、セロトニンがどーのこーのと言う風に書いてあったんですが、ちょっと細かすぎて分かりませんでした(笑)それよりも大まかに身体と心が繋がっており、運動によって心のありようが改善される、ということだけ知れば、十分だと思いました。
なんとなーく、運動は身体によい、というイメージだけありましたが、ここまで理詰めされると逆に信じないわけにいかないというか、今まで持っていた感覚が科学によって裏付けされたような、そんな感覚が得られる本。良書です。 -
オーディブルにて。
メンタリストDaigoがおすすめしていたので読んでみた。有酸素運動の心拍数が重要ということがわかったので、ジムでトレッドミルをする時に意識したい。 -
運動は脳を最善にする唯一にして最強の手段
著者プロフィール
野中香方子の作品
