脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
- NHK出版 (2009年3月20日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140813539
作品紹介・あらすじ
最新科学でわかった脳細胞の増やし方。
感想・レビュー・書評
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この本は、メンタリスト、ダイゴさんのお勧めの本です。
膨大な研究結果をもとにして、運動の効果を丁寧に説明してあるので、とても納得出来て、「運動するしかない!」となります。
運動は身体や精神そして、脳までも鍛えることができるという「やるしかない!!」ものなのです。
ぜひぜひ読んでみてください詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たくさんの脳の本を読んできたが、この本ほど衝撃的な本は無い。
何が衝撃的かというと、運動による脳内の科学を解き明かしてくれた
実験結果の量の多さ。
これを読めば、走らずにいれなくなります。
私はこの本をきっかけに、ジョギング習慣が身につきました。 -
運動によって脳がどのように改善されるのかが、具体的な事例とともに紹介されている。
大きなサイズで345ページ、結構なボリュームのある本だ。一、二、九、十章は誰しもが読むべきだと思う。しかしそれ以外の三〜八章は目次を見て、自分の興味のあるページだけを読めば十分なのではないだろうか。
様々な事例に対してどのような運動を行うのが効果的かが各章で述べられているが、基本的な部分は大体同じようなものだった。1日に20〜30分の有酸素運動を行うことが最低ラインで、もしできたら激しい運動や技能を伴うもの(球技や武道など)も行うことが望ましいとされている。
もともと運動が身体に良いことは知っていたが、脳への影響がこんなにも大きいとは思わなかった。有酸素運動が海馬を育てて記憶力を高めたり、扁桃体を変化させて長期的なストレス耐性を高めたりするということを今回初めて知りとても驚いた。
素晴らしい本だが、参考文献一覧と索引が載っていないことだけ気になった。 -
学習、ストレス・不安の軽減、抗うつ、注意欠陥障害や依存症解消、ホルモン変化や加齢の対処、鍛錬について、各章で長年の研究・テストでの成果を元にして説明。
なににおいても運動は脳の機能を最善にする唯一にして最強の手段であることを結論づけている。
どの程度運動すればいいかについてはまだわからないらしいが、まず健康になることを目指す、自分への挑戦を続けることが大切である。
まさにタイトルの通りであり、納得!
151冊目読了。
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もともと運動は大好きで、色々やっていたが、仕事の忙しさとともに時間を減らしたら、却って仕事の効率は落ちるし、イライラするしで、悪い事ずくめに。そんな折、妻の勧めで始めたランニングがことのほか、ストレスを軽減してくれて、仕事も私生活も前向きに捉えるようになった。そんな自分の経験が、医学的に専門的に実証されていて、『あ、やっぱり』と納得させられる内容だった。欝や不安神経症に悩む近しい人間にこの本をぜひとも薦めたい。
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勝間塾課題図書として読みましたが、この本は皆に読むことをお薦めしたいです。
分厚い書籍で言っていることはただ一つ、「走れ」。
うつ病、アルツハイマー、無気力、疲れやすい、etc...
こんな症状の人はとにかくまずこの本を読んでみて、自分を発奮させてみて下さい。
この本の内容の信頼が置けるのは、きちんと実験を行い、その結果から結論を導いていること。
私はこの本をきっかけに、これまでの月1のフットサル以外に、週1回のジム通いの復活、フットサル・ジム以外の日は家で茂木健一郎さん教え「男は1日1回床と勝負しろ」(腕立て、腹筋、スクワット)を行うようにしました。
そのお陰か、やり始めて2週間ちょっと、以前より気分的にも体調的にも良くなったような気がしてます。 -
前々から、みんな運動すればストレスとか病気とかなくなって色んな社会問題解決できるんじゃない?と考えてた自分にとって最強のエビデンスに出逢えたと思った。
記憶力向上、ホルモンバランスや妊婦の運動については初めてきちんと知った。ヨガやウエイトトレーニングよりも有酸素の方が様々にメリットがあるという話も、面白かった。 -
脳由来神経栄養因子(BDNF)がニューロンの結びつきを強化する。
→運動によって生成される。
→最大心拍数の7-80%の激しい運動をすることで、血液が脳にいきわたり鋭い思考・複雑な分析ができる。
また、運動によって適度なストレスがかかると遺伝子が活性化される。
→たんぱく質が生成される。
(過度な)不安は体をこわばらせてしまう。
→運動により筋肉の緊張がゆるむことで脳に不安をフィードバックする流れが断ち切れる。
=体が落ちついていれば脳は心配をしにくくなる。
<運動計画>
・高用量
→週に体重(㎏)÷0.454(㎏/pond)×8(kcal/pond)のエネルギーを消費する運動を30分程度毎日続ける。
・低用量
→上記と同じ運動を80分/週行う。
cf.運動の強度
・低強度…最大心拍数の55-65%→ウォーキングなど
・中強度…最大心拍数の65-75%→ジョギング
(アドレナリンも放出される)
・高強度…最大心拍数の75-90%→ランニング、インターバルトレーニングなど
(エンドルフィン、エンドカンナビノイド、ANPも放出される)
ちなみに、エンドルフィンはモルヒネみたいな鎮痛・鎮静効果をもたらすもので、エンドカンナビノイドはマリファナみたいな快楽をもたらすもの。
<食事計画>
軽いもので体にいいものを食べる。
e.g.)オメガ3脂肪酸・ビタミンD・ビタミンB9(葉酸)
実行がなかなかできていないので評価は4。 -
思いの外、得るものがあったが、いかんせん要らない例示が多過ぎる。学会か何かの論文のまんまのところは退屈。
人生において成功するために、神は人にふたつの手段を与えた。教育と運動である。
しかし、前者によって魂を鍛え、後者によって体を鍛えよ、ということではない。その両方で、魂と体の両方を鍛えよ、というのが神の教えだ。このふたつの手段によって、人は完璧な存在となる。 -プラトン
運動で爽快な気分になるのは、心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからなのだ。
筋力や心肺機能を高めることは、むしろ運動の副次的効果に過ぎない。
運動をして脳の準備を整えてから、机に向かってなにか新しいことを覚えようとすると、脳に入ってくる刺激がニューロンの結合を強めていく。そうしてできた脳の回路は、情報が何度も通ることでさらに強くなる。
授業前に運動することで読解力やほかの成績が上がる
一番苦手とする教科を体育の直後に受ける
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でもアスリートが概して頭が良いとも思えないので、相関はないと思う⁈
ジョンJ.レイティの作品
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