脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方

  • NHK出版
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レビュー : 313
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140813539

作品紹介・あらすじ

最新科学でわかった脳細胞の増やし方。

感想・レビュー・書評

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  • たくさんの脳の本を読んできたが、この本ほど衝撃的な本は無い。
    何が衝撃的かというと、運動による脳内の科学を解き明かしてくれた
    実験結果の量の多さ。
    これを読めば、走らずにいれなくなります。
    私はこの本をきっかけに、ジョギング習慣が身につきました。

  • 運動によって脳がどのように改善されるのかが、具体的な事例とともに紹介されている。
    大きなサイズで345ページ、結構なボリュームのある本だ。一、二、九、十章は誰しもが読むべきだと思う。しかしそれ以外の三〜八章は目次を見て、自分の興味のあるページだけを読めば十分なのではないだろうか。以下に目次を引用する。
    第一章 革命へようこそー運動と脳に関するケーススタディ
    第二章 学習ー脳細胞を育てよう
    第三章 ストレスー最大の障害
    第四章 不安ーパニックを避ける
    第五章 うつー気分をよくする
    第六章 注意欠陥障害ー注意散漫から抜け出す
    第七章 依存症ーセルフコントロールのしくみを再生する
    第八章 ホルモンの変化ー女性の脳に及ぼす影響
    第九章 加齢ー賢く老いる
    第十章 鍛錬ー脳を作る
    様々な事例に対してどのような運動を行うのが効果的かが各章で述べられているが、基本的な部分は大体同じようなものだった。1日に20〜30分の有酸素運動を行うことが最低ラインで、もしできたら激しい運動や技能を伴うもの(球技や武道など)も行うことが望ましいとされている。
    もともと運動が身体に良いことは知っていたが、脳への影響がこんなにも大きいとは思わなかった。有酸素運動が海馬を育てて記憶力を高めたり、扁桃体を変化させて長期的なストレス耐性を高めたりするということを今回初めて知りとても驚いた。
    非常に素晴らしい本だが2つだけ気になった点がある。参考文献一覧と索引が載っていないのだ。確かに本文中に挙げられている研究に関しては研究者や研究機関の名前、研究が行われた時期などが書かれている。しかし本書の内容について更に理解を深めるためにはやはり不便さが否めない。手間のかかる事だとは思うが、改善してもらえると嬉しい。

  • もともと運動は大好きで、色々やっていたが、仕事の忙しさとともに時間を減らしたら、却って仕事の効率は落ちるし、イライラするしで、悪い事ずくめに。そんな折、妻の勧めで始めたランニングがことのほか、ストレスを軽減してくれて、仕事も私生活も前向きに捉えるようになった。そんな自分の経験が、医学的に専門的に実証されていて、『あ、やっぱり』と納得させられる内容だった。欝や不安神経症に悩む近しい人間にこの本をぜひとも薦めたい。

  • 思いの外、得るものがあったが、いかんせん要らない例示が多過ぎる。学会か何かの論文のまんまのところは退屈。

    人生において成功するために、神は人にふたつの手段を与えた。教育と運動である。
    しかし、前者によって魂を鍛え、後者によって体を鍛えよ、ということではない。その両方で、魂と体の両方を鍛えよ、というのが神の教えだ。このふたつの手段によって、人は完璧な存在となる。 -プラトン

    運動で爽快な気分になるのは、心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるからなのだ。

    筋力や心肺機能を高めることは、むしろ運動の副次的効果に過ぎない。

    運動をして脳の準備を整えてから、机に向かってなにか新しいことを覚えようとすると、脳に入ってくる刺激がニューロンの結合を強めていく。そうしてできた脳の回路は、情報が何度も通ることでさらに強くなる。

    授業前に運動することで読解力やほかの成績が上がる

    一番苦手とする教科を体育の直後に受ける

    ######
    でもアスリートが概して頭が良いとも思えないので、相関はないと思う⁈

    • とんがりさん
      確かに、読んでいて長すぎるなあと数回思いました
      確かに、読んでいて長すぎるなあと数回思いました
      2018/05/13
  • 勝間塾課題図書として読みましたが、この本は皆に読むことをお薦めしたいです。

    分厚い書籍で言っていることはただ一つ、「走れ」。
    うつ病、アルツハイマー、無気力、疲れやすい、etc...
    こんな症状の人はとにかくまずこの本を読んでみて、自分を発奮させてみて下さい。

    この本の内容の信頼が置けるのは、きちんと実験を行い、その結果から結論を導いていること。

    私はこの本をきっかけに、これまでの月1のフットサル以外に、週1回のジム通いの復活、フットサル・ジム以外の日は家で茂木健一郎さん教え「男は1日1回床と勝負しろ」(腕立て、腹筋、スクワット)を行うようにしました。

    そのお陰か、やり始めて2週間ちょっと、以前より気分的にも体調的にも良くなったような気がしてます。

  • 医学博士による、運動が脳に与える恩恵について書かれている本。運動によって脳細胞が増える、再生することを発見したのは我々にとって、とても明るいニュースだ。
    【瞬読アウトプット57冊目毎分4000文字】
    症例を上げて、どのように運動によって改善されたかを記している。運動はストレスを減らしパニックを落ち着かせうつを治す。依存から気をそらさせるのにも有効。ADHDでも、運動で改善が見られる。ホルモンの変化、PMSや閉経などでもホルモン補充療法と同等の効果がある(副作用なし。ホルモン補充療法は癌になる確率が上がる)
    妊娠中でも、運動は健康の役に立つ。胎児の能力向上、母親の産後うつなどを予防など。
    【運動の効能】
    認知症の予防、心血管を強くする、気分を良くする、肥満を防ぐ。血糖値、コレステロール値を下げる。ストレスの閾値を上げる。免疫系の強化。骨を強くする。やる気が出る。
    一週間に4日、30〜60分のウォーキング(有酸素運動)
    週2日、筋トレ、柔軟性(ストレッチやヨガ)
    (年齢や、体調、症状などによる)
    やり続けることが大事

  • 脳由来神経栄養因子(BDNF)がニューロンの結びつきを強化する。
    →運動によって生成される。
    →最大心拍数の7-80%の激しい運動をすることで、血液が脳にいきわたり鋭い思考・複雑な分析ができる。

    また、運動によって適度なストレスがかかると遺伝子が活性化される。
    →たんぱく質が生成される。

    (過度な)不安は体をこわばらせてしまう。
    →運動により筋肉の緊張がゆるむことで脳に不安をフィードバックする流れが断ち切れる。
    =体が落ちついていれば脳は心配をしにくくなる。

    <運動計画>
    ・高用量
    →週に体重(㎏)÷0.454(㎏/pond)×8(kcal/pond)のエネルギーを消費する運動を30分程度毎日続ける。
    ・低用量
    →上記と同じ運動を80分/週行う。
    cf.運動の強度
    ・低強度…最大心拍数の55-65%→ウォーキングなど
    ・中強度…最大心拍数の65-75%→ジョギング
         (アドレナリンも放出される)
    ・高強度…最大心拍数の75-90%→ランニング、インターバルトレーニングなど
         (エンドルフィン、エンドカンナビノイド、ANPも放出される)
    ちなみに、エンドルフィンはモルヒネみたいな鎮痛・鎮静効果をもたらすもので、エンドカンナビノイドはマリファナみたいな快楽をもたらすもの。

    <食事計画>
    軽いもので体にいいものを食べる。
    e.g.)オメガ3脂肪酸・ビタミンD・ビタミンB9(葉酸)


    実行がなかなかできていないので評価は4。

  • 運動をすることは、ストレス解消や集中力を高めるだけでなく、小さい子供からお年寄りまですると効果的であるらしく、子供に関しては運動をしている子の方が成績がよくなる。
    またお年寄りが運動すると脳が若返るり、老後も明晰な頭脳を保って明るい気分で過ごせる。
    うつや発達障害、ADHDにも運動は効果的であり、薬と同等またはそれ以上の効果がある。
    女性に関しては妊娠中運動すると買いこい赤ちゃんが生まれ、また更年期においては更年期障害を乗り切れる。

    もう、本書を読んだら動きたくないけど、動くしかないと思いました

  • ハーバード大学精神医学准教授である著者による、運動と脳の関係に関する本。
    人間のライフステージに応じた運動と脳活動(学習、精神、ホルモン、加齢など)の関連性が、これまでの研究データを用いて強調されている。
    分子レベルの解明と、介入・疫学研究が解説されており大変わかりやすく、読む前に想像していたよりも遥かに説得力のある、論理的な本で勉強になった。そして何より『運動するしかない』と思った。

    また精神医学博士ということで、精神疾患(不安障害、うつ、ADHD、依存症)と運動との関連性を各章ごとに詳細に、筆者の具体的な経験症例をふまえて述べている点が興味深かった。

    特にわかりやすかったポイントをあげておく。

    ・有酸素運動によってなぜすっきりするのか。大変わかりやすかった。
    →有酸素運動によって脂肪が分解され、遊離脂肪酸が血中のトリプトファンと結合したアルブミンを遊離させることでトリプトファンが血液脳関門を通り抜けることでセロトニンが増加する。これにより不安軽減、落ち着きがもたらされる。またGABA分泌も生じるため、抑制がはたらく。さらに心拍数の増大により心筋細胞が辛抱性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)を生成すると過度の興奮にブレーキがかけられストレス反応が抑制される。

    ・ADHDのシャドー・シンドローム(障害というほどではない個人的性格の傾向)という言葉を知らなかったが、当てはまる人は社会に(多少組織によって偏りがあると思うが)多いのではないか。注意システムの回路調節にはたらくノルアドレナリンとドーパミンが治療のターゲット。この注意システムのどこかの部分が障害されると症状がでる。そのため同じADHDでも症状は千差万別。青斑核(概日リズムと関係がある)で作られたノルアドレナリンを運ぶ軸索は、腹側被蓋領域(VTA)から伸びているドーパミンを運ぶ軸索とともに扁桃体のニューロンに結合している。扁桃体が刺激に敏感すぎるとパニック発作がおきる。ドーパミンは側坐核(報酬中枢)に信号を運んでおり、ここが壊れると、すぐに満足が得られるものを求める「現在に囚われる人」となってしまう。

  • 最大心拍数の80~90%で短時間運動すると、脳が良く働いて勉強が進む。
    60%程度で35分運動すると、脳の柔軟性が高まる。

    運動には技術の習得と有酸素運動の両方が必要。

    ブロッコリーなどの抗酸化物質が体にいいのは、有害成分も含んでいるから。有害成分というストレスが人間を強くする。ストレスがなければ強くなれない。

    毎日10キロ、ウエイトをする日は5キロ走る。ADHDが治る。
    朝いちばんでトレーニングすると頭脳が明晰に働く。

    依存を抑えるには、週5日30分以上の運動をする。
    週2回筋トレをする。週2回強めの有酸素運動をする。
    バランスを鍛える運動をする。

    一日おきに小食にする=細胞は適度なストレスを科されると抵抗力を増す。1時間運動するのも同じ。

    インターバルトレーニング、無酸素運動で成長ホルモンが放出される。
    全力疾走がHGHを増やす。短い全力疾走を1か月続けると体重が落ちる。週二回、20~30秒の全力疾走を5回。
    2日続けて休まない。

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