BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族"

  • NHK出版
4.13
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本棚登録 : 1833
感想 : 271
  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140814147

作品紹介・あらすじ

この冒険は、たったひとつの疑問からはじまった。「どうして私の足は走ると痛むのか?」その答えを探すなかでクリストファー・マクドゥーガルは世界でもっとも偉大な長距離ランナー、タラウマラ族に行きつく。その過程でわかったこと-わたしたちがランニングについて知っていることはどれもすべてまちがいだ-メキシコの秘境を彷徨う謎の白馬、現代社会と隔絶して暮らす"走る民族"、素足で峡谷を走り抜けるベアフット・ランナー、数時間走り続けて獲物を狩る現代のランニングマン、過酷な地形を24時間走り続けるウルトラランナーたち、そして、世界が見逃した史上最高のウルトラレース…全米20万人の走りを変えた、ニューヨークタイムズ・ベストセラー。

感想・レビュー・書評

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  • クリストファー・マクドゥーガルさんの作品。
    フルマラソンの教本を探す中で、何となく見かけてはいた。
    改めて気になり、オーディオリスニングにて購入、読了。

    この本、半端なくめちゃくちゃオモロイ。
    現代社会から孤立したメキシコの走る部族VS現代最強のマラソンランナーという構図、こんな面白い設定があるだろうか。
    しかもこれが小説でなく、なんとノンフィクションなのだ。
    作者にとっては記者生命をかけた取材だったと思うが、それに値する作品に仕上がっているように思う。

    私自身フルマラソンを趣味にしているのだが、ランナーにとっては必読の本だと思う。
    ランニングをしながらオーディオリスニングでコレを聞くと、テンションの上がり方がとめどない(笑)
    今までは考えたことが無かったウルトラマラソンも、いつか挑戦してみたいと思った。

    個人的には中盤のアン・トレイソンとの対決が一番熱くなった。
    マラソンの方法に対する内容、例えば「ランニング障害はランニングシューズ引き起こしていて、裸足に近い状態で走る方が良い」等は、部分的には理解できるものの、かなり大胆な手法のためそのまま取り入れようとまでは思えなかった。
    ランニング教本として読む本ではなく、純粋にそのストーリーを味わう本であるように思う。

    タラウマラ族の文化もとても素敵だと思った。
    見返りを求めずに人に親切にする文化、そしてそれで成り立っている生活。
    きっと幸せなんだろうなと。
    現代社会が忘れてしまった何かが、そこにはある気がする。

    ちょっと本質とは異なるが、普段洋書を読まないので独特な言い回し?表現?アメリカンジョーク?の違いを感じた。
    全然読めないことは無いけれど。

    尋常ではなく心に残ったセリフ。
    「人は年をとるから走るのをやめるのではない、走るのをやめるから年をとるのだ。」
    こんな格好良い言葉が他にあるだろうか。
    今後の人生の要所要所で使っていきたい(笑)

    オーディオリスニングで読んでしまったので、改めて本を購入したいと思う。

    内容(「BOOK」データベースより)
    この冒険は、たったひとつの疑問からはじまった。「どうして私の足は走ると痛むのか?」その答えを探すなかでクリストファー・マクドゥーガルは世界でもっとも偉大な長距離ランナー、タラウマラ族に行きつく。その過程でわかったこと―わたしたちがランニングについて知っていることはどれもすべてまちがいだ―メキシコの秘境を彷徨う謎の白馬、現代社会と隔絶して暮らす“走る民族”、素足で峡谷を走り抜けるベアフット・ランナー、数時間走り続けて獲物を狩る現代のランニングマン、過酷な地形を24時間走り続けるウルトラランナーたち、そして、世界が見逃した史上最高のウルトラレース…全米20万人の走りを変えた、ニューヨークタイムズ・ベストセラー。

  • トレイルランニングやウルトラマラソン有段者のキレっぷりが描かれ、競技の楽しさが伝わってくる一冊です。森の中を裸足で走ってみたくなります。取っ付きにくい文章だし、中盤で少々中だるみしますがレースの描写は最高。最後のレースも圧巻です。「スニーカーは足の故障の原因だ、ナ○キもわかってる」説にドキッ。
    読後、裸足で田んぼを走りましたが痛かったです……。

  • 「人は老いるから走るのを止めるのではない。走るのを止めるから老いるのだ。」

  • <感想>
    アメリカの白人たちが、メキシコのタラウマラ族とのウルトラマラソン大会を開催するまでのノンフィクション。

    「走るために生まれた」というタイトルから想像したのは、精神論だった。しかし、読後には考えを改めた。まさに人間は走るために生まれたのだ。後半の、一見すると本編のタラウマラ族とのレース開催へのプロセスとは関係のないと思われた学者のパート。その並列の物語が動物としての人間の秘密を解き明かし、クレイジーと思われたランナーたちの方が正しい生き方をしていると感じさせる。
    これまでとは違った視点で「走る」ことを感じさせてくれた一冊。

    <アンダーライン>
    ・本質的にウルトラマラソンとは、イエスかノーで応える数百の質問からなる二進法の方程式だ。いま食べるか、あとにするか?この下り坂を爆走するか、スピードを抑えて大腿四頭筋を平地用に休ませておくか?
    ★タラウマラ族はレースを友情の祭りとみなしていたのに、フィッシャーは戦場とみなしていたのだ。
    ★走ることは人類最初の芸術
    ★「トレイルとけんかするんじゃない」「トレイルが差し出すものを受け取るんだ。石と石の間を一歩でいくか二歩でいくか迷ったら、三歩でいけ」
    ★★★「楽に、軽く、スムーズに、速く、と考えるんだ。まずは「楽に」から、それだけ身につければ、まあ何とかなる。つぎに、「軽く」に取り組む。軽々と走れるように、丘の高さとか、目的地の遠さとかは気にしないことだ。それをしばらく練習して、練習していることを忘れるくらいになったら、今度は「スムーズ」だ。最後の項目については心配しなくていい。その三つがそろえばlきっと速くなる」
    ・地の上を走り、地とともに走るかぎり、永遠に走ることができる
    ★★★疲労から逃れようとするのではなく、しっかり抱きしめることだ。疲労を手放してはならない。相手をよく知れば、怖くはなくなる。
    ・何かを征服する唯一の方法とは、愛することなのだ。
    ★★「長い距離を走ってると」と彼女はつづけた。「人生で大切なのは、最後まで走りきることだけって気がしてくる。そのときだけは、わたしの頭もずっとこんがらがったりとかしていない。なにもかも静まりかえって、あるのは純粋な流れだけになる。
    ★★★計画どおりにいくものはひとつもないが、それでもかならずうまくいく
    ★★彼らのノウハウは鍛えることで、無理に耐えることじゃない
    ・相手の弱点を見つけて、それをこっちの強みにするんだ
    ★★★「きみの娘さんが通りに飛び出したのを、裸足で全力疾走して追いかけるはめになったとしよう」「きみはおのずと完璧なフォームになる。前足部で立ち、背筋を伸ばし、頭を固定し、腕を上げ、肘を激しく動かし、前足部でさっと接地して尻に向かって蹴り返すはずだ」
    ★★★背筋は伸びているか?チェック。
    膝を曲げて前に出しているか?チェック。
    踵を後ろに振り払っているか?
    ★★★疑問に答えられないときは、逆さまにしてみる、というものだ。速く走るために何が必要かは忘れて、こう考えてみる。どうしたら、スピードが落ちるのか?
    ★★★走ることはわれわれの種としての想像力い根ざしていて、想像力は走ることに根ざしている。
    ★★われわれは走るためにつくられた機械、そして、その機械は疲れを知らないのです
    ★人は年をとるから走るのをはめるのではない、走るのをやめるから年をとるのだ。
    ★★★人が競争をするのは相手を打ちのめすためというわけではない。いっしょにすごすためだ
    ★★★「がんばっているなと思ったら、がんばりすぎている」

  • 8割がた過ぎから、一気に面白くなった。
    それまでは中々な道のりだった。寝落ちも何度か。相関図とかサイドストーリーの解説が別にあると自分としては面白いと思った。

    まあ裸足とはいかないが、これ見てサンダルラン初めて、疲労骨折しました。今年はものにしてやりますよ。

  • 鏑木さんの解説が一番良かったような。。。^^;)

  • 走らない生活をしていることが
    バカらしくなる。
    高価なランニングシューズを飼っていた頃が
    アホらしくなる。
    タラウマラ族の足の速さが魅力的で、
    ウルトラランナーたちの個性も独特で
    ロードムービーにしてほしいぐらい。
    科学的な検証もされるから
    内容に納得できる。
    人間は走るために進化してきた。
    だから人間は走りたくなる。

  • 文章が読みづらい。
     
    読書をよくする私が読みづらいと思うくらいだから
    ふだん読書をしない人が読める気がしません。
    というくらい難解な文章です。
     
    タラウマラ族がなぜウルトラレースに強いのか?
    その強さに迫る。
     
    『人は老いるから走るのを止めるのではない。
     走るのを止めるから老いるのだ』
     
    は名言。

  • 海外の方特有の書き方なのか、訳者の訳し方なのか不明だが、読みづらい・苦手と感じた。
    素足やそれに近いランナーたちが巷にいる理由が分かった、

  • 小難しいレビューは抜きにして、走りたくなる読物。何か面倒そうな部分はざっくり読めば苦なく読める。

    ピークは中盤だと、個人的に思う。
    実在の人物である、登場人物が躍動感溢れる形で、走り、楽しむ姿が描かれている。スコット、ジェン、デッドそれぞれの話に魅力があり、走りたい。走ることを楽しみたいと思った。

    ナイキや近代ランニングシューズへのバッシング部分は嫌いじゃないし、むしろ賛同。ナイキはmake moneyを目的とし、ゴミをばらまいている。「あらゆる大義は運動としてはじまり、事業となり、詐欺に転じる」(25章)

    話のバラバラな感じはあるものの、感動したし、何回か読んでも得るものがありそうな良書。

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