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Amazon.co.jp ・本 (356ページ) / ISBN・EAN: 9784140814253
みんなの感想まとめ
未知の世界に魅了された探検家の物語が展開される本書は、20世紀初めに南米アマゾンの深部に存在するとされる幻の都市「ロスト・シティZ」を求めて失踪したパーシー・フォーセットの冒険を追い、現代の著者がその...
感想・レビュー・書評
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20世紀初め、南米アマゾンの深部に存在するとされる幻の都市「ロスト・シティZ」を求めて消息を絶った伝説的な探検家パーシー・フォーセット。
その約100年後の現代、失踪したフォーセットの足跡を追ってあらゆる資料に当たり現地に向かう本書の著者 雑誌記者デイヴィッド・グラン。
時空を超えた2つの冒険が交互に展開される。
ロスト・シティZに魅了され取り憑かれた探検家たち。実際の冒険中のリアルな描写はわりとずっと悲惨な感じだったが、やはりロマン溢れる。
示唆に富む結末が良い。
巻末に付く膨大な出典参考資料は圧巻。著者の取材力、再構成の技がすごすぎる。楽しく読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南極と山岳遭難モノは凍傷による指もげが定番だが、アマゾンは虫だった!!エベレストや南極のように探検家には心奪われ魂を持っていかれてしまう場所というのがあるようで、パーシー・ハリソン・フォーセットがとり憑かれてしまったのはアマゾン。虫や吸血コウモリにまとわりつかれ、変な皮膚病や足が腫れる病にかかり、土地を侵し部族を奴隷にして虐殺した西洋人を憎み、殺されてしまうかもしれない現地民がいる場所だ。1911年のジェイムズ・マリーとの探検は、アマゾン探検とフォーセットの本質をよく表している。極地探検家のマリーはアマゾンには全然向いてなくて、身体中を虫にさいなまれながら半分おかしくなって、フォーセットに置き去りにされる。さすがに死ぬのかなぁと思ったらこれが生きて帰ってくるあたりはさすがに探検家だ。いろいろな探検記を読んでると必ず出てくる王立地理学協会のエピソードが盛りだくさんなのもツボで、この協会が輩出した変な人物が続々出てくるのもうっとり。フォーセットを探検家として養育したエドワード・エイアスト・リーヴスはまともだが、あらゆるものを計測して数値化せずにはいられなかったフランシス・ゴールトンはかなりきてた。彼が書いた探検家非公式のバイブルという「旅人の心得(Hints to Travellers)」はかなり面白い。最後の章に出てくる、アマゾン流域の太古の文明の可能性を指摘する考古学者のマイケル・ヘッケンバーガーも印象深い。アマゾンは私も大自然の驚異を感じるのでとても好きな場所なのだが、この本を読むとちょっと行くのは無理かも。
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映画を見て、実在した探検家の話であることを知り読んでみた。
探検に惹かれてしまう人というのは、何か社会になじめないところがある。
穏やかな家族との時間より、未知の世界を明らかにするため、命をかけた探検を選んでしまう。
フォーセットもそんな探検に魅せられた1人。
しかも、職人肌。
もし、フォーセットが『使えるものは全て使い、どんな手でも知りたいことにたどり着けたら良しとする。』くらいの考えの持ち主であったなら、最新の装備で身を固めて、髭に覆われ痩せ細った顔でアマゾンのジャングルから帰ってきたのかも、なんて考えると面白いよね。 -
1925年にアマゾンの奥へと消えたフォーセット探検隊にまつわる物語。彼はアマゾンにあるとされた古代都市Zを見つけるために息子と息子の親友の3人でアマゾンへ向かったが、戻ってくる事はなかった。その後何人もの人々が行方不明となったフォーセットらを助けようとアマゾンのジャングルに向かったが、ほとんどの者は帰らなかったそうだ。正確な数字は不明だが、1,000人はくだらないという。
フォーセットの写真が残っているが、厳しい顔つきの男である。彼は何度もアマゾンを探検しているが、不思議と彼だけはマラリアなどジャングル特有の病に罹ることはなかった。また原住民とも友好的な関係を結ぶことができている。アマゾンの申し子のような男だった。そんな男が帰らぬ人となる。その謎はいまも不明のままだ。
まだ世界地図には白紙があった時代。その白紙を埋めるために彼は冒険に出た。 -
本の雑誌ランキングからだったか。確かに胸躍る内容のノンフ。アマゾンの奥地って、何があってもおかしくない、言ってみれば怪しさに満ち溢れている感じがするもの。
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謎自体も面白いが、構成が良いのでまったく飽きずに読める。ホントにアグルーカの行方と同じ構成だ。
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「20世紀探検史上、最大の謎」と呼ばれるアマゾンの失われた都市を巡るノンフィクション。
20世紀初頭の探検家を主題にしながら、著者自身が行方不明になったその探検家の足跡をたどるという、凝った作りになっている。
アマゾンの自然の厳しさ、原住民の生態、20世紀の探検史、謎の古代都市。読みどころとテーマが満載の一冊であった。 -
伝記であり、探検史であり、探検譚でもある。
ジャングルは石が少ないので、文明は有機物を材料に作られた。よって、それはいずれ分解し、消滅する。
文明は必ず無機物でモニュメント的なものを作るという発想から逃れられていないのが、19世紀の西洋文明の限界か。 -
丁度レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」を読み終えようとしている時に本屋で発見。なんて奇遇なんだろうと続けて南米冒険の話を読むことにした。結果、面白かった。
どこまで連れて行ってくれるんだろうかと思いながら読み、途中から期待が高くなり、虚構は交えずに、レヴィ=ストロースすら予想することのなかった高みにまで至っている。
色々な本が頭の中に戻ってくる本でもあった。「銃・鉄・伝染病」もそのひとつ。
平易に読める本でありながら、今なお続いている南米の人類学研究の最先端まで、冒険者を軸としながら歴史的な流れも描いている。冷静な本だ。 -
2010/7/27 新刊棚でみつけて、すぐ借りる。8/16 読まないうちに一旦返却。
次が迫っているので早く読まなくては、と思ったけれど 期限までには 無理でした。
一旦返却して、再度借りましょう・・・。 (ToT)/~~~
以前に 読みかけた本 ⇒ アマゾンの封印―探検家フォーセット大佐 “インディ・ジョーンズ”真実の物語
内容 :
1925年、忘れられた都市Zを発見するため、南米アマゾンへと旅立ったイギリス人探検家・フォーセット。
だが彼は2度と戻ることはなかった…。
いまだ解かれることのない彼の行方とZの真実に迫る。
著者 :
ジャーナリスト。2003年から『ニューヨーカー』誌のスタッフ・ライターを務める。
『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』誌、『アトランティック』誌などにも記事を書いている。 -
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意外に読むのに時間がかかった。
全半分の行ったり来たりは必要ないと思うがいかがか?
最後の20ページ部分をもう少し膨らましてほしい。かなり「投げっぱなしジャーマン」。この筆者の体験談がこの本の核心なんだと思うんだけどな。冒険と考古学のリアル交差点。金銀財宝はないがこれが考古学の醍醐味だと思う。 -
ロスト・シティZを探す物語ではなく、それを探した一人の探検家の伝奇かな?と思わせて……の、流れは実に見事すぎる。構成が上手い。フィクションか!
現代の冒険家はどこに行くんだろうね? -
粕屋図書館あり
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PHFという人物を知ったのは収穫。
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オカルトの老舗『ムー』に出てきそうなキワモノ的タイトルではあるがC・ドイルの『失われた世界』をこよなく愛する者としては思わずジャケ買い。アマゾン奥深く眠る謎の古代文明を追い求め密林に消えた伝説の探検家と、現代の世にテクノロジーの恩恵を受けながらその足跡を追う筆者の姿が交互に描かれる。幻の古代都市は謎のままというお決まりの結末の筈がアッと驚くどんでん返しが待っている。但、筆者がこの事実を知らずに旅立ったのかは定かではない。ロマンはあっても虫地獄の魔境には行きたくない。それにしてもアマゾンの変貌には唖然呆然。
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フォーセットは菜食主義で非暴力で酒も飲まず冷静にして勇敢なたぐいまれなる集中力がって情熱家の軍事である。
地理学を学び未開のジャングルであるブラジルとボリビアとペルーの国境線の測量を頼まれたのが切っ掛けでアマゾンと出会い、そこから始まって謎の古代都市と財宝探しと言う考古学と人類学に傾倒していく冒険家である。
彼は根っからの冒険家だったようで都会と言うチクチクとして煮え切らない針のむしろにすがる安全地帯にいたたまれず、猛毒の昆虫や蛇と吸血の虫と体に入り込むウジ虫や水生動物とピラニアや人食い人種と共に、飢えと疲労と死に直面し続けて危険極まる冒険にそそられて、妻の元に数カ月帰っては体力を養い資金を捻出してジャングルに舞い戻ってしまうと言う繰り返しだったようだ。
良く言えば心身ともに純粋で猪突猛進で健康な人。
悪く言えば社会性がなくて要領が悪くて大人になり切れない人。
恋愛によって結婚した女房の全面的な後押しもあって、家庭をまかせっきりで甘えっぱなしの人生でもある。
最後は謎のZシティーと言う遺跡にたどり着きながらも、発見に至らないままにインディオに殺されてしまったらしい。
そのアマゾン奥地と言う大自然での冒険は蟻地獄に落ちた以上の、まさに地獄図であったようだ。
ヘッケンバーガーに言わせればフォーセットは何千年も前の土器の破片や人工的な土手と言う遺跡を発見していながら、石積みの遺跡をイメージしていたために平面的に広がる土と木による文明と文化の遺跡を見落としていたのだろう。と言う。
フォーセットは西洋における資本主義と言う物質文明に至った一神教の環境を「道徳的絶対主義」と呼び、東洋による多様性の一員として生きる精神性に溺れる多神教の環境を「文化的相対主義」と呼んだらしい。
彼の場合道徳的絶対主義の中で育ちながら相対主義者に成長し、仏教に帰依してインディオの戦士のような生活をしたが、その慣習を超えることはできなかったのだと著者は言う。ジャングルに潜むほぼすべての病理を免れながら、人種と言う不治の病から逃れられなかった。とも言う。
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