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Amazon.co.jp ・本 (372ページ) / ISBN・EAN: 9784140814789
作品紹介・あらすじ
世界一やさしい哲学の本!
ある日、14歳の少女ソフィーのもとに届いた差出人不明の1通の手紙。
そこにはたった1行「あなたはだれ?」と書かれていた。
それは何者かからの「哲学」への招待状だった――。
世界67言語で5000万人が読んだ大ベストセラーの哲学ファンタジー!
みんなの感想まとめ
哲学の深淵な歴史と自らの存在について考えるきっかけを与えてくれる物語が展開します。14歳の少女ソフィーが見知らぬ人物からの手紙を受け取り、自身のアイデンティティを探求する旅に出ることで、読者も共に哲学...
感想・レビュー・書評
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学生の時以来の再読です
久しぶりに読みましたが相変わらずわかりやすくて面白いなぁと感じました
哲学について全く知識がない人でもすんなり読むことができると思います
むしろ全く知識がない人の方が楽しめるまであるかもしれません
ミステリ要素もあるので物語としても楽しめます
多くの日本人がうっすら抱いている宗教への嫌悪感について、本作を読むと違った見方ができるようになるかもしれません
宗教と哲学は切っても切れない仲なのだということを教えてくれます
下巻もこのまま読みます!
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いま、ふたたび自分の存在を問い直すときがきた
14歳の少女ソフィーのもとに見知らぬ人物から届いた手紙。そこにはたった1行「あなたはだれ?」とだけ書かれていた……。本書が発行された1995年、日本では阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が相次いで発生し、人々は命の価値と自らの存在意義を模索した。そしていま、未曾有の災害が日本を襲った。「哲学」は私たちの生きる道を照らすためにある。世界50か国1500万人超が読んだ名作が、著者の新たなメッセージを加えて再登場!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
15歳の少女ソフィーがある哲学者と出会い、自らの存在の謎を解いていく話。ファンタジーの物語と、初心者向けの哲学講座がミックスされた本である。少年少女に話しかけるようにヨーロッパの哲学史をわかりやすく説明してくれているため、どの世代でも楽しめる内容ではないだろうか。昔読んだ本だが、新装版が出たということで久しぶりに手に取ってみると、まったく内容を忘れていた。初めて読むように楽しませてもらった。
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audible 。哲学というものの深淵な歴史を駆け足だがおさらいできてよかった。下巻も読む。
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哲学は難しいもの、と漠然と感じていたけれど、この本を読んで、もっともっと身近なもので、私たちが日々何かを考えたり感じたりするのとおなじように昔の人が1人で、あるいはたくさんの人と考え、感じたことであると知れた。哲学ってどういうものだろう、ということはかなり分かりやすく、すっと理解出来たけれど、でもやっぱり自分の中に落とし込むにはもう少し自分の頭で考えたい、と思ったのが読み終わってからの1番の感想。何年かしてもっと世界の見方が変わってから読み返したい。
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語り部と聞き役によって哲学の流れをわかりやすく説明している。
哲学が歴史や政治、宗教や芸術と無縁には存在できないということを知ることができる。
出てくるAIプログラム「ライラ」は、かなり旧式。
そして、唐突な上巻の終わり。 -
昔兄が読んでて、勧められたけどその時は難しくて読めなかった本(たぶん中学生くらい)。
アリストテレスくらいまで、「実験器具とか何もない時代に推測だけで原子とかそういうものまで推測して当ててた」ってことにたまげて、しかもそれが哲学分野の話だったんだと知り「哲学」の認識が変わった。 -
児童文学×哲学。
哲学入門にはちょうど良い。
ヘレニズムのストア哲学、エピクロス主義が好み。
プラトンの考え方は斬新。
時間を置いて再読したくなる本。 -
ソフィーと一緒に哲学を学べる作品。
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意識の中から出るということは、仮想世界から出ることに似ている気がした
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哲学を「物語」として体験させてくれる入門書。
謎の哲学者からの手紙という仕掛けと、哲学史を時系列で追う構成がわかりやすく、自然に読み進められる。
一方で娯楽性やテンポは控えめで、正直「至上最強の哲学入門」と比べると面白さはやや穏やか。 -
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オーディブルで視聴
ソフィーとヒルデの謎解きが気になって聴き続けられたけれど、哲学講座の内容をもう少しわかりやすく出来ないか、もしくは網羅的であることを諦めてもう少し項目を減らせないかなと思いながら聞いた。結局は哲学講座の内容については聞き流してしまって頭に入っているとは言えない。でも一緒に聞いていた娘は関心を持って聞いていたので十分成功しているとも言えるかもしれない。
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本書は「哲学者からの不思議な手紙」とサブタイトルがあるように、哲学について書かれたファンタジー小説です。
哲学というと何やら小難しい印象がありますが、小説の形式をとったストーリー仕立てで、物語を楽しみながら読み進めることができました。
とは言え、上巻と下巻の両方を通して読み終えた時の感想は、ただストーリーをなぞり、それを楽しんだだけで、何か大切なものに気づかず通り過ぎてしまっているような気がして、続けてもう一度読み直しました。以下は上下巻を通して再読しての感想です。
主人公は「ソフィー」という名の14歳の普通の女の子。そんな彼女のもとに、
「あなたはだれ?」
とだけ書かれた差出人不明の手紙が届きます。
なにやらミステリータッチな雰囲気で始まりますが、この手紙をきっかけに、ソフィーは手紙の差出人である謎の哲学者から、ヨーロッパの哲学の歴史について教えを受けることになります。
当然、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、デカルト、カントなど、数多くの哲学者と、彼らが説く哲学について紹介されていますが、それらの解説は別の哲学書に任せるとして、ここではストーリーに沿って、印象に残ったところを紹介しようと思います。
ご存知のように、英語で哲学は Philosophy(フィロソフィー)といい、「フィロ」は「好む」「愛する」というような意味で、「ソフィー」は「智恵」「知識」などを差す言葉だそうです。
だから、「ソフィーの世界」というこの本のメインタイトルは、ソフィーという名前の女の子を主人公としたファンタジー小説であると同時に、哲学の世界についての解説という、両方の意味を掛け合わせた実にうまいタイトルだなと感心しました。
さて、この不思議な手紙を受け取った後のソフィーの心境について、こんな描写があります。
「まるで自分が、魔法の力で生かされている人形のような気がしたのだ。わたしはこの世界にいて、不思議な物語のなかを動きまわっている。」
二度目に読んで気づいたのですが、これが物語の中盤以降に判明する、驚くべき事実を暗示する記述になっています。ソフィーはまるで予言者なのかと、つい思ってしまいます。
そのあと再びソフィーのもとに
「世界はどこからきた?」
とだけ書かれた第二の手紙が届きます。
こうして、手紙で問われた「あなた=人間」と「(住んでいる)世界」、この2つの対象の「存在の謎」をめぐり、ソフィーと謎の哲学者との間で、いよいよ哲学の話が始まります。
読んでいて、まず印象的だったのは、ソフィーが初めて謎の哲学者アルベルトと直接会って対話した教会での出来事です。対話を終えて教会をあとにする時、ソフィーは、マリア像の目の下に小さな水滴(涙)があるのを目にします。
マリア像が突然涙を流すというこの非現実的な状況は、このときのソフィーはまだ気づいていませんが、ソフィーが存在する世界についての事実、つまり自分が住む世界が現実でないという事実を、示唆しているのだと思います。これも二度目に読んで気づいたことです。
それまでは、哲学者アルベルトからの一方的な手紙だけの教えでしたが、この教会で二人は初めて顔を合わせ、言葉を交わし、ここから対話による哲学の教えが始まったところでした。そんな物語の転換期に挿入されたこの描写は、最後まで読み終えてからこそ分かることで、初めて読んだ時には気づくこともなく読み飛ばしていました。
そして物語前半の最後(上巻の最後)、哲学者アルベルトがイギリスの哲学者バークリーについて紹介する章で、ついにソフィーは自分の存在についての事実を知ることになります。
【以下、ネタバレとなります】
ソフィーと哲学者アルベルトとが哲学について対話するストーリーとは別に、ソフィーとは全く関係のない同じ年の女の子ヒルデが、15歳の誕生日祝いに父親から贈られた、分厚いバインダーに綴じられた長い物語(父親自身が書いたもの)を読むという場面が、物語後半(下巻の冒頭)から登場します。それまでもヒルデという名前は所々に出てきていたので不思議に思っていたのですが、ようやくここでソフィーとヒルデとの関係が判明します。
そこでは、ソフィーはヒルデが読んでいる物語の登場人物に過ぎなかったこと、すなわち、ソフィーという存在も、哲学者の存在も、哲学者との対話も、すべてヒルデの父親の創作であった、ということが分かります。
ソフィー自身、自分は実在する世界に住んでいる実存する人間とばかり思っていたのに、実は非現実世界に住む実体のない存在であり、単なる紙とそこに書かれた文字に過ぎなかった、ということを知ります。
想像もしていなかった展開に、最初に読んだときには、しばらく頭の整理ができませんでした。まさにファンタジー小説です。
しかし、哲学者アルベルトは薄々このことに気づいていて、ソフィーと一緒に実体の無い非現実世界からの脱出を計画します。
物語の冒頭の「あなたはだれ?」という問いは、その「存在」を問うもので、ソフィーが哲学の歴史を学ぶことで、存在するということの意味を、読み手の自分も少しは理解していたところなので、その後の展開は、考えさせられるものでした。
やがて、ソフィーとアルベルトは脱出に成功し永遠の世界に存在することになります。そこは身体から解放された純然たる精神の世界なので、人間のような生活はできないけれど、死ぬこともなく永遠に生き続ける世界です。
一方、ヒルデは人間として実在し時間の限られた世界に存在しています。時間の限られた世界とは、やがて死が訪れる世界ということです。しかし、不死の世界に存在することになったソフィーは、ヒルデの生活を見て涙を流します。
いつか必ず死ぬという思いがあればこそ生きているということを実感できるのであり、そんなヒルデをソフィーは羨ましく感じたのだと思います。
果たして、どちらの世界の在住者が幸せなのでしょうか?
哲学は誰にでも関係することばかりで、本書は繰り返して読めば読むほど、新しい発見や気づきが、必ず見つけられる気がします。 -
哲学の本を読みたいと言ったらおすすめされたので読んだ。どんどん引き込まれて良い。
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哲学ファンタジー。
哲学の歴史を、先生と生徒のやり取りの形で紐解いていく。
どうしても小難しい内容になりがちな哲学系の書籍。
その中では読みやすい部類かと思うが、それでもやっぱり難しい。
終盤、対話形式になってからは幾分読み進めやすくなった。
少々ミステリーちっくな要素があり、それがよい緩衝材になっている。 -
哲学の歴史を題材にしたフィクション小説。
情景を想像しながら、感情の動きも想像しながら、哲学の考え方も想像しながら、っていう感じ。
話のストーリーに吸い込まれるように読み進めていくと、哲学の歴史、流れを少しずつ理解していくことができるけど、どれが正解ということもなく、実態がないという世界観。
そもそも存在するのか存在しないかということも考えさせられるような話で引き込まれるストーリーは面白かった。
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子ども頃、全く読んだけど理解出来なくて,再チャレンジはしたい。
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今、「自分自身で考えて導き出した/確立したこと」だと思っている知恵や思想や価値観が、実は2000年前から脈々と受け継がれ形成されたものに過ぎないということを、壮大な哲学史をめぐるソフィーとアルベルトとの会話を通して思い知らされる作品です。
また哲学史を社会的背景とともに俯瞰することで、社会上「当たり前」と思っていることが、実はわずかこの100〜200年の間に生まれたものに過ぎない、といったことにも気づかせてくれます。こうして今の時代や常識を相対化して捉えることは、つい短期的な論点に縮こまりやすい私たちにとってとても大切な視点だと感じました。
それにしても、イギリス経験主義者について語り合う終盤に、14歳のソフィーが「もしもわたしが自分で哲学をつくるとしたら、おおごとなの。だって、今までに聞いたどの哲学ともちがっている」と、その後に語り出したことには、鳥肌が立ちました。いくつであっても、自分なりに哲学をすることはできるんだよと、そう言われたような気がします。子どもにも中学生になる頃におすすめしようと思います。 -
以前読んだけれど、内容を思い出せなくなっていたので再読。
哲学という分野がどう発展してきたのかを、ざらーっとさらえる。入り口でパンフレットを読む感覚で、全てを理解はできない。
哲学は宗教と密接に関わってきたと感じて、途中少し疲れて嫌気がさす感覚がある。
でも、読み進めたくなるから不思議。
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オーディブル 30年ほど前、父が読んでいたこの本を興味なく眺めていたのを覚えている。
最近、哲学の本が好きという人に会い、私も何か読んでみたいと比較的やさしそうなこの本に手をつけた。
哲学には縁がなさそうに見えた父が、なぜこの本を読んでいたのだろうと読みながら考えたが、きっと今の私と同じだろうと思い当たった。それまで興味がなかったし、流行っていたから入門書を読んだだけなのだろう。今度父に会ったら、実のところを聞いてみたい
ヨースタイン・ゴルデルの作品
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