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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784140814901
みんなの感想まとめ
歴史の重要な転換点を描く本作は、江戸時代のさまざまな出来事を通じて、日本の社会や文化の変遷を深く掘り下げています。鎖国政策がもたらした繁栄や、幕藩体制の変化を引き起こした自然災害、さらには政治改革がも...
感想・レビュー・書評
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江戸幕府二百六十年の基礎を作ったTerning Pointを見せてくれる。
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綱吉の治世や寛政の改革は批判的に扱われがちだが、今の日本人の道徳観を形作った、素晴らしい面があることを知れた。
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「百姓を牛馬のように扱うのはまかりならぬ。百姓を大切にしないと反乱が起き、将軍によって領地が召し上げられて国が亡びる(池田光政日記)」「犬ばかりに限らず、惣て生類人びと慈悲の心を本といたし、憐れみ候儀肝要事(御当家令条)」「眼前ノ繰廻シニ百年ノ計ヲ忘スル勿レ(渡辺崋山・八勿の訓)」 現代にも通ずる大切な教えだな・・・
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「百姓を牛馬のように扱うのはまかりならぬ。百姓を大切にしないと反乱が起き、将軍によって領地が召し上げられて国が亡びる(池田光政日記)」「犬ば...「百姓を牛馬のように扱うのはまかりならぬ。百姓を大切にしないと反乱が起き、将軍によって領地が召し上げられて国が亡びる(池田光政日記)」「犬ばかりに限らず、惣て生類人びと慈悲の心を本といたし、憐れみ候儀肝要事(御当家令条)」「眼前ノ繰廻シニ百年ノ計ヲ忘スル勿レ(渡辺崋山・八勿の訓)」 現代にも通ずる大切な教えだな・・・
2016/01/10
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徳川綱吉リスペクトです
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(2014.03.25読了)(2014.03.21購入)
副題「“天下泰平”の礎」
戦乱の無い時代が260年も続いたのはなぜなのかを探った本です。
江戸時代というと、武士による切り捨てごめんがまかりとおったり、地方では、悪代官による農民いじめが当たり前に行われていたというイメージですが、この本を読むとそのイメージがだいぶ変わってきます。
犬公方といわれた綱吉でさえ、理不尽な町民いじめとは、少し違った見方があるとのことです。
歴史の史料から、何をどう読み取るかは、だんだん違ってきているようです。
中学、高校の頃の歴史の時間というのは、ひたすら寝ていた身にとっては、最近の歴史書には、目を見張らされます。
各章の扉ページにポイントが書いてありますので、拝借しておきましょう。
第1章、ターニングポイント1806年、露冦事件
ロシア船の襲撃という対外的危機を越えて「民を守る」政策が再浮上し江戸の庶民文化も花開いた。
第2章、ターニングポイント1783年、浅間山噴火・天明の飢饉
死者100万人にものぼる未曾有の大飢饉は「民のための仁政」という意識を幕府に芽生えさせた。
第3章、ターニングポイント1707年、宝永の地震・津波
大震災に遭遇した江戸社会は量的拡大から質的充実へと価値を大転換することで豊かな農村社会を築いた。
第4章、ターニングポイント1637年、島原の乱
武力による恐怖支配は領主側にとっても痛手になると知ったとき、生命尊重の社会へと踏み出した。
【目次】
はじめに
第1章 「鎖国」が守った繁栄―1806年
第2章 飢饉が生んだ大改革―1783年
第3章 宝永地震 成熟社会への転換―1707年
第4章 島原の乱 「戦国」の終焉―1637年
参考文献
年表
●「民命」(30頁)
松前奉行が「民命」という言葉を用いて人命尊重の考えを示しているように、身分制度に縛られた当時の世の中で、「民の生命や財産を守る」という価値観が社会のすみずみまで共有されていた―という事実です。
●吉宗と田沼(42頁)
将軍吉宗にしても田沼にしても、その施策の根本は、幕府の財政難をいかに解決するかということでした。極論すれば、幕府の金蔵を満たすことが、彼らの目標だったといっても差し支えないでしょう。新田開発も商業・流通への注目も、その目的はあくまでも幕府財政を好転させることであり、領民福祉の実現が最終目的ではありませんでした。
●福祉行政(59頁)
天明の飢饉をきっかけとした国家的な危機を経験したことで、幕藩体制は単なる軍事政権ではなく、不完全とはいえ、福祉行政の機能をもった政府へと転換していきました。
●宝永地震(1707年)(65頁)
宝永地震は、江戸時代最大の地震であり、東日本大震災が起きるまでは、日本史上最大級規模の大災害でした。地震の揺れだけでなく、沿岸部を襲った津波が甚大な被害をもたらしたということでもこの二つの大地震は共通しています。
●江戸初期(99頁)
年貢が払えなければ、領民を捕まえて拷問にかける。それでも払わなければ農民の家屋を取り壊して、その廃材を売って払わせるといったことも平気で行われました。また、年貢を払わないということを前提として、年貢時になると庄屋や村の有力者の娘を人質としてとり、年貢を払ったら解放するというような、現代から見ればとても政府や国家権力がするとは思えない暴虐な仕打ちがまかり通っていました。
●島原の乱の教訓(108頁)
領民を殺戮しすぎると領地から年貢を納めてくれる農民がいなくなり、その地を治める武士たちが食えなくなる
☆関連図書(既読)
「NHKさかのぼり日本史①戦後」五百旗頭真著、NHK出版、2011.07.25
「NHKさかのぼり日本史②昭和」加藤陽子著、NHK出版、2011.07.25
「NHKさかのぼり日本史③昭和~明治」御厨貴著、NHK出版、2011.09.30
「NHKさかのぼり日本史④明治」佐々木克著、NHK出版、2011.10.30
「NHKさかのぼり日本史⑤幕末」三谷博著、NHK出版、2011.12.30
「八代将軍 吉宗 上」ジェームス三木著、日本放送出版協会、1994.12.15
「八代将軍 吉宗 中」ジェームス三木著、日本放送出版協会、1995.04.25
「八代将軍 吉宗 下」ジェームス三木著、日本放送出版協会、1995.10.30
「おろしや国酔夢譚」井上靖著、文春文庫、1974.06.25
「龍馬史」磯田道史著、文藝春秋、2010.09.30
(2014年3月29日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。二百六十年以上にわたる長期安定社会を築いた「徳川の平和」の根底にあったものとは―。1806年→1783年→1707年→1637年の危機を社会構造改革の場とした“転換”の発想を見る。 -
論点がシンプルで非常に読みやすいです。
とはいえ、これまで5巻かけて200年をさかのぼって来たものが、いきなり1巻で江戸時代全てを扱っているので、内容的にはこれまでで一番薄いとは思います。
ただ、この位の薄い内容で総論的な話をしてくれる方が好きなので、個人的には全く問題はありませんでした。
人に薦めるにはこの巻が良さそうです。
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