- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140815021
作品紹介・あらすじ
家族の絆、妻・静子の病、死への不安、そして明日への希望-。今まで誰にも語らなかった本音がここにある。現役医師・日野原重明に1年間密着取材したドキュメンタリー番組の書籍化。
感想・レビュー・書評
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たまたま見たNHKスペシャルの特集で、日野原重明が取り上げられていた。借りる機会があったので何気なく読んでみた。正直100歳で医師って、老害に違いないと勝手に思っていたが、どうやら違った。この人にしか出来ないやり方で、末期の死にゆく患者から信じられないくらいの笑顔を引き出す。こんなことは、親密な関係の人間だってそうそうできやしないだろう。100歳だからどうというわけではない、日野原重明は経験を自らの糧に変える深い人間性と、自分に与えられたミッション遂行へのとてつもない強い意志を持った人であった。 こういう人が100歳で生き続けているということは少子高齢化社会の希望でもあるかもしれない。
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ホスピスとは人のスピリットのチカラを自由に解放させる場
大阪万博のときすでに60歳くらいというのが100歳なのだね。感覚として室町、戦国、江戸時代を渡り歩いてるよう感じる -
100歳を機に、「さらにこれからが本番だ」と仰る日野原先生。このポジティヴさには頭が下がる思いです。いつまでもお元気で。
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日野原先生の100歳を記念したNHKのテレビ番組の取材がもとになった一冊。
いまだに現役の医師であるだけでなく、公演で全国を飛び回り、ミュージカルに取り組む日野原さん。そのみなぎるパワーの源泉はどこにあるのか。本書では、彼の人生の様々なエピソードが紹介される。幼い頃に出会った医師のこと、両親との思い出と死別。よど号ハイジャック事件の人質になった体験。さらには、奥様との二人三脚の日々とその奥様が痴呆症になってからの生活など。
人生の日々、ひと時ひと時を無為に過ごすことなく生きてこられたかのようにさえ見える彼の人生。それが100年も続いてきたことのすごさ。真摯さと前向きな心。言うのは簡単だけど、実際の日々の生活を思うと、ただ敬服の念が浮かぶばかりです。 -
七つ
伝えること。
バトンを渡すこと。若い人との交流会。
仕事とはちがう意見を伝えれる場
生かすだけが良いのではない。
死を迎えれるようにサポートする。
死ぬまえでもやりたい!と思う気持ちはスピリットはしに打ち勝つ。
北海道、感謝をいいにいく、若いダンサーと写真をとるそのあと3カゴに死ぬ雨。
好きな言葉、セリフ文章を残しておく。
人ははじめることを忘れない限り、若くいられる。
よどごう。
心配に感謝する。 手紙を書く。
どこかでいつか、だれかに同じお気持ちを伝えます。
子供にあれやれこれやれとは言わなかったがみんあかしこかった。
俳句たまにつくる。
大切な人をだいじにする。 大事なひとのまえでは医者になれなかった。自分をかんじてくれる、感謝。 -
特別なことをしていなくても、気持ち一つで若く生きられることがよくわかる。
よど号ハイジャックの機内で、ハイジャックしている人がハイジャックという意味がわからないのはおかしいということで代わって説明をしてあげることで笑いがおこり機内の空気が変わって、最後には一緒に歌を歌うまで一体感が出来たという箇所。いかに雰囲気作りには笑いが大事なのかも分かる。
今、一緒にお酒を飲んでみたい人の個人的第一位。 -
100歳を迎えた医師日野原さんの著書。これまで3000人以上の方を看取ってきた。死を安らかに迎えるための医療体制を整え、ホスピスを設立された。100歳からが人生の始まりであると述べられているのに感心した。
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現役医師で今年100歳を迎える日野原重明が、命へのこだわり、人生哲学、死生観、家族との絆を、自らの人生を振り返りながら語る。NHKスペシャル「日野原重明・100歳」をもとに書籍化。
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クレッシェンドに生きる。