動物が幸せを感じるとき 新しい動物行動学でわかるアニマル・マインド

  • NHK出版
3.89
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本棚登録 : 307
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140815151

作品紹介・あらすじ

動物と人間の共生関係は、いま新しい時代を迎えている。犬に必要なのは、たんなるリーダーではない?猫のほんとうの喜びとは?神業のようなホースウィスパラーの秘密とはどんなものか?人間は動物たちに「身体的な幸せ」より、ワンランク上の「精神的な幸せ」を与えることができる。そのために重要な4つの情動システム(探索・怒り・恐怖・パニック)をわかりやすく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 動物行動学ということで、動物とともに生きるうえで大切なことを学んだ。動物も生きており、人間が飼うということは、動物の幸せにも配慮してともに生きるということを気付かされた。自分たちの都合で動物たちに苦しい思いをさせているのではないか。
    我が家の犬も常同行動をするときがある。普段は可愛い犬なのだが。こちらの都合で何か我慢させていること、不幸せだと感じていることがあるのだろう。犬との生活はまだまだ続く。共に幸せになれるように、飼い主として犬にとって幸せなことは何かを考えて共に生きていきたいと思う。

  • ペットである犬・猫、動物園で飼育されている動物の幸せはもちろん、使役や食用のために飼育されている馬・牛・豚・ニワトリの特性をあげて、どういった環境を作るのが良いのかを挙げている。

    -動物のおかげで人間として生きているのだから、動物に幸せな暮らしをさせる責任があり、どうすればその責任を果たせるか(訳者あとがきより)

    人間を含めて、動物にとっていちばん大切なものは、生活の質だ。そのために必要なものは
    1.健康
    2.痛みや好ましくない情動(怒り・恐怖・パニック)からの解放
    3.「探索」と「遊び」を刺激する活動

    動物園好きなので、とても興味深く読んだ。
    ペットを飼っている人にも是非読んでほしい本だ。

  • サイエンス
    動物

  • 動物学者のグランディンが一般向けの第2弾。前著は、動物感覚

    ☆本書を読むと、動物の行動・心理について、いろんな研究により知見が得られていることがわかる。
    ペットとして飼っているヒトも、最終的には、食肉用として飼っている人も読むべき本。

  • 読み始めてから作者が自閉症であることを知りました。だからなのか、変に動物を擬人化したり、人間のものさしではかったりせず、ちゃんと理論で説明されていて分かりやすかったです。しかも根底には愛情があるし。うちにも猫がいますが、彼の幸せを前よりも意識するようになりました。良書だと思います。この人の著書をもっと読んでみたくなりました。

  • 動物と人間の共生関係は、いま新しい時代を迎えている。犬に必要なのは、たんなるリーダーではない?猫のほんとうの喜びとは?神業のようなホースウィスパラーの秘密とはどんなものか?人間は動物たちに「身体的な幸せ」より、ワンランク上の「精神的な幸せ」を与えることができる。そのために重要な4つの情動システム(探索・怒り・恐怖・パニック)をわかりやすく解説。

  • 2015/05/12

  • 理想主義に行き過ぎない、現実を見据えた動物愛護。筆者は犬猫の飼い方以外の、家畜の屠殺処理等についても多くの章を割き、動物が幸せを感じながら生き、生を全うする方法ついて真摯に考えている。

  • 動物が幸せでいるために必要なものは、身体と情動を満足させる環境と、好ましい精神状態を保つための努力。
    人間は動物の一種に過ぎない。自殺する動物は他にもいる。ニアラは臆病な動物で、些細なことで恐慌状態に陥り、恐怖から逃れるために自殺することがある。

    『マールのドア』テッド・ケラソテ

  • ……子犬の性格を見分けるテストで私がよく使うのは、子犬をそっと仰向けにして、それからその胸を手で軽く押さえつけるものです。……手を胸に軽く乗せていると、やがて子犬は起きあがろうとしてもそもそしはじめるので、このとき、起きあがれない程度の圧力をかけます。……手を離したときに子犬がどうするか、よく観察しましょう。寝返りをうち、「射すくめるような」目つきでこちらをにらみつけ、二度と近寄ってこない子犬もいます。そのような犬は、あまりおすすめできません。何ごともあまり深刻に受け止めない犬がいいでしょう。ストレスを受けて、恐怖で目をかっと見開く犬も考えものです。……このように扱われても、ちょっとした遊びのようなものと受け止める犬がおすすめです。

    イルカが強姦するって話がしょうげきだった。

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著者プロフィール

1947年生まれ。世界各地の家畜施設を設計する動物科学者。コロラド州立大学で教鞭をとり、自閉症関連の講演や執筆でも活躍中。著書として『アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク』(ケイト・ダフィーとの共著、梅永雄二監修、柳沢圭子訳、明石書店、2008年)、『我、自閉症に生まれて』(マーガレット・M・スカリアノとの共著、カニングハム久子訳、学習研究社、1994年)、『自閉症の才能開発』(カニングハム久子訳、学習研究社、1997年)ほか多数。

「2009年 『自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係10のルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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