ロバートキャンベルの小説家神髄 現代作家6人との対話

  • NHK出版
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140815182

作品紹介・あらすじ

平成文学とは何なのか?NHK Eテレ「Jブンガク」キャンベル教授が、巨匠たちの頭の中を探検する。

感想・レビュー・書評

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  • キャンベルさんってさすが、もうほぼ日本人ですよね。
    6人の作家さんとの対談集だけど、結構難しい話が多い。

    5年前の本なんで、朝井さんなんて若いですね。今も若いけど。

  • 江國香織先生の対談目当てに手に取りました。
    江國先生は”言葉”に対する意識が高いんだろうな…何を言っているのかは難しくてよく分からんのですが(※台無し)、それがひしひしと伝わってくるものを書かれるよなあとは、語彙の一粒ひとつぶから分かるよな。

  • ロバートキャンベルさんは、日本文学の良き理解者であり、日本の現代作家との対談ということで読んでみた。ただ自分自身、この対談の小説家の作品を読んだことが無いので、タイトルの小説家神髄とは何か、対談内容からはよく判らなかった。

  • <閲覧スタッフより>
    現代小説を代表するベテラン/若手小説家6人を相手に、キャンベル先生がその「生の声」をつぶさに掬い取り、彼らが生み出す作品との関係、エッセンスを探ります。まさに、「小説家の神髄」を探索!

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    所在記号:910.264||ロハ
    資料番号:10223762
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  •  日本文学者(?)のロバート・キャンベル氏が新進気鋭の作家6人との対話をまとめたものだ。その6人とは

    道尾秀介、江國香織、朝吹真理子、和田竜、朝井リョウ、桐野夏生

    である。私はこの中で桐野夏生氏しか知らなかった。それも一作品「東京島」でだけである。そして今回気づいたのは和田竜が「のぼうの城」の原作者だということだ。さらに今話題の「村上海賊の娘」が彼の作品だ。昨年の本屋大賞に選ばれた小説である。

     桐野氏を除けば、ロバート氏は若手作家の創作の動向を引き出したかったのだろうと思う。それぞれ個性的で自分の創作テーマを語っており、それを聞き出すロバート氏はさすがだと思った。

     中でも私が注目したのは和田竜氏であった。歴史小説を書きたいそうだが、既に話題作を提供している。ぜひ彼の作品を読んでみたくなった。

  • 小説家の話を聞くのが好き
    大好きな道尾秀介氏が一番初めに登場したのが嬉しい♥

  • キャンベル氏の、「丁寧な日本語を学んだために喧嘩は弱い」
    というような一文があったが、面白い。

    あれだけのボキャブラリーを駆使されているので、
    ぜひ喧嘩言葉も加えれば、臨場感ある会話を体験出来る事と思う。
    (…穏やかな語り口だから無理かも)

  • 江國香織さん好きとしては、彼女の小説への捉え方や書く時のスタンス、「世間」というものに対する考え方が聞けて面白かった。
    キャンベルさんの視点も学者らしい読み込み方をしていて新鮮だった。

  • 『何者』を読了した今、数年前の朝井さんの言葉を読むとおもしろい。

  • キャンベルさんが、いろいろな作家にインタビュー。作家の頭の中を明快に分析、文章化していくキャンベルさんが素敵。桐野夏生との話、面白かったなぁ。

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著者プロフィール

東京大学教授/研究分野:近世・明治文学/主要著書・論文:『ロバートキャンベルの小説家神髄 現代作家6人との対話』(編著、NHK出版、二〇一二年)、『海外見聞集』「特命全権大使 米欧回覧実記(抄)」(校注、岩波書店、二〇〇九年)、『Jブンガク 英語で出会い、日本語を味わう名作/作業担当:0』(編著、東京大学出版会、二〇一〇年)

「2017年 『アプリで学ぶくずし字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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