NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

著者 :
  • NHK出版
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本棚登録 : 284
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140815915

作品紹介・あらすじ

ナチスによるホロコーストを経験した心理学者フランクル。彼は強制収容所という過酷な状況に置かれ、絶望にあえぐ人間の様子を克明に記録しながら、それでも人生には意味があり、希望があることを訴え続けた。「あなたがどれほど人生に絶望しても、人生のほうがあなたに絶望することはない」。時として容赦なく突きつけられる"運命"との向き合い方を探る。姜尚中氏の特別寄稿/新規写真/読書案内などを新たに収載!

感想・レビュー・書評

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  • はじめて『夜と霧』を読んだのは20年以上前だったか。
    当時は、収容所の悲惨さだけが強烈に印象に残り、同じ人間がこんな所業が本当にできてしまうのかという思いが先走った覚えがある。

    その後、フランクルの『それでも人生にYesという』を手にする機会があり、そうだった、この人はこの思いであの過酷な状況を生き抜いてきたんだと改めて気づかされた。
    図書館でたまたま本書が目につき読んでみたのだが、NHKの「100分de名著」という番組で放映された内容がまとめられたもので、『夜と霧』のエッセンスがギュッと詰まっていて読みやすく、とっかかりにはもってこい。また『夜と霧』をしっかりと読み返したくなった。

    どこまでもその人の存在そのものを肯定するフランクルの言葉に、非常に勇気づけられる。

  • ここ数年、自分は何を目指して生きてるのか。
    どうしてこの先まだ生きるのか。
    何を信念にして生きるのか。
    わからずに悶々としていたが、これをきっかけに
    悩んでいても仕方なく意味がないと知った。
    常に課せられることを黙々とやる、
    大切な人に向けて何かをする、
    求めるより与えられたことに対して誠意を持って取り組むことを今はするべきなんだと思った。
    また、自分がぶれた時に読む。

  • 感情が大きく揺さぶられる。

    フランクルはひとつの真実にたどり着いた人なんだろう。

    フランクルは特別だ。

    彼が悲惨な体験を潜り抜けてきたからだけでない。
    もともとそうだから、
    死線を超えてこられたんだろう。

    きっと、問いかけを大事にしてきたんだろう。
    自分の初めての問い。
    誰もが「社会」にうすうす気づき始めた頃に思う疑問。
    忘れないで、
    自分の胸で考え続けてきた人なんだろう。

    フランクルは特別だ。

    私も、私の「問い」を考えていこうと思う。

  • 生きることの3つの価値として、創造価値、体感価値、態度価値との分類が新鮮だった。

  • 夜と霧だけでは分かりにくかったフランクル思想がわかりやすく知れる。
    わずか4歳から人生について思考したフランクルが、どのような考えを持ち、他の思想家たちとどのように関わったかが良くわかる。
    それでも人生にYESという、という一見楽観的な思想も、実はたいへん厳しく、開き直りであったり、自己満足に終わらせないような内容。
    この苦しみを引き受け、人生からの期待に応える、私を待つなにかが誰にでもある、という考えが、収容所にいたときの基盤にあったという話は、夜と霧だけでは分かりにくく、苦悩の上で体得した考えがある人間の方が、収容所で絶望しなかったという話が印象的。

  • 【いちぶん】
    あなたがどれほど人生に絶望しても、人生のほうがあなたに絶望することはない。

  • on TV

  • フランクルの話は何度も読んでいるけれど、何度読んでも素晴らしい。「あなたがどれほど人生に絶望しても、人生のほうがあなたに絶望することはない」この言葉はスゴイ。

  • 『夜と霧』のエッセンスが凝縮されつつも、読みやすい本

  • フランクル「夜と霧」の解説本。
    このシリーズは取っ付き辛かったり、時間がかかる本を100分程度で読めるよう簡潔にまとめてくれるので良い。

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著者プロフィール

明治大学教授

「2018年 『孤独の達人 自己を深める心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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