ネット選挙とデジタル・デモクラシー

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  • NHK出版
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140816141

作品紹介・あらすじ

「ネット選挙」が解禁するも、投票率が上がらない時代。しかし、インターネットをツールとした政治の透明化に向け、市民も行政もすでに動か出している。情報社会論と公共政策学を専門とする著者が、従来の直接民主主義/間接民主主義の対立を越えた、「ネット選挙」以後に目指すべきこれからの「民主主義」を描き出す!

感想・レビュー・書評

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  • 日本におけるネット選挙の未成熟さを炙りだしている。ドイツにおける海賊党の現状についても、ポジティブな面とネガティブな面をきちんと描いている。

    ネット選挙とは、投票率の工場への寄与であるとか、若者の選挙離れを防ぐ対策になっておらず、選挙マーケティングを助長し、市民と政治との双方向性も実現させきれていない未成熟なものであることがわかった。今後、これをどのように動かしていくのかが、日本における政治の重要な要素であると感じた。

  • 西田亮介『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』NHK出版、読了。昨年7月の参院選で解禁されたネット選挙。しかし以前の選挙と何が変わったのかよく分からない。本書は情報社会論を専門とする著者がその疑問に答えようとする試み。本書を読むとネット選挙の核はシステムに存在しないことがよく理解できる。ネット選挙の到来は情報発信とその記録を必然とするから、政治家や政党は必然的に検証にさらされることになる。勿論、情報の往復による政策論争にはまだ届かない現状には課題は山積するが、情報と政治の関係性の現在を俯瞰する好著。

  • 2013年、参院選から公職選挙法改正により、ネット選挙運動ができるようになった。こうした動きに各政党、候補者はどう反応したのか、現時点の分析は有効。ドイツにおける海賊党の取り組みが紹介されており、なかなか面白い。

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著者プロフィール

西田亮介(にしだりょうすけ)
一九八三年京都生まれ。社会学者。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学総合政策部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。(独)中小企業基盤整備機構経営支援情報センターリサーチャー、立命館大学大学院特別招聘准教授などを経て現職。『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版/二〇一三年)『メディアと自民党』(角川新書/二〇一五年/社会情報学会二〇一六年優秀文献賞受賞)『なぜ政治はわかりにくいのか:社会と民主主義をとらえなおす』(春秋社/二〇一八年)『情報武装する政治』(KADOKAWA/二〇一八年)など。

「2019年 『「言葉」で読み解く平成政治史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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