日本はこうしてオリンピックを勝ち取った! 世界を動かすプレゼン力

  • NHK出版
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本棚登録 : 194
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140816301

作品紹介・あらすじ

最終プレゼンの知られざる裏側-その緻密な戦略とストーリーづくり。2020年、日本人がグローバルな舞台で成功を収めるための7つの戦略。

感想・レビュー・書評

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  • 近年、日本人が行って、最も成功したプレゼンテーションと言えば、東京オリンピック招致のプレゼンテーションだろう。
    その仕掛け人が明かす成功するためのプレゼン理論が書かれている。
    プレゼンター一人ずつのプレゼンの意味、そして全体としてのストーリーの作り方、見せ方については、とても興味深い内容だった。

    著者は、プレゼン術はほぼコミュニケーション術であると述べている。相手の考えを理解し、自分のメッセージを的確に相手に伝えて、理解してもらうことが基本である。いかに的確に相手のニーズを捉えられるかで、伝える内容、表現の仕方は変わってくる。そのために、相手の観察やインタビューを怠らず実施することが重要になってくる。
    東京オリンピック招致のプレゼンでは、世界を理解し、東京と日本を売り込むことに成功した。
    それは緻密な戦略と、徹底した努力によるものだったことが本書を読んで知ることができた。


  • vol.248 世界基準のコミュニケーション術とプレゼンテーション戦略の秘訣とは? 
    http://www.shirayu.com/letter/2014/

  • 東京五輪招致の戦略コンサルタントとして参加したNick Varleyのプレゼンノウハウ本.東京五輪招致プレゼンの具体例を紹介しているので,非常に解りやすい.
    ・まず数字から
    ・オーディエンスを理解する
    ・プレゼンでは必ず新しい視点を提供する.
    ・練習があなたの個性を演出する
    ・プレゼン全体(複数人が話場合も)の起承転結を意識する.
    など

    プレゼン機会が多い人や,シンポジウム等をオーガナイズする人にはお薦めの1冊.

  • 帯文:”テレビ、新聞、ネットで話題の英国人戦略コンサルタント” ”"五輪招致の請負人"ニック・バーリー” ”2020年、日本人がグローバルな舞台で成功を収めるための7つの戦略”

    目次:プロローグ、第1章 最終プレゼンを徹底分析する、第2章 ニック式、プレゼンを成功に導く7つの戦略、第3章 「五輪招致の請負人」の仕事術、第4章 世界に日本をプレゼンする

  • 2020年東京オリンピックを勝ち取ったプレゼンの全文と、そのプレゼンの文章・構成を考えたニック・バーリー氏による解説が載った本。

    あの「お・も・て・な・し」のスピーチと言えば、ピンと来る人も多いかもしれない。

    しかし、東京オリンピック招致に成功したのは、滝川クリステル氏による「お・も・て・な・し」のスピーチだけでなく、彼女を含めた7人のスピーチの内容と全体構成が良く、計算し尽くされていた結果なのだということが、本書を読むとよく解る。

    また、このプレゼン全体を構成したニック・バーリー氏が凄い人で、2012年ロンドンオリンピック招致、2016年リオデジャネイロオリンピック招致、2020年東京オリンピック招致を、三連続で成功させた人らしい。2024年もこの人が味方についた国がオリンピック招致を勝ち取るんじゃないか…?と思った。

    そのような凄腕プレゼンのプロが、日本人に合わせて(又は意外性を狙って外して)作ったプレゼン文章が東京オリンピック招致プレゼンなので、プレゼンの参考にしない手はないだろう。

    個人的に、特に参考になったのは2つで、1つはp68の「懸念材料をポジティブに定義し直す」、2つ目はp109の「ネガティブな情報を覆すには、無理に反論するより別の反証材料を使う」の部分だった。

    p68は具体的には、東京招致における懸念材料だった「高齢化する日本」という定義を、「若い大陸アジアの中の日本」とポジティブに定義し直している(ゴールデンタイムがほぼ同じ等、見方によっては一つの市場として捉えられるため)。
    こう表現することで、経済的魅力をアピールできたわけである。

    p109は具体的には、競争国よりも「国内の支持が弱い」という「ネガティブな情報」を覆すために、「ロンドン大会後に帰国した選手を迎え入れるパレードに、平日にも関わらず50万人もの人が参加した」という「別の反証材料」を、写真付きで使ったそうである。
    これで、(日本選手だけでなく)スポーツ全体が日本で支持されていることを印象付けているのが鮮やかである。

    このように、本書はプレゼンの参考にもなるのと同時に、オリンピック開催国決定の仕組みや、東京オリンピックが開催されることになった舞台裏情報として、歴史の資料としても価値あるものと思う。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 336.4//V42

  • ロンドン五輪に始まり、リオ五輪、東京五輪と3期連続して招致に成功したニック・バーリー式プレゼンを成功に導く7つの戦略は
    ①まずは数字から~与えられた条件から計算する
    ②オーディエンスを理解する~相手について、できるだけのことを調べる
    ③インパクトを演出する~プレゼンの中に驚きの要素を入れる
    ④インパクトを持続させる~聴衆を飽きさせないことを考える
    ⑤視覚に訴える~ビジュアルは賢く、適切に使う
    ⑥明確なビジョンを持つ~プレゼンでは必ず新しい視点を提供する
    ⑦パフォーマンス~優れたストーリーを練習で補強する
    である。また、日本人固有の克服するべき問題は、
    ①完璧でない英語を話せないことから、英語によるコミュニケーションに対する尻込み
    ②慎み深く、謙虚である日本文化を背景とした、売り込むということに対する抵抗感
    の大きく2つがあり、これらを克服することが、世界を動かしていくことにつながるのである。

  • 【No.283】「スピーチにジョークを組み込むというのは、ある程度のリスクでもある。うまくいけば笑いをとって、いい印象を与えることができるが、もしすべると空気を読めない、ずれたセンスの持ち主という印象を与えてしまう」「準備を怠るということは、失敗の準備をすることだ(Failure to prepare is prepering to fail)→英軍の規律」「スポーツの世界では”筋肉の記憶”といって、練習を重ねることで身体に覚えさせるという概念がある。これはスポーツの世界でも同じ。口や体がやるべきことを覚えていれば、その記憶に頼ることができるし、パフォーマンスの精度を上げることができる」

  • 短期間で読み終えた
    非常に良い本で、就活しないといけない自分に外国語の強さを認識させてくれた

  • 日本には退屈、損なプレゼンが多い。日本人はアピール下手で、せっかくの技術や商品を持っていても人を引き付ける説明が出来ず、チャンスを逃していることが多い。とこの本の著者は言う。この本では、価値観の違う他国の相手に日本人としてうまく自国をアピールし、グローバルな戦略を展開する方法を教えてくれる。例えばセールスポイントは繰り返す、3のパワー、パフォーマンスや相手に飽きさせない工夫などなど。著者のニック・バーリーはオリンピック招致に3回も成功した人物。プレゼンの指導者としてはかなりの実力を持っている。「プレゼンは学べる技術であって、誰でも練習を積めば必ず人の心を動かすプレゼンができる」とニック・バーリーは言う。うまくプレゼンができる法則が知りたい人には読んでみてほしい。

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