NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる 最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方

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  • NHK出版 (2017年7月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784140817186

みんなの感想まとめ

自然の中で過ごすことが脳や心身に与える良い影響について深く掘り下げた内容が魅力です。読者は、特に子どもたちと一緒に外で遊ぶことの重要性を再認識し、自然とのふれあいを大切にしたいと感じるようです。物語の...

感想・レビュー・書評

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  • 「自然」はストレス軽減や健康促進に良さそう。だれもが直感的に感じていることだと思いますが、それを証明し、都会暮らしの現代人である私たちにもできる「自然」との接し方を示してくれる本でした。

    少し冗長で、目次を見ただけでは何が結論かはっきりせず、レビューを書くにもまとめづらかったことは否めませんが、著者が参加した調査・実験の数々が、面白かったり、ちょっとつまらなかったり・・・何が凄いって、これだけの実験に自ら参加する著者の行動力でした!
    森林浴の最先端を行く(?)我が日本、お隣韓国、フィンランドやスコットランドなどのヨーロッパ、そして著者が住むアメリカ、最後には国をあげて都市の緑化を進めているシンガポールなど、さまざまな国での、調査や実験に実際に著者が参加し、その過程や結果がどうだったかが多く記されています。
    ”NATURE FIX”まさに自然が私たちの不具合を治癒してくれそうだというエビデンスがどんどん出てきます。
    嗅覚、聴覚、視覚に関する調査実験は身近でわかりやすかったこともあり、とても面白かったです。ヒノキの香り、小鳥のさえずり、水の音、自然が生み出す造形美・・・どれもストレス軽減などに大いに貢献してくれそうという結果でした。
    騒音がどれだけ弊害となっているかを調べるための空港近くに住む子供たちへの実験や、同じ集合住宅に住む人たちでも、中庭が見える部屋に住む人と、そうでない人との違いを調べた実験など、結果はわかっていたこととはいえ、数字としてきちんとしたエビデンスが出ていていました。
    そのほかにも、元軍人女性たちが参加したラフティング合宿、ADHDの子どもたちが自然の中で過ごすという取り組みをする学校などでの体験は、完璧という結果ではないにしろ、著者が思うような結果が出ていたようです。
    実験の中には「バーチャルな自然」も含まれていて、時代を感じました。自分が過ごすならバーチャルではなく本当の自然がいいですが、こういった研究も大いに意義がありそうです。

    2008年に世界人口の半分以上が「都市部」に住むようになったそうで、本来私たち人間は自然とともに進化してきたのに、急速に「自然」から離れてしまっていることは容易に理解できます。都市に住む私たちにできることとして、本書では「一か月に5時間」自然に触れる習慣をつけることを提言しています。これならどうにか出来そうではないでしょうか。ひとくちに「自然」と言っても近所の公園から、遠出してやっと行ける海や山まで様々ですが、まずは一本の木からでも良いようです。さらに、著者は「自然から得られる恩恵は、そのなかで過ごす時間と正比例の関係にある」と考えており、その考えにぴったりのネイチャー・ピラミッドが紹介されていました。
    上から、
    毎年、大自然に畏敬の念を抱く
    毎月、ハイキングや森林浴に出かける
    毎週、緑豊かな大きな公園や川辺でリラックスする
    毎日、観葉植物や庭、町中の公園で一息つく
    というものです。

    どこまでできるかはわからないですが、自然はカフェイン中毒のようで、もっともっとと欲しくなるという著者の言うとおりになるといいな~と思いました。

    完全な偏見ですが、イギリス人はフットパスを散歩し、フランス人はセーヌ川沿いでのんびりし、ドイツやフィンランドなど北の方の国になると、しょっちゅう森に行く、と思っていて、そんなヨーロッパの生活にずっと憧れていました。ということは、私も自然を欲しているのだな、と本書を読んで思い出しました。

    とにかく週末には(まずは)公園に行かないと!と思わずにはいられない本でした。好きな習い事にせっせと通って忙しい我が子たちをどう巻き込むかが課題となりそうです。

  • 自然の中で過ごすのは、脳と心身に良い効果がある、という内容。アメリカンジョークは勘弁してほしかった。

  • タイトルの「NATURE FIX」を訳すと、「自然が回復させる」「自然が治す」となります。

    本書は、人が自然に触れたり自然を体験することによって、日々のストレスから回復することがどうやらできるようだ、ということを解説しています。そればかりか、アメリカ、日本、韓国、イギリス、フィンランド、スウェーデン、シンガポールなどの自然と人間の研究やそれらを踏まえた実践的取り組みを取材した著者の経験をまじえながら、おおよそがドキュメンタリータッチで、認知力や創造性などの向上にまで自然の効果が認められることを教えてくれるのです。

    近年、都市部に人口が集中し、2008年には世界人口の半分が都市生活者となりました。自然と疎遠になった都市生活は、人が本来発揮できるはずの認知力や創造性を押しとどめてしまっているのかもしれません。そう考えると、認知力や想像力が自然の力によって「向上する」のではなく、もともと備わっている力を「回復する」手助けになっていると考えることだってできます。

    この観点からみてみれば、都市生活というものは、人のポテンシャルを伸ばさず、そればかりか悪影響を与える度合いの高いものと思えてしまいます。異常に混雑した環境の中に猫たちを閉じ込めるとみんな横暴になりいじめが発生し、それがラットたちだと巣作りを忘れて自分の体を食べ始め、霊長類だとホルモンバランスが崩れて生殖能力が落ちたのだそうです。これらは極端に密度の高い環境での実験例なのでしょうが、人口密度の高い場所に暮らす人間たちはどうなのかを考えてみれば、あまり良い影響は受けていないのかなあという気持ちに、容易になるのではないでしょうか。

    しかしながら、各国でなされている「自然が人間に与える好影響の研究」の成果が行政の分野で取り上げられてもいます。植樹や公園の整備など都市部の緑地化に生かされ始めているのは、人の精神面への働きかけでもあるのでした。また、日本がパイオニアとなっている森林浴の分野に代表されるように、森などの深い自然で1日でも1週間でも過ごすことによって、血圧の正常化やストレスホルモンであるコルチゾールの低下などが認められるようです。

    また、女性の退役軍人たち、それもPTSDを負った女性たちが急流下りのプログラムを通じて活力を取り戻していくのですが、その取り組みについて著者自らが体験取材の模様で伝えてくれたり、ADHDの子供たちが自然で過ごすプログラムを多く取り入れた学校で過ごしながら、症状が緩和していく様子をその傍らから伝えてくれたりなどもしています。自然からの効果はまだまだ未知の部分が多いですが、それでもこれだけの強い力を深く秘めていることが示唆されるのでした。

    これら広範な内容のなかでも、自然による嗅覚での影響、聴覚での影響、視覚での影響について割かれている部分が、僕にはもっとも興味深かったです。嗅覚ではフィトンチッドと呼ばれる森の匂いの成分に効果があるという研究があり、聴覚では、鳥の鳴き声や川の流れる音による癒しの研究があり、視覚では、自然の中にみられるフラクタル(全体の形とそれを構成する部分の形が相似形であること)による癒しの研究があるというのがそれでした。これらすべてをいっしょに体験できるのが、やっぱり森林浴になるのです。

    以前、僕は4シーズンほど自然がいっぱいの観光地で働いていました。四季の移ろいがほんとうに身近に感じられるといいますか、自然と一体となって過ごしていた感があります。ウグイスが鳴き、エゾシカが草を食みにあらわれ、桜が咲き、ルピナスなどの野の花が季節ごとに咲き誇り、晴天や雷雨、暑さや寒さを、扉が開け放たれた小さな一軒家型の受付兼カフェで体験しながら働いていました。接客商売のストレスだってあるのですが、それでもやっぱり、基本的に気持ちの良い仕事でした。脳にも身体にも好かったんだと思います。比較的楽観的にモノを考えることができ、そして感情の抑制も周囲の人たちと比べてできるほうなのは、こういった影響も大きかったのかもしれないです。

    最近は屋内にいることがとても多いです。本書の内容を踏まえると、またどこか自然に溶け込めるような場所で過ごしたくなりました。車で15分くらいのところに自然公園があるので、そこに行ってみようかなという気持ちになってきます。一月に5時間、自然のなかで過ごすと効果が出るようです。みなさんもいかがですか。

  • 2歳と1歳の子どもがいますが、休みの日にはとにかく一緒に外で遊ばせてやりたいと、これを読んで思いました。
    湖水浴シーズンもぼちぼち終わるし、涼しくなってきたら子どもたちを背負って山にでも登るかー

  • 自然と脳の関係について。
    小説を読んでいるよう。
    結果だけを知りたい場合、不要な文書もある。
    長いが最後まで飽きずに読めた。
    この本を読んだら自然のあるところに行きたくなること間違いなし。

  • 緑に囲まれたり水辺でのんびり過ごすことが、癒しになるなぁと大人になって思います。

    自然に囲まれて育ったので、朝の小鳥のさえずりや夜の虫の音を聞くと心がまろやかになります。

    普段都会のビル群に囲まれているならば、お休みの日に敢えて自然に触れる時間を作るのも良さそうです。

    最高の脳を作ることと健康でいる事とは密接に関係があるんだなと気づかされました。

  • 今、わたしに必要なもの。それは自然。
    ?ヒノキの香りかも。

  • 自然が脳に与える影響を科学的に装置やアンケートなど実験によって立証しようとしてところがいい.
    日本は森林浴という言葉がある様に自然への回帰思考が強い.この本にもまず取り上げられている.韓国,フィンランド,スコットランドなどの取り組みも激流ラフティングによるPTSD治療など興味深かった.
    脳という謎の分野で自然の及ぼす効果,何となく感じていたことの裏付けを得た様な気がしました.

  • 1ヶ月で5時間の森林浴で心も身体も癒され、脳も免疫も自己肯定感も人間関係もよくなることがわかった。なによりも、子どもである時にクリエイティブを育み、結果として大人になった時に考え、行動できる人を育むのは自然であることを知れてよかった。
    しかし、その一方で私自身海が好きなので、海の効果を特に知りたかった。

  • 自然は人間をリラックスさせる。自然を欲する本能を満たすからこそ、行動を起こす意欲が湧き上がってくるのが脳のシステム
    マルチタスク以外の脳の部位がはたらくin自然
    マルチタスクを続けているとエネルギーが使い果たされてしまう。
    注意回復理論(しせん


    極めてシンプルな結論→できるだけ外に出ること。時には雄大な自然が広がる場所に出かけて畏怖の念を感じること。深々と自然の空気を吸うこと

    嗅覚→自然の匂い(アロマも効果あり)
    視覚→フラクタルが知覚に優しい
    聴覚→小鳥のさえずり。なるべく人工の音がない場所が良い
    気持ち→畏怖の念、リラックス効果。


    1ヶ月に5時間自然の中にいるだけです認知能力が改善する。この際、携帯電話は必ずオフで

    人生でやるべき自然に触れるリスト(ネイチャーピラミッド)は以下

    毎年:大自然に畏敬の念を抱く
    毎月:ハイキングや森林浴に出かける
    毎週:緑豊かな大きな公園、川辺でリラックス
    毎日:庭、観葉植物、街中の公園で一息つく

    今は都市に人口が大量流入する時代。よって、都市に緑を取り戻す仕組み作らなければならないだろう

    • skyfish4519さん
      ストレス状態と関連する脳の扁桃体の活性が、都市部居住者では田園部居住者よりも高い。被験者に同じ社会的ストレッサーらを与えたところ、扁桃体の反...
      ストレス状態と関連する脳の扁桃体の活性が、都市部居住者では田園部居住者よりも高い。被験者に同じ社会的ストレッサーらを与えたところ、扁桃体の反応は都市生活者の方が田舎生活者より過剰に強かったという。
      2017/08/05
    • skyfish4519さん
      実験の結果、被験者は都会にいる時より、屋外の緑豊かな場所や自然の中に身を置いている時の方が有意に、かつ確実により深い幸福感を覚えている。
      実験の結果、被験者は都会にいる時より、屋外の緑豊かな場所や自然の中に身を置いている時の方が有意に、かつ確実により深い幸福感を覚えている。
      2017/08/05
  • 著者が自然の効果にまつわる様々な国の様々な研究に自ら参加するお話。
    自然がもたらす効果について楽しく学べました!
    読み終わってからは休日に自然がある環境で過ごしたり、足を運ぶ機会が増えたように感じています。

  • 長くてパワフルな、自然推しの本でした。

    別の本ですが『脳を鍛えるには運動しかない』のように、実験内容と効果が延々と書いてあり、とても勉強になります。

    自然には、ナチュラルキラー細胞が増えたり、創造性が向上したり、様々な効果があるとのことです。
    (メリットが多すぎて書ききれない)


    1ヶ月5時間の自然活動を推奨されており、この本をきっかけに、近所の公園に行く習慣を身につけようと思いました。

  • これを読むと自然があるところに行きたくなる。1ヶ月に5時間自然と触れ合うのは、すぐには難しい。都市計画にもう少し自然を取り入れてもらいたい。次に引っ越すときは大きな公園の近くに住みたい。

  • 読書の動機→自然が心身に良い影響を及ぼすのではないかという仮説を持ち、その検証のために読んだ。

    人類が誕生してきてから自然に囲まれ、守られ、自然と共生してきたのにも関わらず、現代は自然との繋がりが希薄になっているのは奇妙ではないか?

    この疑問から始まる本書は、自然が心身に良い影響を与えることを証明する(証明しようとしている)研究を紹介する。

    驚いたこと
    ・森林浴は日本発祥
    ・都心部を歩いている時と比べて森林を歩いている時では、ストレスホルモンと呼ばれているコルチゾールの値が下がる
    ・森林で過ごすことでNK細胞が増大し、それは持続する
    ・樹木が発するフィトンチッドがNK細胞に影響を与える
    ・実行、空間知覚、デフォルトネットワーク
    ・血圧が正常値に近ずく
    ・自然界にある幾何学的パターンのフラクタルは、視覚野にも見られる
    ・フィンランド国土の74%が森、人口500万人でコテージは200万個
    ・畏敬の念を覚えるには、「はてしない広がり」が必須、簡単には分類理解ができず、好奇心がかきたてられる、恐怖と謎と美が一体になった時に、記憶に焼きつく
    ・シンガポールの取り組みーバイオフィリックシティ、国土の緑地は年々増えている(2007年で47%)

    その他
    ・研究の信頼性や妥当性を保つのが難しそう

  • ●2026年5月1日、グラビティで昨日おすすめされた「良い戦略、悪い戦略」をすぐ図書館で予約して(元から知ってる本だったけど)、届いたので最寄りのMSK図書館に行って借りたときに、リサイクル本ボックスに置いてあったので、「趣味の園芸 2024.2月号 特集:クリスマスローズ」を無料でもらった。

    それの巻末、151ページに「もっと知りたい植物のこと」というテーマで、計6冊の本が紹介されていた。

    ①土を育てる
    ② サイレント・アース
    ③植物は〈知性〉をもっている
    ④植物は〈未来〉を知っている
    ⑤「木」から辿る人類史
    ⑥NATURE FIX(ネイチャー・フィックス)

    今日もらった3冊:
    「プレジデント 2025.1.31号 ―年金で泣く人 年金で笑う人」「2025.2.14号 ひとりで生きる老後戦略 」「趣味の園芸 2024.2月号 特集:クリスマスローズ」

  • 大なり小なり自然に触れるのって やっぱりいいよね〜

  • 感想
    自然に全然触れていないと気がつかされた

    学び
    毎年、感動するレベルの自然を見る
    毎月、ハイキングや森林浴などで5時間は過ごす
    毎週、公園や川辺でリラックスする
    毎日、観葉植物、庭で一息つく

    幸福度の高い国は自然に力を入れている

  • シータ「ひとは土から離れては生きられないのよ!」に共感できたあなたのための一冊です。
    (遠田敦先生)

    日本大学図書館生産工学部分館OPAC
    https://citlib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=1000299177&opkey=B176187378287388&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=0

  • 自然が最高の脳をつくる、子どもの頃自然の中に連れて行ってもらってもあまりそう感じなかったが、大人になって自然の中にいるとまさに脳がリフレッシュされてポジティブに動き出す気がする。

    色々な国、自然の中での実験を通して書かれていて作者の行動力をすごいと思った。

  • 野外で過ごすと頭が冴えた気がする?
    それは気のせいではありません。
    自然は最高の脳をつくる。

    人間は自然の中で進化してきたから、自然の中で過ごしていると、脳が元気になる。
    1日5分で身近な自然を感じる。1か月に5時間で自然に触れる習慣で変わる。3日間。大自然が脳に与える効果は大きい。

    自然に触れることで精神を整えよう。何が足りないんだ。自然が足りないんだ。
    まずは、身近な公園からでもいい。実践してみよう。そう思った。

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