佐野洋子の「なに食ってんだ」

著者 :
制作 : オフィス・ジロチョー 
  • NHK出版
3.41
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本棚登録 : 61
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140817315

作品紹介・あらすじ

石から銀座の握り寿司まで、「口に入れたもの」のエピソードの数々を、絵本、童話、エッセイ、小説など、すべての著作から厳選して抜粋。佐野洋子の「口の中、腹の中」がわかる食事典。

感想・レビュー・書評

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  • 50音順に並べた「食べ物」と、それに纏わる著者の作品が加えた「味付け」をほんの一口ずつ。

    喉を通ることもない食べ物達だが、
    体中の細胞を喜んで周り、隅々にまで栄養を運んでいる様な幸福に満ち溢れた「食事」を堪能できた。

    ひと口紹介。

    「ケーキ」  
     
    さて きょうは、おばあさんの99歳のお誕生日です。

    おばあさんは あさから ケーキをつくりました。

    ねこは おばあさんのつくる ケーキが だいすきでした。

    「おばあちゃん ケーキをつくるのじょうずだね。」

    「だって、わたしは おばあちゃんだもの。
    おばあちゃんは ケーキをつくるのが じょうずなものよ。」

  • 佐野洋子が書いたものから食べたものに関するものを寄せ集めた。さらにお得意の料理の写真や作り方も入る。おいしそー!
    佐野さんが著者ということになってるけどもう他界しているので、オフィス・ジロチョーという佐野さんの事務所というか、たぶん息子が中心になってこの本をつくったんだと思う。自分が死んだ後に、自分の名前で編集された著書が出るのってどうなんだろう。しかもこの本なんか、食べたものに関するところだけ抜粋してるんだよ。いいとこ読みできるお得な本だけどそれでいいのかしらん。

  • この表紙のアナゴと中トロのお寿司のおいしそうなこと!
    他にも佐野洋子が好んで作った料理がカラーの写真付きでふんだんに載っている。
    どれもこれもおいしそう。
    料理は好きでよく作っていたよう。すごく手のこんだのもあってマメだったんだなぁと感心する。
    きっと中国で過ごした幼少期に遡って、あの母が手作り皮から作る餃子に料理作りの原点があるような気がした。
    右側に心臓を持つ11歳で亡くなったお兄さんのちっちゃい時の写真が(著者と一緒に写ってる)あって、
    それはとても聡明そうで、はかなげで、綺麗な顔の男の子だった。
    きっと佐野洋子はずーっと兄を失ったという喪失感があったんだろうな。

  • 佐野洋子さんの著書の食べ物に関するところを抜き出して、紹介する索引のような辞書のような本。

    佐野洋子さんの大ファンなら「あーあったあった!」となるのかも知れないが、『100万回生きたねこ』くらいしか読んでないのでピンとこなかった。

  • お寿司に手をかけようとするにゃんこ、可愛いです。佐野洋子さんの「なに食ってんだ」、2018.3発行です。佐野洋子さん、2010年、72歳で永眠されました。寂しいです。この作品、佐野洋子さんの食に関するエッセイが収録されています。そして若い頃の写真もあちこちに。人との別れは寂しいですね!

  • 概ねおいしそうなのだが、ホントに「なに食ってんだ」的なモノがまじっておる。でも、わかるぅ。

  • 佐野洋子のエッセイと著作から食べ物に関する記述を抜いて、五十音順に並べた、マニアックで愛あふれる本。レシピがあるのも楽しい。

  • 佐野洋子のエッセイや絵本の中から、食べ物に関するものをピックアップして写真やイラストと編集。
    やっぱり佐野洋子が好きだ❗

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著者プロフィール

さの・ようこ――1938年、中国・北京で生まれ、終戦後、日本に引き揚げました。1958年、武蔵野美術大学に入学。1967年、ベルリン造形大学でリトグラフを学びます。著書の絵本では、ロングセラーとなった『100万回生きたねこ』(講談社)や第8回講談社出版文化賞絵本賞を受賞した『わたしのぼうし』(ポプラ社)ほかがあります。童話にも、『わたしが妹だったとき』(偕成社)第1回新美南吉児童文学賞受賞作などがあり、そのほかに『ふつうがえらい』(新潮文庫)をはじめとするエッセイも執筆、『神も仏もありませぬ』(ちくま文庫)では第3回小林秀雄賞を受賞しました。2003年、紫綬褒章受章。2010年、永眠。享年72。

「2018年 『ヨーコさんの“言葉” じゃ、どうする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐野洋子の作品

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