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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784140817551
感想・レビュー・書評
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意外と短い50年くらいのヒップホップの歴史。
特定の地域、人の属性、やり方がさまざまな試行錯誤やグレーゾーンな取り口を経て、カッコ良ければ正義という美学のもとで世界最大規模の音楽ジャンルとなった。
この本の放送自体も六年前なので、今に至る空白をその間の音楽で埋めてみたい。
この本とともに、発祥からBAD HOPまでを米日で時系列に聞くことで、とくに日本のラップの変化に驚くことができる。
ラジオで聞けた方が確実に楽しく、手間要らずではあるが、これから読むなら是非プレイリストとともに時系列で聴きながら歴史を感じて欲しい一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
桂歌丸師匠が亡くなられたことによって、名実共に師匠の称号を手に入れたライムスターの宇多丸師匠(注:諸説あります)が、2018年にNHK-FMを1日ジャックして放送した1970年代〜2018年までのラップの歴史を語り続ける長尺番組を書籍化したもの。
宇多丸師匠の脇を固めるメンバーもそれぞれの専門性からラップ、ヒップホップの歴史を語ってくれており、書籍ならではの充実した注釈もあり、まさに教科書といって良い完成度。
文科省は”新しい歴史教科書”などは焼き捨ててその著者らを縦穴に生き埋めにし、その代わりに本書を新たな教科書として義務教育で教えるべきであろう。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1226563 -
全然知識不足なのですが、
こういう構成の本は、とても役に立ちました。
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なんとなーくは知っていたが、ヒップホップの発生と地域・ジャンル・プレイヤーの盛衰は知らない部分も多く、面白く読めた。
そして、自分はゼロ年代以降のUSヒップホップに全く興味が持てないな〜。とゆう事も分かった。日本のヒップホップ史は全て好き。 -
過去や歴史を客観的に振り返るだけではなくて、当時リアルタイムで聞いていたその肌感覚を伝えてくれるのは面白かったです。NWAの「本当のワルがドーンと来たって感じ」というところとか。
また、アメリカのラップだけではなく、並行して日本のラップ史を語っていく構成は理解しやすいし、興味も持ちやすいのでとても良かったです。
ただし、全体としては情報量が多すぎて、整理されていないと感じる部分もありました。次から次へと固有名詞が出て来て、それらすべてに注釈がつくので、いちいち読んでると本編の内容が頭に入ってきません。
注釈入れる部分を絞るとかしても良かったと思いますが、この本の目的から考えるとそれもまた中途半端になってしまう気もします。やはり元はラジオなので、語られてること全部を説明しようとすると無理が生じるのかもしれません。
せめて、書籍化にあたって10年ごとの区切りで「この10年はヒップホップにとってどういう10年だったか。重要人物はこの人とこの人で・・・」みたいな説明文がつけば、頭で整理しながら情報を入れられたような気がします。
会話形式の本なので後から参照しようとしても情報がまとまっているわけではなく、本当のヒップホップ初心者には向いていないのかも、と思いました。ある程度ヒップホップの知識がある人ならば、出演者たちの盛り上がりも共感できるし、出てくる固有名詞も理解できるので楽しく読めるような気がします。
「入門」と銘打つのであれば、もうひと押し親切さがあるとよかったな、と思いました。 -
面白い!
なんでも歴史を辿ると好きになる。
ヒップホップ全然聴いてこなかったけど好きになった。 -
Spotify片手にプレイリストを再生しながら放送を聴くように読んだ。楽しい時間だった。
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ラジオ番組が元になっているので、楽しく気軽に聴くように読めた。アメリカと同様に日本でも、ヒップホップがヒットチャートを席巻するのもそう遠くないのかもしれない。
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感想
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