- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140817551
感想・レビュー・書評
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ブックガイドとして秀作。慣れなければ聞き分けが難しく、かつ昨今では、大量の作品がリリースされては消費され続けている、hiphopのそれぞれの曲に、歴史的立ち位置というキャラ付けができそう。日本語ラップの歴史パートも楽しい。まだまだ日本ではサブカルというイメージ。BOSEが語っていた、王道のラッパーが存在しない状態で、スチャ的なラッパーが売れてしまったというのは、とても興味深いところである。
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全然知識不足なのですが、
こういう構成の本は、とても役に立ちました。
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なんとなーくは知っていたが、ヒップホップの発生と地域・ジャンル・プレイヤーの盛衰は知らない部分も多く、面白く読めた。
そして、自分はゼロ年代以降のUSヒップホップに全く興味が持てないな〜。とゆう事も分かった。日本のヒップホップ史は全て好き。 -
過去や歴史を客観的に振り返るだけではなくて、当時リアルタイムで聞いていたその肌感覚を伝えてくれるのは面白かったです。NWAの「本当のワルがドーンと来たって感じ」というところとか。
また、アメリカのラップだけではなく、並行して日本のラップ史を語っていく構成は理解しやすいし、興味も持ちやすいのでとても良かったです。
ただし、全体としては情報量が多すぎて、整理されていないと感じる部分もありました。次から次へと固有名詞が出て来て、それらすべてに注釈がつくので、いちいち読んでると本編の内容が頭に入ってきません。
注釈入れる部分を絞るとかしても良かったと思いますが、この本の目的から考えるとそれもまた中途半端になってしまう気もします。やはり元はラジオなので、語られてること全部を説明しようとすると無理が生じるのかもしれません。
せめて、書籍化にあたって10年ごとの区切りで「この10年はヒップホップにとってどういう10年だったか。重要人物はこの人とこの人で・・・」みたいな説明文がつけば、頭で整理しながら情報を入れられたような気がします。
会話形式の本なので後から参照しようとしても情報がまとまっているわけではなく、本当のヒップホップ初心者には向いていないのかも、と思いました。ある程度ヒップホップの知識がある人ならば、出演者たちの盛り上がりも共感できるし、出てくる固有名詞も理解できるので楽しく読めるような気がします。
「入門」と銘打つのであれば、もうひと押し親切さがあるとよかったな、と思いました。 -
面白い!
なんでも歴史を辿ると好きになる。
ヒップホップ全然聴いてこなかったけど好きになった。 -
Spotify片手にプレイリストを再生しながら放送を聴くように読んだ。楽しい時間だった。
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ラジオ番組が元になっているので、楽しく気軽に聴くように読めた。アメリカと同様に日本でも、ヒップホップがヒットチャートを席巻するのもそう遠くないのかもしれない。
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感想
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最近ロクサーヌ、2pacの映画を立て続けにみたので ラップ熱が熱くなったので、読んでみました。
2pacの映画の中では、東西紛争の部分が
予備知識なしで?状態だったので、よく理解できました。
まずヒップホップには誕生日と生誕地がある!
1973年8月11日。
ニューヨーク、ウェストブロンクス、モーリスハイツ地区のセジウィック通り1520番地にある公営住宅。
ブレイクビーツが生まれ、ニューヨーク大停電があり・・・。
節目となった音楽は、曲名は知らなくても耳にしたことがあり、面白いことに拠点が移り変わっていく。
特にヒップホップを好きになった2000年くらいからリアルタイミでよく聞いていた2010年くらいまでのパートが熱かった!
アメリカの歴史と合わせて、日本の歴史も説明があったので、いとうせいこうさんからの歴史的なさんぴんcampも理解が深まった。
そして、ライムスター のすごさを改めて実感!
生放送のラジオをリアルタイムで聴きたかった。
読み応えがあるけど、一気に読めてしまう一家に一冊は欲しい、ヒップホップずきのバイブルとなりうる本でした -
ヒップホップの歴史をアメリカと日本を対比させて、とてもわかりやすい。出演者の知識量が半端ない。1番ハマっていた90年代後半の曲たちをまた聴きたくなった。
著者プロフィール
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