ストイック・チャレンジ: 逆境を「最高の喜び」に変える心の技法
- NHK出版 (2020年11月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140818466
作品紹介・あらすじ
シリコンバレーが熱狂する、2000年前の思考法
目標を達成しようとするとき、困難や逆境にはどのように対処するべきか? 古代ストア派の哲学者は、ネガティブな感情にとらわれず、喜びや楽しみなどの前向きな感情を増大することが必要だと説いた。こうしたストア派哲学の教えは、現在、「高ストレス環境下で活躍するための理想的なOS」として、シリコンバレーで大流行している。本書は、「禅」「マインドフルネス」に連なるかたちで注目されているストア派哲学の考え方を20世紀後半の心理学と組み合わせ、主体的に感情をコントロールし、よりよい人生を送る方法を記した一冊である。創造性を発揮するための、究極のメンタルフィットネスプログラムがここにある。
感想・レビュー・書評
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ストレスや逆境への向き合い方 をストア哲学に照らし伝えている 内容は大きくは他のこれらを内容とした本と変わらないが実例を交えて説得力は強い。
逆境はリフレーミングゲーム
望まない事象が生じたときの最も高いコストは怒りと不安
経験した怒りは再燃する (怒り作らない方がいい)
潜在意識はネガティブなもの 健在意識化することで捉え方を変えコントロール可能にする
生じることはコントロールできないが生じた後のことはコントロールできる -
ストア哲学実践者として、人生に起こる事物へ取り組み方を、様々な事例を使ってわかりやすく紹介する。
回復力(レジリエンス)と問題解決能力を鍛える。
逆境をチャレンジとしてゲームに変え楽しむ。
怒りは幸福と共存しない。
怒りを覚えれば自分で自分に害を及ぼす。
潜在意識と顕在意識
20世紀後半の心理学の手法を取り入れ、感情のコントロール法を身に付ける。
ネガティブ・ビジュアリゼーション
アンカリング
フレーミング
自分を知るには試練が必要である。
「ストア哲学的冒険」に出かけよう!
失敗を受け止める。
自分に嘘をつかない。
逆境に感謝する。
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ストア哲学。難しいのは、平静を保つこと。
耐え忍ぶのでなく、苦しまずに経験する
行き過ぎた幸運こそ、ストア哲学の本領発揮∶行き過ぎた幸運は、理性を揺るがし怠惰な夢を貪らせ、偽りと真実の区別を霧で覆う。そうした時期はいつか必ず終わる。その時辛く感じられるだろう。幸運に対しても不運と同じように対処するのが理想である。
ストア哲学は、冷徹なのではなく出来事を前向きに解釈する不変の楽観主義者
失敗は成功に欠かせない要素のひとつ
恐怖に立ち向かうのは、恐怖を感じている自分に対処すること
それまで空腹と感じていたのは、退屈と不満による精神的なものだったときづく
逆境に見舞われたとき、だれのせいでそんな目にあった?加害者のトップは自分。多くは準備不足
感情をコントロールする。隠すのでなく、そもそも抱かない
怒りと情熱を区別する
ネガティブ・ビジュアリゼーション∶一瞬、最悪の場面を想像→当然のことと思わなく済む
無かったらどうだった?→感謝 -
5秒テスト(なんかあったら5秒以内にそれをストア主義のテストだと思うようにする)はおもしろいが、あとはなんか低調。セリグマンやピーターソン他のポジティブ心理学や認知行動療法の本読んだ方がいいだろう。
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図書館がおくる、「クラブ・サークル向けおすすめ図書」
クラブ・サークル名 フットサル部
請求記号 141.6/Ir
所蔵館 2号館図書館