いろいろ(通常カバー版)

著者 :
  • NHK出版
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本棚登録 : 214
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140818633

作品紹介・あらすじ

たおやかでまっすぐな言葉が紡ぐ、ありのままの本音。
等身大の上白石萌音があふれた文筆処女作となるエッセイ集、完成!

何気ない日常の断片や去来する思い、情景などを綴った50篇におよぶエッセイ、大切な家族との再会や、ゆかりの地を巡った故郷・鹿児島ルポ、初の創作となる掌編小説、思い出の写真とともに振り返るバイオグラフィ、本人撮影によるフィルムカメラスナップ……。
これまでブログやSNS、メディア取材などでは語られなかった気持ちや、家族・友人への思いなど、過去を振り返りながら足もとを見つめ直し、そして未来へ思いを馳せるように、ありのままに瑞々しくも至妙に綴られた文章はすべて書き下ろし。何気なくてあたたかな数々の“記憶”をあざやかな“叙述”として編み上げました。
豊富に収載する写真は全点初公開。文章と写真によって、俳優、歌手、ナレーターなど幅広い活躍でいま最注目の上白石萌音さんの多彩な魅力をあらゆる角度から描き出し、知られざる素顔と胸の内を知ることができる、ファンならずとも必携の一冊です!

【上白石萌音さんよりタイトルの決定に寄せて】
お芝居も、歌も、声の仕事も、はては現場の雰囲気に対しても、これまでの仕事の根底において大事にしてきたのは、自我を消して「求められる色に染まること」であった、と。そして、ありとあらゆる色と出逢う、貴重な経験をさせていただいてきたのだ、と。
そのように見つめ直してエッセイを綴っていると、たくさんの楽しいこと、嬉しいこと、つらいことなど、本当に「人生いろいろだな」と言えるような経験を次々と思い出しました。現時点でのそれら全部を、大きな意味で込められるものにできたらと考え、『いろいろ』と名づけました。 ――上白石萌音

■目次
*はじめに
*エッセイ
「踊る」「視る」「懐かしむ」「読みこむ」「採る」「完パケる」「灯す」「駆られる」「決まる」「学ぶ」「読み上げる」「歩く」「断ち切る」「揃える」「降る」「鳴らす」「交わす」「合わせる」「駄弁る」「歌う」「食べる」「挟む」「ふやける」「減らす」「愚痴る」「叩く」「赴く」「住む」「生きる」「立ち返る」「めくる」「失くす」「写る」「違える」「オフる」「入る」「観る」「並べる」「参る」「宿る」「始める」「料る」「走る」「応える」「おます」「触れる」「褒められる」「演じる」「撮る」「終わる」  《全50篇》
*わたしの〝萌音さんの色〟
*掌編小説
*わたしがいた風景~鹿児島小旅行リポート~
*足あと、いろいろ
*『いろいろ』ができるまで
*あとがきにかえて

感想・レビュー・書評

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  • 「いろいろ」

    上白石萌音さんの、初のエッセイ集。
    上白石さんが本を書かれることがあったらぜひ読んでみたいと思っていた。それは、瀬尾まいこさんの「そしてバトンは渡された」の文庫の解説を読んで
    とても温かみを感じる言葉選び、読書家を感じさせる語彙力に惹かれていたからだ。

    本のタイトルも上白石さんの直筆だ。柔らかく、まっすぐな綺麗な字を書かれるのだなぁと惚れ惚れしながら眺めてしまった。

    エッセイを読んで、仕事も普段の生活もとても丁寧に向き合っておられる様子がよく伝わってくる。
    中には、上白石さんが撮られた写真も載っている。その写真がまた、文章と同じくらい優しい。
    色味がエモい。とっても好きだ。

    どのエッセイにもはっとさせられる言葉や、こんな言葉選び素敵だなっていうのが載っているのだけれどいくつか。

    ・いつか(原田)マハさんの住むパリに遊びに行きたい。もしかするとその日は、京都に急行したあの日のように、突然訪れるかもしれない。その時たくさんのことを感じられるように、心の畑をこつこつ耕して柔らかくしておこうと思う。

    ・父の隣を走ると心身が整う。そしていつも、無理をせず自分のペースで足を前に運ぶことを教えてくれる。背筋を伸ばすこと。呼吸を深く保つこと。なるべくドタバタと音を立てずに、少し先の地面を見据えて前に進むこと。こうやって並べてみると、正しい走り方は健やかな生き方に似ている。

    ・褒め言葉の受け取り方ってとても難しい。謙遜しすぎると失礼に当たるし、すべてを鵜呑みにしていたら、自分を過信するようになってしまうだろう。自信は必要だけれど過信は危険だ。
     私は、いただく時はありがたく頂戴して、そのあとは部屋の箪笥あたりに大事にしまっておくことにしている。そこから必要な時に必要な言葉を取り出して、心のポケットに入れておくのがいい。いつも全部持ち運んでいると、足元が見えなくなってしまうから。


    手元に置いて、ホッと一息つきたいときに読み返したい一冊になった。

  • 上白石萌音が本気エッセイ書下ろし「萌歌の一言に…」 | 女性自身
    https://jisin.jp/entertainment/interview/2023504/

    上白石萌音 -いろいろ- | NHK出版
    https://www.nhk-book.co.jp/pr/book/000000818632021/index.html

  • "可愛い"を具現化して"憧れの女の子像"を可視化した、みたいな人だと思っていた。
    画面の中の愛される天才は、少しだけ他の人よりも喜怒哀楽のバリエーションが豊かなだけで、丁寧に、繊細に、いろいろな色で世界を見ることの出来るような、とんでもなく素敵な人だった。

    こうやって人となりを知って、更に彼女のことを好きになっていく。
    誰かの言葉には、きちんとその人の温度が宿る。

    だからわたしはエッセイが好きだし、本が好きだし、上白石萌音という女性が好き。

  • 大好きな大好きな萌音ちゃん初の著書。
    萌音ちゃんが表す言葉たちは、知的であったかくて柔らかくて、一言一句吟味された言葉たちで溢れていました。
    萌音ちゃんの日々感じたことを知るのが嬉しくて嬉しくて思わず一気読み。
    2回目読むときはひとつひとつの言葉をもう少し味わうことにします。
    エッセイも読みやすくて読書を普段しない人でもすらすら読めると思います。
    この本を読んで、より言葉と自分と向き合って表現することを追求していきたいと心から思いました。

  • めちゃくちゃ丁寧に作られている本!久しぶりに装丁に惚れ惚れする本に出合った。と、萌音ちゃんの文章は萌音ちゃんが語りかけてくれるみたいにすぅーっと頭に入ってくるな。いつか朗読会してほしい。

  • 萌音ちゃんは文才もあるのか、、、
    丁寧な言葉で紡がれた素敵エッセイ

  • ありのまま、という印象。たくさんまなばれてるのだな。

  • 大好きな萌音ちゃんのエッセイ。
    あっという間に読めて、萌音ちゃんのことが今までよりももっと知れた気分になる。可愛くて秀才で、語彙力の多さは見習いたいなあ。相手に不快感を与えることなく、スラスラと文を書いたり、自分の気持ちを伝えられる人になりたい。

  • 萌音ちゃんの良さをさらに知れた気がする。
    本当に素敵で優しい方。滲み出てました。
    読むにつれてもう終わりかって気持ちに。こーゆーことだったのか。
    お気に入りの一冊になりました。

  • もねねんのことがさらに好きになった。あったかくて、優しい気持ちになれる。

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著者プロフィール

俳優。1998年、鹿児島県生まれ。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞受賞。俳優のほか歌手、ナレーター、声優など幅広く活躍。ドラマ「ホクサイと飯さえあれば」「恋はつづくよどこまでも」「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」、映画「舞妓はレディ」「君の名は。」、舞台「ナイツ・テイル―騎士物語―」「組曲虐殺」など出演多数。21年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」ではヒロイン・安子を務める。

「2021年 『いろいろ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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