NHK「100分de名著」ブックス カント 純粋理性批判 答えの出ない問いはどのように問われるべきか?

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  • NHK出版 (2023年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784140819432

作品紹介・あらすじ

近代哲学の最高峰が、手に取るようにわかる!

神の存在や世界の始まりを問うてきた西洋哲学の伝統をことごとく破壊し、
新たな形で再生させてみせた史上最大の古典。
私たち人間は何を認識し得るのか? ア・プリオリとは何か? 人間に備わる悟性とは?
西洋哲学の最重要古典をこのうえなく平易に解説する、入門書の決定版。
書下ろしとなるブックス特別章も収載!

みんなの感想まとめ

難解な哲学書を平易に解説したこの入門書は、カントの『純粋理性批判』の核心をつかむ手助けをしてくれます。著者は、カントが問いかけた「答えの出ない問いはどのように問われるべきか?」というテーマに焦点を当て...

感想・レビュー・書評

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  • 「わたしたちが頻繁に、そして長く熟考すればするほどに、ますます新たな賛嘆と畏敬の念が心を満たす二つのものがある。それはわが頭上の星辰をちりばめた天 空と、わが内なる道徳法則である。」

    カントです
    スースーするやつな(それはミント)

    「世界三大難解哲学書」と言われるカントの『純粋理性批判』を分かりやすく解説、100分で分かった気にさせてくれる入門書です
    ほんとかよ

    ほんとだった〜!

    なんとなく分かった気になれた〜!

    「なんとなく分かった気になれた」がゴールでいいのか?という問いは今置いておく(早速カントに学んだ手法)

    でね、この『純粋理性批判』っていったいなんなのよ?って言うとまぁ色々ある
    もちろん色々あるんだが、そのうちの大きなテーマのひとつとして副題の「答えの出ない問いはどのように問われるべきか?」がある

    答えを出すのが哲学だとすれば、例えば「神様は本当にいるのか?」という問いには、突き詰めると「いるとも言えるし、いないとも言える」ってことになる
    どっちもありだし、どっちもなし
    じゃあもうそもそも答え出すの無理、ほっとけ!というわけね

    ではこんな風に問い直したらどうだろう?
    「人はなぜ神の存在を必要とするのか?」これなら、人それぞれかも知れんけど答え出せそうじゃん!っていう

    カントやる〜( ´∀`)bグッ!

    もちろん、こんなレビューにサラッとまとめられる話ではないんだが、まぁそんな話もしつつよ

    そしてカントが最も熱を込めて思考してるの「いかに道徳的に生きるか」だったりして、そこはもうカントに弟子入りしたいくらいに共感です
    道徳人間ベマとしては(誰やねん)

    光文社古典新訳文庫シリーズで出てるのでいつかは『純粋理性批判(全7巻)』そのものにも挑戦したいなと思いつつ

    次はフッサールだ!
    サッカーのちっちゃい版な(それはフットサル)

    • bmakiさん
      一休さんの髪の毛

      ふっさふっさー


      フッサールは日本語的にむずいです(-。-;
      一休さんの髪の毛

      ふっさふっさー


      フッサールは日本語的にむずいです(-。-;
      2026/06/23
    • ultraman719さん
                       ノ
                彡 ノ
              ノ
           ノノ   ミ
       〆⌒ ヽ...
                       ノ
                彡 ノ
              ノ
           ノノ   ミ
       〆⌒ ヽ彡     
         (´・ω・`) 

      僕、一休ですっ!
      2026/06/23
    • ひまわりめろんさん
      まきたろう

      まずひな型を無視してるからな

      まぁまぁまぁ、まずは一献それは瓶ビール

      よく眠れるようになるお茶それはカモミール

      日本圧勝...
      まきたろう

      まずひな型を無視してるからな

      まぁまぁまぁ、まずは一献それは瓶ビール

      よく眠れるようになるお茶それはカモミール

      日本圧勝!!茨城県民の誇り!!それは上田綺世ツーゴール
      ゴーーーーーーーール!
      2026/06/23
  • 哲学史上、最も難解な名著を平易に読み解く『NHK「100分de名著」ブックス カント 純粋理性批判 答えの出ない問いはどのように問われるべきか?』8月25日発売|株式会社NHK出版のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000759.000018219.html

    名著98「純粋理性批判」:100分 de 名著
    https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/98_kant/index.html

    NHK「100分de名著」ブックス カント 純粋理性批判 答えの出ない問いはどのように問われるべきか? | NHK出版
    https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819432023.html

  • 主要なポイントに絞って極力分かりやすく説明してくれているがそれでも何度も読み返さないと頭に入ってこない。
    (用語集があると嬉しかったな)

    欲を言えばこの本では「純粋理性批判」の骨格(全体像)がイマイチ理解できなかったので、他の解説書と合わせて読むと理解が進むと思った。

    この本が本当のきっかけって感じですね。

  • 純粋理性批判をわかりやすく解説した書籍
    哲学界の時代背景からカントが解決したかった課題を前提に解説してくれているので哲学史に明るくない自分でも理解しながら読むことができた。
    また哲学史の解説のおかげで他の哲学者との対比でさらにカントの新規性が理解しやすい内容だった。

  • 読みやすかった。例やイラストのおかげで何回か読み直すうちになんとなく掴めた。最後のまとめも素晴らしい。カントもこの本を読んで、もっと分かりやすい文を書くよう意識を変えた方がいいと思う。

  • ■評価
    ★★★✬☆

    ■完走
    ◯哲学でカント以前・カント後と言われるほどの絶大な影響をもたらしたカント。難解と言われるが、本書では非常にわかりやすく説明されている。
    ◯感性・悟性・理性のフィルターで、認識をしていることと、物自体は、知ることができないというのはなるほどと思った。
    ◯物自体は理解できないとしながらも、これらのフィルターの解像度やを上げていくことや、複数のレンズをもつことは重要かと感じた。
    ◯厳格なほど規則正しい生活を送っていたカント。しかしルソーのエミールを読んでいた頃、あまりに夢中になり寝坊。近所の引立はカント先生がいつもの散歩コースに姿を表さないと言って心配したエピソードある。理想的な教育の姿を語っているエミールの、退廃した都会(パリ)で育つことに警鐘を鳴らしていることの、面白さも際立っている。

    ■印象に残った部分
    ◯感性で捉えて悟性で統合し、理性で判断する2階、3階建て構造。理性の暴走を批判するためにこのような形にしたとしている。
    ●あらゆる認識の際に主語たる私が常に働いています。だからこそ、スケジュールを立てたり、物事を継続して深く考えたりすることが可能なのです。私たちが人生を振り返ることができるのも純粋統覚によってさまざまな体験を私のものとして時系列にまとめているからです。
    ◯感性と悟性の部分が結びついた体験が、時系列に沿っている事による。

    ●このように、理性は推論に推論を重ねていく。直感される世界(現象界)から逸脱し、究極の真理まで行こうとする本性を持っているとカント述べます。答えが出ないことを求めて暴走しかねないのが理性なのです。
    ◯これが主張したいこと。

    ●なぜ本当の私が欲しくなるのでしょうか?私が存在している理由、つまり使命が与えられれば、何を目指して生きればいいかが分かると思えるからでしょう。そして哲学書の中にその答えがあるのではないかと西研は思っていました。これについて私の結論はこうです。どこかに「本当の私」を求めるとなく、「どんなことに私は喜びを覚えるか」を自分に問い、そこから生きる方向を見つけていくしかないと。このことを教えてくれたのは、カントより1世紀後の哲学者フリードリヒニーチェでした。
    ◯哲学はヒントにはなるけど、答えを出すのは自分次第なんだろうな。それが自由であり、そして自由の刑に処されているとも言えるんだろう。

    ●アンチノミーは二律背反と訳され。対立する命題のどちらにも答え出てしまい、どちらか一方に決着がつかない状態となるものをいいます。
    ◯小学生が使ったらバリアー だなー。トロッコ問題当ててきたら、それはアンチノミーなので立場や状況が変われば異なるといえばいいかな。神がいるかいないかの証明と近いものがあるよと。

    ◯神話が生まれるのは、飽くなき理性の暴走をストップすることができるからという考え方は面白い。

    ●カントの自由意志は、勝手気ままや、欲望の解放ではないということです。自由とは何が善いことなのか、何が私の素質・能力を進歩させるか、何が他者の幸福に貢献するか?と自らに問いかけながら生きているところにあります。主体的な道徳判断が大切であるということです。
    ◯よくあれ、よく生きろ と言っているのだな。まともである。チョット息苦しくもあるが。

    ●カント哲学の功績は、哲学の領域を「答えが出る領域」と「答えが出ない領域」とに明確に区分し、答えが出る領域に狙いを定めて議論すべきとし点です。そこには様々な疑問や問について、「これは本当に答えが出る問なのか?」「答えが出せないとすれば、どのように共有できる答えにたどり着けるような問い方になるか?」というふうにそれ自体を吟味するという発想があります。あらかじめ絶対の正解を想定する(これは独断論になります)のものでもなく、人それぞれの答えしかないと決めつける(これは相対主義になります)のでなく、人々が納得できる合理的な共通理解はどうやったら可能かと考えていくという姿勢をカントは示しています。
    ◯トロッコ問題への正しい対処ではないだろうか。問を吟味することが大事って、今いちばん大事な能力な気がする。

    ●どこかに真理があると信じ、それを入手したい、あるいは入手したと信じる姿勢(真理発見モデル)は、真理同士の対立を招きました。
    これに対してこの認識を本当に普遍性があるのか、より正確にいえば、さまざまな状況と価値観の中を生きる人たちも賛同するはずだといえるか?そもそもこの認識は不変のものという条件を欠いているか?このような認識についての姿勢を問いています。
    ◯短絡的で正しい答えがあるという幻想が、現代では溢れているんだろうな。決断ではなく中断であるというのが、大事なのかもしれない。当事者だけだと難しいから、ストッパーとしての人が必要なのかも。外部取締役みたいな。それは社外であるのが経営者だけど、社内でも利害関係が薄い部門、たとえば評価部門を年ごとに入れ替えをしたりすると、ストッパーとして成立しやすいのかもしれない。

    ●個々人の主観は、他者や社会から切り離されて完全に独立したものではないとヘーゲルは考えます。あらゆる動物や植物や昆虫、つまり個々の生命体はすべて大きな生命から分かれたものであって、だからこそ絶えず影響しあっていると考えることができますが、これと同じように個人の主観は時代の精神から分かれたものであるとヘーゲルはみなすのです。
    ◯チ。で言っている等しく15世紀の人間というのが思い浮かんだ。そしてわたしたちは、等しく21世紀の人間なんだろう。同じ時代を生きている共同体の中の仲間という認識が持てるのかな。すごいメタ視点。

    ●普遍性(共有性)を持ち得ない考えと普遍性を持つ考えがあること。これを区別することが必要です。また、共有するために、共有しなくてはならないルールや仕組みもあること、より一般的な言い方をすれば、「ある認識や価値観について、それが普遍性を持つための条件を備えているかどうか」を吟味することが認識批判でした。この「普遍性の条件」を考えてみるならば、普遍性をもちえない種類の考え(問や答え)については、異なる信念を認め合って平和共存するしかないということがはっきりします。
    ◯コロナワクチンを例にとっていた。あれを何だったのかで終わらせるのではなく、21世紀の人々は集団ヒステリーを簡単に起こす。それはニュースやSNSでいとも簡単に拡散される。そして田舎ほど閉鎖的な状況であることが、浮き彫りになった。

  • 原著を読んだことがないので、評価をしがたいのだが、本書自体は分かりやすかった。純粋理性批判を読むことに今後挑戦するきっかけになったと思う。
    問い自体を吟味することと、共通理解へ至るために必要なことを考える姿勢は大事にしたい。

  • しかし、こうした哲学系の話は、どうせ日本語に訳すならもう少し分かりやすい言葉にできないものだろうか。「現象界」「叡智界」…字面でイメージできるようにしてほしい。。

  • ツァラトゥストラで素晴らしい解説をされていた西研さんによるものであっても、スッキリしないって事は、余程原著が難しいんだろ〜な〜と思ってしまいます。

  • 岩波文庫で読んだことはあったが、ぼんやりとしか理解できなかった。
    本書はとにかく分かりやすく書かれているので、理解しやすかった。
    本書を入門として、その後色々と読んでいくのが良いと思う。

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著者プロフィール

哲学者。京都精華大学社会メディア学科助教授。哲学者らしからぬ軽い風貌と語り口で若いファンを多くもつ。「普通の人々の心に届く新しい哲学を構築するのは彼しかいない」といわれる期待の学者。著書は、『哲学的思考』(筑摩書房)、『実存からの冒険』(ちくま学芸文庫)、『ヘーゲル・大人のなりかた』『哲学のモノサシ』(NHK出版)、『哲学は何の役に立つのか』(洋泉社新書y、佐藤幹夫との共著)など多数。現在、『哲学のモノサシ』シリーズを執筆中。

・もう一つのプロフィール……
だれに聞いても「怒った顔をみたことがない」という温厚な哲学者。学生からの人気はピカイチ。天才的頭脳の持ち主にしては「ちょっと軟弱」「貫禄がない」との評もあるが本人は全然気にしていないようだ。

「2004年 『不美人論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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