NHK for School 「u&i」 発達障害の子どもが「困らない」学校生活へ 多様な特性のまま、日常の「ふつう」を見直そう
- NHK出版 (2025年2月25日発売)
本棚登録 : 62人
感想 : 7件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784140819845
作品紹介・あらすじ
子どもたちを困らせている「ふつう」を見直してバリアを取り除く発想や実践法が満載!
「“ふつう”じゃないに気づくこと。それは同時に、可能性に気づくことだと思う。」――松田崇弥さん(ヘラルボニー代表取締役)推薦!
あなたの身近にいる「困った」行動をする子。でも、身の回りの「ふつう」や「当たり前」を見直してみると、「困った行動」はその子からのメッセージで、その子こそが「困っている」のかもしれません。
「45分間静かに座っていなきゃダメ?」「協調性ってそんなに大事?」「学校に行かないと教育は受けられない?」――そんな声に答えながら、《学校での生活に困っている子どもがいる保護者》《子どもたちの多様性に合わせた学級運営のやり方に悩んでいる先生》《クラスの中に「困っている」友だちがいる子どもの保護者》、そんな人などに本書はお勧めです。
授業中座り続けるのが苦手な子、イベントや行事が苦手な子、周りにあわせた行動が苦手な子など多様な子どもたちがいる学校における「ふつう」の数々。でもそれは、マジョリティを中心につくられた「ふつう」かもしれません。
発達障害の子どもたちもそうでない子どもたちも困ることなく学校生活を過ごせるために、さまざまな子どもにとってのバリアになっている身の回りの「ふつう」をアップデートし、バリアを取り除くためのアイデアや実践のヒントを、学校現場での経験や知見が豊富な著者たちが事例満載に紹介。ケーススタディをマンガなどで取り上げながらわかりやすく伝える、保護者や学校の先生にお勧めの実践的な1冊!
巻末に伊野尾慧さん(Hey! Say! JUMP)&きゃりーぱみゅぱみゅさんとの「ふつう」について語り合った特別座談会を収載。
第1部 学校の「ふつう」をアップデートする〔野口晃菜〕
第1章 学校で「ふつうじゃない」と言われる子どもたち
第2章 学校や身の回りの「ふつう」を見直そう
第3章 子どもの思いを大切にするかかわり方は?
第4章 子どもも大人も「ふつう」にとらわれないために
Column アップデートの必要性にどう気づく?
第2部 一人一人のバリアを取り除くために〔安井政樹〕
第5章 「困った子」は「困っている子」
第6章 生きづらさの原因は身の回りにたくさんある
第7章 協調性と多様性の間の溝を埋めるには
第8章 さまざまなバリアや無意識のバイアスに気づこう!
Column 駅のホームの風景からバリアを考える
第3部 座談会
伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)×きゃりーぱみゅぱみゅ×安井政樹×野口晃菜「“ふつう”ってなんだろう?」
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
多様性を受け入れ、学校生活をより良くするための視点を提供する一冊です。発達障害を持つ子どもたちの「困った行動」を理解し、その背後にあるメッセージを読み解くことの重要性が強調されています。著者たちは、学...
感想・レビュー・書評
-
ここ10年くらいかな、私が子供の頃にはなかった「発達障害」という概念が何かと話題になっていて
自分の身の回りの人や、学生時代の思い出の中で、「あの子はもしかしたら発達障害だったのかもな」と思い至ることがある
子どもができてからは、我が子やお友だちが何らかの発達の困り感を抱えるかもとソワソワしている
知人に勧められて読んだこの本は、知人曰く、ケアの界隈では当たり前のことしか書かれていないそうだけど、事前知識のない私には結構新鮮だった
困った子は本人がもっと困っている、これはわかるけど、ではどうすれば?に答えてくれる
1番子どもを見ている(バイアスぽいけど、我が家では本当にそう)母親の私からすると、しつけではどうにもならない子どもの特性について、実親に「しつけがなってない」と本当に言われるので、世代間やあるいはジェンダー間の意識には1番悩まされそう
また、公立の学校の限界も感じて、もし我が子に発達の困りがあって近くの公立小学校に入れたとしたら、絶対に苦労することがもう見えていて…
いま、幼児期に見極めて必要なケアを、と検診時のチェックが厳しくなっているのも少しだけ納得詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
利他的動機づけや"お世話"ではなく互恵的で対等な関係を作ることの大切さなど、漠然と頭の中にあったイメージを言語化してくださっていてするする読めた。
"困った子は困っている子"というフレーズは最近よく耳にするけれど、だからどうしたらいいの…という閉塞感を感じていた。
p184には、上記に続いて"そして、子どもからしたら「自分も困っている子」が多いので共感的に捉えることが多くある"と書かれてあり、知りたかった向こう側の世界を切り拓いてもらった気持ちになった。
子どもの可塑性を信じて、相手を慮るための少しのヒントを与えられる大人でいたいな。
職業柄、マジョリティのアンコンシャスバイアスに傷ついた子どもをサポートすることが多く
ずっとその残酷さに苦しんでいたので
"ふつう"について熟考することの大切さ、"よかれとおもって"という暴力、多様性を想像する教養についてたくさん想いを巡らせながら読むことができた。 -
学校に根強く残る「ふつう」は、
決して普通ではない。
これまでの普通を疑うこと。
大人と子どもの関係性が非対称であることを
認識すること。
何より、子どもの声を聞くこと。
「指導が大変」を
「指導の幅が広がる」と捉えること。 -
不要
-
低学年であればあるほど、定型発達の子と発達障害の子が理解しあって折り合いをつけながら過ごすことが難しいなと感じました。合理的配慮が「ずるい」や「なんで」と思わないようにする工夫や空気作りをもう少し踏み込んだところまで知りたかったです。
-
すっごく上手に書いてるなあと感心してしまいました。
自分の脳みそを整理してもらった感じです。
「それってホント?」と問い直すことの大切さ。
誰がすることなのかの役割分担で、整理される部分もあることなど。
今までのやり方では、どんな人にとってもどこかの面では生きづらさがあるように改めて思いました。
そしてこれからはどんどん人手と金がなくなるんだよなあと思うと、、、。
個人としては、近くにいる人と話して行く、具体的に少しずつ改善していく。
ことがまずすぐ出来ることだなと感じています。
安井政樹の作品
