電子立国日本の自叙伝 (3) (NHKライブラリー)

  • 日本放送出版協会 (1995年12月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784140840092

みんなの感想まとめ

技術革新の歴史を深く掘り下げた本書は、シリコンバレーの誕生と半導体産業の初期における日本とアメリカの技術者たちの奮闘を描いています。特に、アメリカの「フェアチャイルド八人衆」やショックレー博士の影響を...

感想・レビュー・書評

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  • シリコンバレーの誕生と半導体産業の黎明期を背景に、日本とアメリカの技術者たちがどのように世界の技術革新をリードしてきたかを描いています。
    技術史を紐解く一冊として、技術者の苦闘や企業間の協力関係、そしてリーダーシップの重要性を感じ取れる内容となっています。

    アメリカの『フェアチャイルド八人衆』と呼ばれた技術者たち。
    彼らはトランジスタの発明者ショックレー博士から訣別し、新たな道を切り開きました。

    この物語は、半導体技術の進化が一人の天才によるものでなく、多くの技術者が切磋琢磨し協力した結果であることを示しています。

    一方、日本では、高純度シリコンの精製に成功した技術者たちの奮闘といったアメリカとの対比が興味深く書かれています。

    半導体産業の初期において、企業間の連携が成功の鍵を握っていた点が際立ちます。
    一社で全てを担うことは不可能であり、得意分野を持つ企業同士が協力することで、大きな成果を上げる。

    現在の日本は半導体のメインプレイヤーではありませんが、製造装置等いくつかの分野で非常に高いシェアを誇っています。
    この時の『切磋琢磨』がまさに活きている証拠でしょう。

    また、ショックレー博士という歴史に名を残す人物が、必ずしも偉大なリーダーではなかったというエピソードも驚きです。
    彼の独裁的なリーダーシップが技術者たちを遠ざけ、結果として新たな技術革命を起こしたという事実は、リーダーシップの本質を考えさせられます。

    本書は、シリコンバレーや日本の技術史に興味がある方に、ぜひ手に取ってもらいたい一冊です。
    技術革新の裏にある人間ドラマやリーダーシップの課題を知ることで、現代の技術産業にも通じる教訓を得られることでしょう。
    半導体産業の進化と、シリコンバレーがいかにして生まれたのかを理解できるのではないかと思います。

  • ベル研究所でトランジスタを発明したショックレー博士が故郷カルフォルニアで自分の研究所を開設。半導体史上重要な人材を輩出し、 その多くが近所で独立した。これが「シリコンバレー」の始まり。1960年代に入るといよいよ集積回路の芽が息吹き始める。

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著者プロフィール

1941年、中華民国張家口に生まれる。福岡教育大学教授、青山学院大学教授を経て、現在、福岡教育大学名誉教授。著書『中国中世の民衆文化』(中国書店)、『異人と市境界の中国古代史』『橋と異人 境界の中国中世史』『シナに魅せられた人々 シナ通列伝』(ともに研文出版)『中国妖怪鬼神図譜 清末の絵入雑誌「点石斎画報」で読む庶民の信仰と俗習』ほか

「2024年 『中国社会・遊戯図譜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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