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- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140840368
作品紹介・あらすじ
「水」は地球上で最も不思議な性質をもち、また多くの生命をはぐくんできた。しかし、我々はあまりにも乱暴に水を扱ってきたのではないか。そして今や、人類の生存基盤そのものが危機に瀕している。戦前からの日本のさまざまな環境問題を「水」という視点から分析し、新たな「水」思想を導きだす。弱者の視点に立つ、市民のための環境科学の提唱。
感想・レビュー・書評
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21世紀、世界では水をめぐる資源争いがおこるという話を耳にした。
日本では、十数年前の水不足以来、さしたる問題になったことはない。
ただ、日本が水問題に直面する日が遠くないと感じてしまうほど、
「水」を蔑ろにしていることに本書は気づかせてくれる。
著者は、日本では環境問題のパイオニアと言える存在であり、
環境分野ではかなり著名な方である。そのような方が、
10年以上前から危機感を煽ったものの、水問題が一般に浸透しているようには思えない。
エコブームは環境問題を意識させることに成功した。
今は大きな問題をただ知るだけではなく、
身近なものの大切さに目を向け行動を起こす段階に、
いち早く移行する必要があるのではないでしょうか。
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