プロジェクトX 挑戦者たち 7 未来への総力戦 (NHKライブラリー 175 175)
- 日本放送出版協会 (2004年2月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784140841754
作品紹介・あらすじ
その活躍、成果は世界を驚嘆させた
南極観測隊の奇跡は、世界の大国を驚かせた。そして、電気釜の開発は日本の家庭の暮らしを、また瀬戸大橋の架橋や襟裳岬の緑化は、地元の人々の生活を大きく変えた。
あとがき(「プロジェクトX」へのメッセージ)城戸崎愛
●女子ソフト銀 知られざる日々~不屈の闘い・リストラからの再起
●男たち 不屈のドラマ 瀬戸大橋~世紀の難工事に挑む
●運命の船・「宗谷」 発進~南極観測・日本人が結集した880日
●極寒 南極越冬隊の奇跡~南極観測・11人の男たち
●倒産からの大逆転劇 電気釜~町工場一家の総力戦
●えりも岬に春を呼べ~砂漠を森に・北の家族の半世紀
感想・レビュー・書評
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本書は、NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」の第1期(2000年3月28日~2005年12月28日/全放送作品191本)の初期の代表的な作品をピックアップしてまとめた書籍シリーズの第7巻。
本番組が放送された2000年代前半は、バブルが弾けて10年以上もの間、多くの日本人は閉塞感から脱することができず、未来への希望がなかなか持てないでいたような気がする。
そんな頃に放映された、日本が、太平洋戦争の敗戦から驚くべき速さで復興し、高度経済成長を遂げて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた時代に、数々の困難なプロジェクトに挑戦し、成し遂げた、無名の人々の物語には大いに勇気をもらい、中島みゆきのオープニング・テーマ「地上の星」とともに、その印象は未だに強烈に残っている。
そして、この4月から「新プロジェクトX」が新たに始まった。
この機会に第1期分を振り返ってみたいと思い、新古書店で全10巻を入手して、パラパラとめくっている。
第7巻に収録されているプロジェクトは以下の5つである。
1. 女子ソフトボール銀メダル獲得・・・「女子ソフト 銀 知られざる日々~不屈の闘い・リストラからの再起」・・・鬼監督誕生・宇津木妙子/強打者・任彦麗との出会い/アトランタ五輪での屈辱/シドニー銀メダルへの道
2. 瀬戸大橋架橋・・・「男たち 不屈のドラマ 瀬戸大橋~世紀の難工事に挑む」・・・国鉄連絡船「紫雲丸」沈没事故/プロジェクトは、スタートからつまずいた/難航する地元との折衝/ケーソン海底設置を成功させよ
3. 第一次南極観測隊・・・「「宗谷」発進・第一次南極観測隊~日本人が一つになった880日」・・・復興日本の夢/『宗谷』に懸ける/出港までのタイムレース/『宗谷』出港/未知の海へ/苦闘の15日間~氷上輸送・基地建設/厳冬と孤独に耐える/越冬隊救出作戦
4. 電気釜・・・「倒産からの大逆転劇 電気釜~町工場一家の総力戦」・・・主婦たちの睡眠時間を増やすために/水面下でスタートした「電気釜」プロジェクト/不眠不休 家族が支えた実験の日々/かくて「台所革命」は果たされた
5. えりも岬の緑化・・・「えりも岬に春を呼べ~荒地を森に・北の家族の半世紀」・・・烈風の「襟裳沙漠」に赤土が舞う/「はげ山」に緑を根づかせよう/そして、えりもに春が来た
各回に描かれた時代から概ね半世紀以上が経った今、日本はようやく、30年に亘る経済的低迷から脱しようとしているが、その間にもひたすら利潤を追い求めたグローバル資本主義は、今や様々な意味において限界に直面している。
そして、持続可能な世界を築くことができるのか、未来への分岐点ともいえる時代にいる我々に求められるプロジェクトは、自ずからその性格も変わっている(いく)のだと思われる。
しかし、何かを成し遂げるために、信念と情熱が最も大事であることは、いつの時代でも変わらないだろう。
本書に描かれた(また、今後「新プロジェクトX」にも描かれるであろう)人々の挑戦する姿を刺激に、新たな時代に向かっていきたいものである。
(2024年4月了)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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