そっと耳を澄ませば (NHKライブラリー 187)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140841877

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  • [ 内容 ]
    風の息吹、水の鼓動、生命の躍動、そして人の温かさ…。
    光を失った著者が、耳を澄ませて広げていった感性の世界。
    そこには“音の目線”があり、季節の風や夜空の花火、電車の足音や暗闇の圧力、そして人の心の温もりが次々に“見えて”くる…。
    日常に潜む豊かな世界を鮮やかに描き出す。
    第49回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。

    [ 目次 ]
    雨の日の楽しみ
    句会デビュー
    帰雁の隊
    季節の使者
    大まじめな爆笑句
    永遠の宿敵
    モグラとの遭遇
    味噌作り
    春はおじさん
    究極の履物〔ほか〕

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 盲人のラジオ進出がなぜ進まないのかしら。視覚に頼らない表現がもっと生かされていい世界だと思います。

  • 三宮麻由子さんは、4歳で視力を失った方ですが、お母様の読み聞かせの海の中で育ち、上智大学仏文・大学院まで学び、エッセイストとして、感性あふれる文章を書かれます。忘れかけた「耳を澄ますこと」思い出してみませんか?

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著者プロフィール

エッセイスト。東京都生まれ。
高校時代、米ベンロマンド・ハイスクールに留学。上智大学文学部フランス文学科卒業。同大学院博士前期課程修了、修士号取得。現在は外資系通信社で報道翻訳に従事。
デビュー作『鳥が教えてくれた空』(NHK出版/集英社文庫)で第2回NHK学園「自分史文学賞」大賞を、『そっと耳を澄ませば』(NHK出版/集英社文庫)で第49回日本エッセイストクラブ賞を受賞。そのほか、第2回サフラン賞、第11回音の匠賞、第46回点字毎日文化賞などを受賞。
主な著書に『ルポエッセイ 感じて歩く』(岩波書店)、『ロング・ドリーム──願いは叶う』『世界でただ一つの読書』『四季を詠む──365日の体感』(以上、集英社文庫)、『おいしい おと』『でんしゃはうたう』『かぜフーホッホ』『センス・オブ・何だあ?』(以上、福音館書店)などがある。
失明直後からピアノ、リトミック、ソルフェージュなどのレッスンを開始。複数の専門教師のレッスンを継続し、現在はパリ国立高等音楽院教授の上田晴子氏に師事。大学・大学院時代は学内の古楽器アンサンブルでリコーダーとチェンバロを担当。新井満氏との合作で『この町で』を作曲したほか、講演やトークコンサートなど幅広く活動を続けている。
趣味はバードリスニング。

「2022年 『フランツ・リスト 深音の伝道師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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