趣味力 (生活人新書)

著者 :
  • NHK出版
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本棚登録 : 349
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140880647

作品紹介・あらすじ

人生の後半で、ではなく、今、趣味を始めよう。一日一九時間、仕事に没頭する毎日を送ってきた秋元康が、四〇代半ばになって趣味の陶芸に夢中になっている。今なぜこの年で趣味を始めたのか。同世代の読者にむけて、初めの一歩を強力に後押しする。人生の濃さを決める「趣味力」とは何か、著者は諄々と語りはじめた。

感想・レビュー・書評

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  • 40代ともなると、自分の人生の究極の目的を考えた方がよい。仕事に生きるか、趣味に生きるか!両方はない。大成功をおさめた著者が趣味について語るのは面白いし、生きる活力が出るフレーズが多い。2003年が初版で当時の価値観の中でここまで考えていたところがやはりスゴイ!

  • 人生の後半で、ではなく、今、趣味を始めよう。一日十九時間、仕事に没頭する毎日を送ってきた秋元康が、四十代半ばになって趣味の陶芸に夢中になっている。今なぜこの年で趣味を始めたのか。同世代の読者にむけて、初めの一歩を強力に後押しする。人生の濃さを決める「趣味力」とは何か、著者は諄々と語りはじめた。(表紙裏より)

    久しぶりに「納得!」っていう新書を読んだ気がします。四十代のお父さん向けですが、二十代でも面白かったです。
    最近友人に「趣味ってどう見つければいいんだ」という話を振られ、そもそも趣味ってなんだろうと考えていた私のモヤモヤを、しっかり形にしてくれました。趣味って考えるほど複雑なものじゃなくて、要は「やりたいこと」なんですよね。難しく考えすぎて、大事なことを忘れていました。
    一方で、「楽しくないことを楽しいと思い込んでいないか」という鋭いツッコミにはドキッとしました。自分が趣味だと思っていることって、本当に趣味なんだろうか。こんな疑問を持っている時点で、趣味ではないんじゃないかな?そう考えてしまいました。
    趣味って自分がやりたいことをやればいいだけなんだけど、本当に好きなことと出会うのって、実はすごく運がいいことなんじゃないかと思います。そう思いつつ、今日も好きな本に手を伸ばし、読書に潜っていくのでした。

  • エネルギーの塊なのだ。泳ぎ続けなければ死んでしまう鮪のように。秋元康さんは、人生の充実のさせ方をよくわかっているのだと本著から感じた。

    以下、自分が良いなと思った部分。

    人間はデコボコがあるほうが面白い。デコボコがある人間とはどういうことかというと、外見でも、中身でも、どこかが突出していたり、どこかに偏りがあったり、どこかその人なりのこだわりが見えるということである。………だから、大人になって、何か趣味を持っているということは、その人のデコボコさがはっきり見えているということでもある。

    二十代ではまだ「こういう自分でありたい」という願望がどこかにある。見えてきた現実の自分と、「こうありたい」という理想の自分がいて、そこのせめぎあいとギャップに悩むのが二十代なのだろう。それが、三十代になると、自分の中で負けを認められるようになる。この分野では勝てないなと認めて、理想と現実に折り合いがつけられるようになる。………つまり、二十代三十代は自分を知るための階段を登っている時期なのかもしれない。

    趣味というのは、大袈裟にいうと、その人の価値観が問われるものである。「自分の趣味はこれです」というのは、「自分はこういう価値観を有する人間です」と表明するようなものでもある。………「趣味は人をあらわす」のである。

    やっぱり、趣味を通して、面白みのある人間になれるよなあ。

  • 読みやすくサクッと読めてしまった。

    老後の趣味のためにお金を貯めるより、老後も好きな事を続けていたいために今働く。
    つまりやりたい事は今やる に共感。

    秋元さんはきっと趣味である仕事に完全燃焼できたからこそ今は他の趣味をする事が新鮮なんだと思う。
    わたしの場合、仕事.趣味に関係なく何かに燃焼してみなきゃなぁ。

  • 仕事と趣味の哲学。秋元康さん流の発想を垣間見れる。

  • 成田でフライトの前に何か向こうで読むものは、と買った。飛行機の中で読み終えたが、あまり評価は出来ない。内容が、同じような話の繰り返しで、ものすごく冗長なのと、あと筆者の視点や考え方に賛同出来ない点が多くて、どうも得るものが少なかった。

    後書きを見ると、インタビューを元に書かれているとのこと。ご本人の文章でもないのかもしれない。これは読んでて、どうも商業的な、何か広告宣伝のようなスタイルの文脈がちょいちょいあったことから、なんとなくそうも感じていた。

    今という時代で、クリエイターとして最も成功していると思われる人の話、ということでそれなりに期待していたし、時間の使い方、働き方、という点では共感する部分もあったが、他人によって置き換えられた言葉、そして本としての構成がだめ、浅く思われて残念。

    趣味として陶芸のことばかり繰り返されていて、しつこいのだが、80頁あたりに、日曜日に習いに行っていると書いてあるのに、最後の方では土曜日に習いに行っていると、明らかなミスもあるし。雑だなと思う。

    全くオススメしません。結構増刷されてるのが不思議。

  • あの秋元康氏は、40代半ばを過ぎて趣味として陶芸を始めたそうだ。
    これを軸として、人生において趣味を持つことの楽しみや重要性など書いた本。

    内容としてはなるほどと思うが、40才半ばで人生の後半と言われても、もうとっくに過ぎてしまっている人間が読むと、結構つらいものがある。
    準備も何もしていなくて、ようやく仕事が暇になった人間は、どうしたものでしょうかねぇw

  • 秋元さんずっと仕事のこと考えてるとかすごい。趣味はさがすんじゃなくて、やりたいって思うもの。

  • ギャンブル 成長なし

  • 趣味とはなんなのか。と考える良いきっかけになりました。四十代向けに書かれたもののようですが二十代の自分でも共感できるところが多く、なるほどと思うところも多々ありました。趣味を始めよう、始めたいけど始められない、という人は是非読んでみていただきたいと思います。

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著者プロフィール

音楽プロデューサー、作詞家、放送作家。AKB48グループや坂道グループのプロデューサーとしてそのほとんどの曲の作詞を手掛ける。また2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事を勤める。
美空ひばり生前最後のシングル「川の流れのように」を作詞。

「2020年 『あれから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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