フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)

著者 :
  • NHK出版
3.61
  • (79)
  • (141)
  • (207)
  • (15)
  • (5)
本棚登録 : 1354
感想 : 160
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140881637

作品紹介・あらすじ

「…」(あれ?今何を言おうとしていたんだろう?)まるでパソコンがフリーズするように、不意に言葉に詰まる。度々思考が停止する。人や物の名前が思い出せなくなる。そういう「空白の時間」が増えている気がしないでしょうか?放置しておけば深刻なボケ症状につながりかねない"フリーズする脳"の問題を、臨床経験豊富な専門医が語る。現代人の脳に今何が起きているのか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • パソコンがフリ-ズ(Freeze)し、操作不能に陥ってしまうように、脳内の機能が働かず、不意に言葉に詰まったり、度々思考が停止する〝空白の時間〟について、専門医の「高次脳機能外来」での臨床経験を踏まえ〝ボケ予防軍のフリ-ズする脳〟を取巻く環境を究明し、対策の講じ方を解説した、脳機能改善のための良き手引き書。「脳は基本的に怠け者で、楽をしたがるようにできている。やらずに済むことを日常生活から排除していくと、訓練の機会が減って益々脳機能が低下していく」・・・朝一時間の散歩、音読、部屋の片づけなど、脳への刺激が推奨されている。

  • 「脳が冴える15の習慣-記憶・集中・思考力を高める-」が非常にインパクトがあり、しかも実践的な本だったので、同じ著者の本を読んでみました。

    こちらは脳機能低下(ボケ症状と同様の症状)に陥った患者の実例に基づきながら、その改善や予防について解説した本。

    ボケ症状といっても、高齢者だけがそうなるわけではなく、近年増えているのは若い人。特にコンピューターと一日向き合っている人は要注意と警鐘を鳴らしている。
    脳がフリーズしないための処方箋も沢山示されている。

  • 脳のフリーズ、言おうと思ったことが出てこなくなる、思い出せなくなる、そんなことでしょうか? 年を取れば、大なり小なり物忘れがひどくなると聞いてはいますが~。できればボケるのは遅ければ遅い方が、ボケなければそれにこしたことはないですね(^-^) 歩けば脳は活性化し、音読すれば脳のバランスが整えられるそうです。また、部屋の片づけは高度な脳機能の訓練だそうです。「歩く」「音読」「部屋の片づけ」ですね(^-^)

  • とても当てはまりました。
    読んで良かった!生活改善して、フリーズ脱却したいです。

  • 築山先生の本を読むのは、『脳が冴える15の習慣』 『脳と気持ちの整理術』 に続いて3冊目です。実は、この『フリーズする脳』が先に読んだ2冊より先に発行されたものでした。

    この『フリーズする脳』で先生は、「脳というのは基本的に怠け者であり、楽をしたがるようにできています。そのため、あることが苦手になり、それをやらなくて済むようになると、無意識にその活動を日常生活の中から排除していってしまうことがある。そうすると、訓練の機会が減って、ますますそのことができなくなります。できなくなると周りの人たちが余計に助けてしまう。さらに脳機能が低下する・・・・・・。ボケて行く患者さんたちは、明らかにこういう悪循環にはまっている傾向がありました。」と書かれています。

    たとえば、企業で要職に就くと、意志決定など重要な案件に集中するために、身の回りの煩わしいことは、秘書や部下に任せるようになります。そのため、高機能化する情報機器などを使う機会が減り、基本的な機能しか使えなくなってしまいます。
    また、クリエイティブな能力がある人が、よいアイデアを多く出せるようにと、周囲から隔離されたより集中できる環境を与えられたりすると、周囲からの刺激がなくなってしまい、アイデアが湧かなくなってしまうことがあるようなのです。

    私たちが、脳の機能を維持するためには、日常的な煩わしい仕事をあえて行うなど、生活に工夫を凝らす必要がありそうです。

  • フリーズしないぞ!
    まだまだしないぞ!
    老眼はすすんできたけれど…。

  • 9784140881637 197p 2008・4・5 10刷

  • 行動がパターン化すると脳が考える事を止めてフリーズしやすい脳になるらしい。日々の事に当てはまる例が多かった。気を付けよう。

  • 本書で音読をすすめていたので、実行するようにした。
    確かに音読すると、関係ないかもしれないが体があたたかくなる。
    これは脳にとってもいい刺激となるはず。
    あと音読する場合は、相手に話すようにするとさらに効果的らしい。

    脳がフリーズするのは同じ事を続けている場合にも起こるようで
    自分の生活に変化を意識的につけていこうと考えるようなった。

  • 1

全160件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長などを経て、公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック・予防医学センター所長。医学博士。脳神経外科専門医として1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設。著書に『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』『脳が冴える勉強法』『脳を守る、たった1つの習慣』等。

「2020年 『「冴える脳」をつくる5つのステップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

築山節の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×