未妊―「産む」と決められない (生活人新書)

著者 : 河合蘭
  • 日本放送出版協会 (2006年4月発売)
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  • 本棚登録 :68
  • レビュー :14
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140881798

未妊―「産む」と決められない (生活人新書)の感想・レビュー・書評

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  • 読んでおいてよかったと思える本。働く女性として、共感できる部分は多い。しかし、働きながら産むのは、どのタイミングでも、仕事には影響するのだ。えいっと産むのがよいみたい。あとは、望むかどうか。産むことへの少しの不安は取り除かれたけど、産んだ子への責任は軽くない。そう簡単には、人生は決められない。

  • 「未妊」という言葉は聞いたことがなかった。「産まない女」「産んだ女」「産めない女」 のいずれでもなく、将来は子供を持つことをイメージしているが今は妊娠をしない女性、を「未妊」という言葉で切り取ったのはこの本の評価すべきポイント。
    男性と同じように働ける環境が整い、平均初婚年齢はどんどん遅くなり、避妊の手段もいくつもあり、「いつ産むか」を考えられるようになったこの時代だからこその女性の悩みをあぶりだしていて興味深い。
    データもきちんと引用しているところも信頼できる。
    就職前の女性にぜひ読んでほしい。

  • たまたま図書館で見て借りてみたけど良い本だった。

    人間は、出産に限らず自立とか、老いることとか、
    本来は生物的・身体的に起こるべき時期があるような物事を
    いろいろな発明や知恵や消費や仕事の刺激で
    先延ばししたり、しないようにしたり、コントロールしてる。

    みたいな話から始まり、書名どおり出産の話を中心に。

    いろんな女性のインタビューが載っていて身近に感じられたし、
    他の方のレビューにもあるとおり、著者の目線が偏ってなくて
    優しさとか寛容さを感じられたのがよかった。

  • 【資料ID】75945
    【分類】367.21/Ka93

  • [ 内容 ]
    三〇歳で子どものいない女性が五〇%を超えた。
    彼女たちは、本当に「産まない」と決めてしまったのだろうか?
    仕事、結婚、実母、時代…「産む」と決められない彼女たちの、微妙で複雑な事情。
    それでも待ったなしで動き続ける生き物としての時計。
    悩み続け、先送りにした結果としての高齢出産、不妊治療。
    少子化の本当の原因はいったい何だ?
    データには現れない、彼女たちの声を聞け。

    [ 目次 ]
    プロローグ 自分の年齢を生きられない現代人
    第1章 出産を引き延ばす人たちの事情
    第2章 一体、いつまで産めるのだろう?
    第3章 妊娠するということ
    第4章 妊娠の医学
    エピローグ 子どものいる立場から
    巻末付録

    [ POP ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

  • まだ「産んでない人」26人に話を聞いてまとめた本。別に子どもが欲しくないわけではないのだけど、仕事とかいろいろ考えるとまだ。。。って人が多くて、とても共感できる本でした。
    でも著者が産んでる人なので、産むよさも伝わってきました。

  • 本の題名を見ただけでは内容が重いような気がしたんですが、読んでみるとそうでもなくて、色々な女性の妊娠に対する思いが書いてました。
    年代別でとても読んで学ぶ事ができました。
    産む人産まない人。
    産みたいけど産めない人。
    理由は仕事だったり、年齢だったり、体質だったり、タイミングだったり・・。
    みんなそれぞれ悩んだり考えたりしてるんだねって思いました。

  • p.195
    子育ては、長い旅に出ているようなものだ。母である私は、私であって、私でない。どこか自然の一部になっていて、それがとても気持ちがいいのだけど、誰かにどこけへ連れてきてもらっているような気持ちもする。
    目がさめたらどこにいるのだろう。どこへ着陸できるのだろう。そんな楽しみも感じている。

  • コンパクトながら、当事者でない人にも面白い情報がつまっている。筆者は「産むの楽しいよ」というスタンスだが、それがおしつけがましくないのも素晴らしい。

  • このテーマのまっただ中におられる方にとっては快く無い本なのかもしれませんが、第三者的な目で見る限りではなかなか面白い本です。 私のブログ「カテゴリー‘ご主人と仲良く’の夫婦生活」にも別のテーマで引用しています。
     この本の中でもう一つ私が好きな文章は、「エピローグ 子供のいる立場から」です。河合氏の人生が垣間見れます。
     『テレビでは子供を持つのが恐ろしくなるようなニュースばかり流れている。確かに私が子育てをしてきたこの20年の間にも、子供を巡る環境はずいぶん悪化してしまった。でも親でもないのに、他人の子供を守ろう、育てようといてくれる人はたくさんいる。
     だから私は「案ずるより産むがやすし」だと思うのだが、仕事をがんばっていきたいという人に子供がためらわれるのもとてもよくわかる。
     実は私も結構ワーカーホリックである。「プロジェクト?」などが放映されていた時は、出てくる年輩男性を見ていて単純にうらやましさがこみ上げてきたものだ。同じ人生なら、私も寝食を忘れて仕事をしてみたい、という思いがうずくのだ。・・・そんな仕事ぶりは、子供を3人も産んでしまった私にはできない。子供の寝食がいつもぶらぶらとぶらさがっているのだ。大変な集中力を出して仕事をしている人を見ると、「ああ、私が選ばなかった人生がここにある」と思う。
     今、子育てがだいぶ終わりつつあって、これからはそんな仕事ができるかもしれない。でも、できないかもしれない。
     「では子供がいない方がよかったですか」と聞かれたら、「いいえ、子供はいなくてはいやです。だから仕方ないです」と答えるしかないのだが。・・・ 』
     世の中には子供を育てるためにキャリアをあきらめた方もいらっしゃるでしょうね・・。そこまでの働き方ではなくても、次女が0歳の時、同じクラスだったお子さんのお母さんは「子供が熱を次々に出してほぼ1ヶ月仕事をお休みしたら、会社をくびになった。」と、祖母と同居する為に転居していかれました。・・子育てが女性の人生や暮らしを左右する現実は、善し悪しにかかわらずこうして存在するのですよね・・。

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