思いやり格差が日本をダメにする 支え合う社会をつくる8つのアプローチ (生活人新書)
- 日本放送出版協会 (2008年10月10日発売)
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感想 : 4件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784140882702
みんなの感想まとめ
「思いやり格差」という新たな視点から、人々の利他主義や社会的なつながりについて考察する本書は、読者に深い気づきを与えます。特に子育てや教育、地域福祉に携わる人々にとって、実践的な指針となる8つのアプロ...
感想・レビュー・書評
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「思いやり格差」という用語が、全体的にかみ合っていない(格差社会などという場合の格差とは意味が違う)ので、☆一つ減らしたが、「思いやり」を科学する、という意味では、私にとって、本書はとても新鮮。
子育て、教育はもちろんのこと、コミュニティ・ワーカーやグループ・ファシリテーター、NPO関係者など公益を追求する人は読んでおいて、損はないと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ですます調で書かれており、読みやすい。
利他主義について多角的に論じており、その点で得るところは多いが、
欧米型ボランティアを模範にしているせいか、後半に行くにつれて
強引さが目立つ。とくにソーシャルキャピタル(SC)について論じたあたり。
社会的排除が問題になる背景に触れずに、SCについて論じられるのか。
若い人に読ませる読み物としてはそれなりに成功していると思うので、
★4つにした。 -
「思いやり格差」耳慣れない言葉だが、読むにつれてすぐその言葉が身近なものであることにきづく。ソーシャルインクルージョンを地元の地域福祉で実践したいと思っている私には、8つのアプローチはそのための指針となるだろう。
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一から十まで筆者と認識や意見が同じというわけではないが、関心や考えが共通する部分が多く、読みながら心が躍った。こういう読書経験は、やっぱり希有だ。
情報源としても、重宝する。さながら「コラムの詰め合わせ」といった感じで多様なトピックや概念が紹介されているので、この本を手がかりに興味のあるポイントについて調べたり考えたりしやすいだろう。個人的には、イギリスのチャリティー文化、イギリスの市民性教育、ソーシャル・キャピタル、仏教の「無財の七施」あたりを、もっともっと知りたい。
あえてケチを付ければ、タイトルの「思いやり格差が日本をダメにする」を初め、日本社会に対する見方が浅く冷たい。その分、イギリス賛美が鼻に付いた。思いやり社会といったものを目指すとして、それは差し当たり日本流でしかありえないのではないか。
本書を通読した上で、現時点の私の考えをまとめておく。「思いやり社会」を築くには、まず大人が親が、思いやりで社会を満たすこと。そのためには、古き良き日本人の徳を現代に甦らせること、日本人の精神的バックボーンとなってきた仏教思想を活かすことが、カギになろう。その上で、海外に良き手本や実践例があれば、融通無碍に取り入れれば良い。本書も説くように「小さななことからコツコツと」始めたいものだ。
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