弁慶はなぜ勧進帳をよむのか 日本の精神文化と仏教 (生活人新書)
- 日本放送出版協会 (2008年11月8日発売)
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感想 : 4件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784140882726
みんなの感想まとめ
日本の伝統芸能を通じて、日本人の精神文化を深く掘り下げた作品です。特に、歌舞伎の『勧進帳』や能の『道成寺』、さらには『卒塔婆小町』を取り上げ、仏教的視点からの解釈を試みています。著者は、これらの芸能が...
感想・レビュー・書評
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この手のタイトルの場合は、弁慶は一行か二行しか登場しないのが、昨今の新書の特徴だが、この本に限ってはそうではない。全体の約半分が、歌舞伎の『勧進帳』を、仏教から解釈するための説明に費やされている。経義の話~弁慶の話~山伏の話~密教の話~曼荼羅の話と、説明のための説明がネストされてしまい、迷子になってしまうし、難しい漢字・熟語が多くてゆっくりしか読めないというのが感想。『勧進帳』のほかに、能や謡曲の『道成寺』や『卒塔婆小町』という物語も、仏教の視点からの解釈を解説している。正直、仏教的解釈はよくわからなかったが、いままで知らない知識ばかりなので、面白かったとは言える。
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[ 内容 ]
大衆芸能のなかに隠された仏教文化とは?
意外に知られていない歌舞伎や能などへの仏教の影響。
日本人の精神文化を追究し続ける著者が、密教や浄土教そして神道や道教など多様な庶民信仰の姿を大衆芸能に探り、現代に息づく宗教の諸相を明快に解き明かす。
[ 目次 ]
第1章 日本人の精神文化と仏教(「罪の文化」と「恥の文化」 宗教的寛容性を探る ほか)
第2章 勧進帳と弁慶と山伏(歌舞伎「勧進帳」の魅力 かぎを握る毘沙門信仰 ほか)
第3章 「山伏問答」は何を語っているのか(弁慶と富樫の対決 アビラウンケンとは ほか)
第4章 多様な庶民信仰を探る―「道成寺」(説話・芸能と仏教文化 『道成寺縁起絵巻』をめぐって ほか)
第5章 「卒都婆小町」に見る仏教理解(さまざまな小町伝説 小町物 ほか)
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20090708
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