ブッダの詩(ことば) 知恵と慈悲のかたち (生活人新書 279)
- 日本放送出版協会 (2009年1月10日発売)
本棚登録 : 17人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784140882795
みんなの感想まとめ
深い哲学的な洞察を持つこの作品は、ブッダの言葉を通じて人間の欲望や心の在り方について考えさせられます。さまざまな経典から選ばれた言葉は詩的で読みやすく、東洋思想の共通点を感じさせます。特に、欲望の制御...
感想・レビュー・書評
-
ブッダの言葉を様々な経典から抜粋した本。言葉の一つ一つが詩のようで読みやすかった。東洋思想はどこかで似通ってるなぁ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ダナパーラカ(財産を守るものの意)という名前のゾウは、こめかみから脂汗を流して発情しているときには、制御できない。とらえると、一口も食べ物も食べずにゾウの林を恋いこがれている。
「ダンマパダ324」
私たち人間のこと。財産や金を求めて目の色を変え、アクセクしている私たち人間の姿をブッダは発情期のゾウに例え、その欲望を制御することの難しさを解いているのである。
大切なのは欲望の質と、何をどこまで求めるかというバランス感覚であろう。だからこそ、「足るを知る」、つまり「知足」を釈尊も孔子も解いている。最近ではサーリンズという英国のウンか人類学者が豊かさとは欲望の満足度が高い状態を言う、などと言い出している。ものの有る無しではなく、心の知足度が豊かさの基準だと言うのである。
充足感のある人生を送ろうと思ったら、自分の欲簿にどう対処するかに心を砕く必要があろう。しかし、困った事に欲望というのは増大するほどしつこくなり、自分尾を束縛してしまう。
著者プロフィール
奈良康明の作品
