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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784140882979
みんなの感想まとめ
田舎の魅力を再発見し、地域活性化の新たな視点を提供する内容が特徴です。著者は、田舎が持つ独自のオリジナリティや価値を見つめ直し、特に食文化や観光ビジネスの重要性を強調しています。田舎には「何もない」と...
感想・レビュー・書評
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この本は、主に今までなかなか脚光を浴びることのなかった田舎のオリジナル性に富んだ田舎開発の現場や、現代の日本人の生活や食文化、また観光ビジネスや町づくりのあり方を見つめ直した内容が書かれている。
「これまで{なにもない場所}といわれていたこと自体が、個性を際立たせ、価値を生むようになった。手つかずであればあるほど、逆にパーソナリティーを生み出しやすい」とういう言葉に私は注目し、また共感した。高齢者が多く、雇用場所も少なく、町から若者が出て行ってしまうという現象は、恐らく「田舎」と呼ばれる多くの地域で起こっていることだろう。また、その地域に住んでいる人々は大抵自分たちの暮らす町に自信がなく、また、高齢者は生き甲斐がないと感じているのだそうだ。
しかし、自分の町は何もないからと諦めるのではなく、何もないからこそ開発できる要素が多く眠っているということを理解するのは、とても大切なことだと感じた。しかし、ただ新しいものを生み出すわけではなく、あくまで「田舎」の形を変えないことが大切だ。もともとあった自分の町の「ありのままの魅力」をどのように人々に伝えていくかが重要となってくるのだろう。古い建物や家具も壊すのではなく、イノベーションをして再利用というのもとても趣があって良い。田舎は田舎らしく、食材や宿泊地なども見栄を張らずにありのままでいることが、人が寄ってくる一番の強みであると私は考える。(田園 20150105)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主にその地方の「食」を活かして、町おこしをする。
筆者の経験からその方法が示されている。
「地産地消」とか「伝統料理」とかいっても、
「地産地消」の現状は単にその場所で栽培・消費されているだけに過ぎず、
その種はアメリカ産の改良品種だったり、調味料も化学調味料だったりと、
本当の意味で「地産地消」ではなく中途半端。
徹底してやることが大切だという筆者。
これを読んで思ったことは、
まちづくり・まちおこしは第一にいかにその地域の人を巻き込んでやる気にさせるかであって、
そのきっかけとして人間三大欲求の1つである食欲に訴えかけながら進めていくことは有効なんだろうなってこと。
その際の仕掛け、さらには対外的にどうするかを考える段階になって、
この本に書いてあることは参考になりそうだと思った。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/704452 -
田舎力シリーズ
地域活性において代表的な成功例を紹介しつつ、その例から法則性を見出し、紹介している。
もう10年も前の本になるので、細かい部分の変化はあると思うが、地域活性化という点について、何が必要なのかという視点を培う基盤にすることはできると思う。
いくつかの成功例を読んで思ったことは、何事も真似ではいけない。参考にしても、その地域に合った物に昇華させなければいけない。そして中心人物も、将来を見据えた考えと、人を集めるコミュニケーション力と、何より現状をどうにかしないといけないという強い思いを持っていないといけないということ。これは地域活性に限った話ではないが… -
・「田舎がかっこ悪い」という時代は、1980年代に終わっていた。
しかし、当の田舎のほうでは、21世紀に入ってもなかなか意識が
変わらなかったのではないか。
・「食のテキスト」素材の背景、材料、加工法、作り手、味、流通
・イタリアの「スローシティー」活動 -
アンビリーバボーの世界でした。
農家の人が、
都会の人はなかなか死なないよね、こんなに農薬ぶっかけてるのに、、、、、
と、言い放った一言には、どうにも感慨深いものがありました。
コウノトリを絶滅から守るために行った農地改革、過疎化の進む田舎に人を集めるために動き出した人たち、そのほとんどの人が普通の人たちだったこと、そんなストーリーの中にとてつもないドラマが潜んでました。
海賊と呼ばれた男、女、子供、まさに今でゆう映画化できるほどの行動力を持った人間が、日本中のあちこちにいたことが、私にとってものすごい刺激になりました!!!!!!! -
田舎をその田舎らしさをもって活性化する、各地の取り組みを紹介。それらに共通する法則は、
1.発見力
「地域の独自性=(パーソナリティー)はなにか」、をとことん考える
「よそ者」、特に都会も海外も知っている若者や女性の視点で見つめ直す
都会やよその地域を安易にまねしない
2.ものづくり力
地域の特性に合ったものを栽培し、加工する
地域の環境や豊かさを大切にする
国内外の視察で得た学びを地域特性に合うようアレンジする
商品開発には、食感度の高い女性を巻き込む
3.ブランドデザイン力
ソフトと人材の開発にお金を使う
ものづくりを核に、体験メニューで消費者を巻き込む
徹底的に「田舎」の物語を織り込んで売る
長期的視野で地域全体をデザインする
地域同士賢い田舎同士、知恵をつないでますます発展する
4.食文化力
特産品を売りたいなら、まずは地域の食文化、その背景を学ぶ
誰もが学習できるテキストと、体験できるワークショップを効果的に組み合わせる
アンテナショップやラボなど、文化を伝える「場」を作る
食を売り込む戦略で、次世代の「味覚と健康」を守る
5.環境力
地域の農家や加工業者など伝統的な生産者や作り手を表に出す
「環境のため」が、地域住民の誇りになる
身の丈にあった経済規模が持続可能のポイント
伝統的な建造物を大切にする
景観保護のために町全体のデザインに配慮する -
本文で紹介されている事例もとても興味深かったけれど、あとがきに書かれた金丸さんが全国の農村や食の現場をめぐり始めたきっかけと動機についての話がとても印象に残った。
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【2015/4/1】
紹介者:川口明美さん
レビュー:米山(主催者)
「田舎」ということ自体にある魅力に気づかせてくれる本。
富山という田舎に住みながらは気づきにくいことが書かれている?と思われる本。
地方創生ということの本質は、地方の利便性を上げることだろうか? -
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付加価値または環境共生による成功例を紹介。すべての田舎が様々な手法で付加価値を追求したらどうなるか、というのは杞憂なのかも知れないが、どうしても読んでいる最中に考え込んでしまった。身の丈に合った持続可能性を備えた生産者と、食の安全性に対してお金を使う賢い消費者がバランスよく増えてほしいが、これも理想論かも……
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うまくいってる地域の紹介だから、うまくいっていないところとの具体的な比較がないぶん、明るい一面しか知ることができない。
ただ、やはりきちんとサーチして行動を地道に続ければ田舎を持ち味に町おこしは可能かも、というのがわかっただけマシか。
食に対しての貪欲さは日本人からきってもきれないものだから、食育にからめて環境問題を提示するというやり方はありだな。 -
前半は、田舎と言いながらも、かなり上手く行っている地方の話で、正直言って、なぜ上手く行っているのか、その原因まで踏み込んで欲しいという感じであった。後半からは、地に足の着いた農業に取り組む人達の姿が描かれ、それなりに納得感のある内容となる。こういう話を読むと、最近の食品偽装の話は、真面目に農業に取り組んでいる人達からすれば、納得のいかないものだろう。そんな扱いをされるのであれば、自ら販売し、調理して提供したいと思っているのではないだろうか?
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地域おこしのバイブルとも呼べるような本。著者の金丸弘美さんは「食環境ジャーナリスト」「食総合プロデューサー」の肩書通り、地域の食からの地域づくりを専門にしています。
この本の中には、馬路村を始め、様々な農山村の地域おこしの事例をギュッと凝縮して詰め込まれた感じです。
面白いヒントが満載、繰り返し読む事で改めて再発見するものも多そうです。
良い勉強になりました。 -
20130914 本当に大事な事は皆が楽しく生きて行く事。身の丈にあった生活は貧乏ではなく贅沢なのではないだろうか。歳は関係なく出来る事はあるはず。
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国内のいくつかの地方に焦点を当て、田舎という環境をアピールポイントに変えて、地方活性に動き出している事例を紹介している本。
かつては「都会対田舎」という図式ができあがっており、「田舎=遅れている、カッコ悪い」というイメージがありましたが、情報社会、流通社会となった今では、以前ほど中心と地方の落差は無くなって来ているように感じます。
ただ著者は、当の田舎の方では、21世紀になってもなかなか意識が変わらず、ほとんどの田舎の地域づくりは、まだまだ都会のモノマネをしているにすぎないと指摘しています。
確かに、都会の移り変わりを追っているだけでは、その土地の持つ魅力は引き出せません。
まずは独自の風土の持つ特色を生かし、宣伝していくという意識変換が必要だと説いています。
例として、ゆずで地域おこしをはかる高知県馬路村が詳しく紹介されていました。
馬路村「ゆず湯入浴剤」は、パッケージが28種類もあるものの、実は中身は全部一緒なんだとか。からくりではなく、その遊び心自体が大事なんだそうです。
また、兵庫県豊岡市でのコウノトリ保護運動についても述べられていました。
コウノトリと人が共存していく社会をつくるため、鳥が電線に引っ掛からないように電線の埋没工事や田畑のビオトープ化、水田魚道の設置などを行った話が事細かく記されています。
ちょうど、佐渡島でトキ育成プロジェクトを見学してきたところだったため、非常に興味深く読みました。
農業に疎い私は、収穫後の冬に田んぼから水を抜き、乾かす(乾田)理由がわかりませんでしたが、これは稲刈り機(コンバイン)を入れるためだそうです。
ただその結果として、カエルやドジョウ、そしてそれらを食べる鳥も田んぼに来なくなったため、環境保護のために冬季湛水水田を行う農家が増えてきているとのこと。
冬季湛水水田には除草剤を使わなくても雑草を抑制する効果があるため、農薬を使わない安全な米としてのブランド価値がつくそうです。
この動きがどんどん広まっていけば、よい流れが生まれるだろうと思いました。
あとがきに、総務省の地域力創造アドバイザーとして活動する著者が今の仕事を始めるようになったきっかけが書かれていました。
アトピーやアレルギーに苦しむ子供たちがいることに気づいてからだそうです。
ファストフード、ファミリーレストラン、コンビニといった外食産業や冷凍食品、インスタント食品といった栄養の偏りに加えて、光化学スモッグ、排気ガスなどが原因で、子供たちの健康は損なわれています。
まずは健康な食を子供たちに手渡したいという願いが、著者を動かしているのだとわかりました。
未来を担う子供たちだけでなく、誰でも健康な食生活を送ることが大切なので、文明が進むにつれて、一層重視されるべき分野となるでしょう。
「サイエンスも民俗学も美術も料理もある総合学習の楽しい学校」と表現する著者。子供たちへの教育も行っている様子が紹介され、自分たちの生活に根差したオールアラウンドな教育をほどこすことの大切さを感じました。
ところで、高知の人の7割くらいは坂本龍馬が夢に出てくるのだそうです。
高知出身ではない私は、たしかに一度も見たことがありません。
不思議なものですね。 -
村おこしのベストプラクティス集
成功のキーワードは”持続可能性”なのだろうと思った。 -
長崎県五島列島の小さな過疎の島が世界でトップの評価を受けた。内容は民家に泊まって食事をとったり浴衣で散歩をしたりである。どこの田舎にもある暮らしを体験するだけのものなのだが、一般家庭に泊まり世話をし気にかけてくれるホスピタリティーが多くの人々に感激を与えた。田舎の情緒、風景。そのままの日本が称賛の対象となった。何にもないところからのスタート。自分たちが日ごろ何とも思っていないものを使っての成功譚。このほか、山間地とか過疎とか離島といわれたところで、地域活性化の大きな成果をあげているところが沢山紹介されている。発想の転換を促された。
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強みを活かせ!貧乏人チャートは目標達成シート。「おんしゃ、なにいいよりゃ?おんしゃの生まれた時代にも、おんしゃのやることがあるろがや!」(龍馬)。イザベラ・バード著「日本奥地紀行」
著者プロフィール
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