小惑星探査機はやぶさ物語 (生活人新書)

  • 日本放送出版協会 (2010年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784140883303

みんなの感想まとめ

日本の宇宙探査の偉業を描いたこの本は、特に小惑星イトカワを探査した「はやぶさ」のプロジェクトに焦点を当てています。数々の世界初を達成したその背景には、プロフェッショナルたちの緻密な準備やチームワーク、...

感想・レビュー・書評

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  • はやぶさ本は3冊目かな。間を置き冷静になっても、やっぱり偉業。日本の宇宙開発の次なる挑戦も見守りたいものだ。

  • 小惑星イトカワを探査する「はやぶさ」のプロジェクトを振り返る。プロジェクトマネージャのぶれない方針。危機の時の知恵を絞ったアイデア。適度な貧乏な予算による隅々まで自ら手をいれた設計者。明日の日本の方向性を示すようなプロジェクトだった。

  • 川口淳一郎著のはやぶさ、そうまでして君は のあとに
    読んだので新鮮味に欠けましたがよかったです。

  • 読み始めました。的川先生の語るような文章が読みやすい。

  • イトカワへの着陸と地球への帰還の行でウルッときました。

  • サラッと知りたくて読み始めたが…あまりに面白かった。小説より、映画よりもエンタテイメントに溢れてます!

    「はやぶさ」構想から打ち上げ、そして帰還までを描いたものです。
    報道で知ったつもりではいたものの、目から鱗の技術が至る所に紹介されてる、その内容がまず面白い。
    そして何より著者・JAXA名誉教授である的川先生のユーモア詰まった文章がもうホント面白い。
    金メダル級の偉業を次々成し遂げたはやぶさに携わる日本人、イメージではガチガチ頭の研究者達を想像してました。
    けれどその実、国際宇宙ステーションに「四畳半」という名前を本気で付けようとするようなセンス系男子とは(笑)

    宇宙に金属ぶっ放すという夢を追いかける宇宙関係の人達は、根がもう面白いのだろうか。
    理系文系興味有る無し関係無く、日本が誇る技術を日本人として知ったほうが良いと思います。新書の中ではダントツのオススメ!

  • はやぶさの軌跡、とても感動しました。
    正直、技術のすごさは理解しきれていませんが
    関わった方々のアイディアや努力は計り知れないですね。
    彼らの熱い思いに心打たれました!
    成功という形に終わって本当によかったと思います。

    プロジェクトマネージャー川口さんの著書も読んでみます。

  • 2010年に話題になった小惑星探査機「はやぶさ」の活躍をまとめた新書。著者の的川泰宣 さんは40年以上の長きにわたり日本の宇宙開発の最前線に立ち続けた研究者で、現在は引退してJAXAの技術参与の方。アメリカとソ連の宇宙開発競争を描いた「月をめざした二人の科学者」(中公新書)というすばらしい著書があります。身内ならではの臨場感あふれる描写がドキドキな1冊でした。

    なお、はやぶさ関連の書籍は色々出てますが、個人的なイチオシは幻冬舎新書の「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」。イトカワタッチダウン後、地球への帰還以前に出版された本ですが、日本の宇宙開発も概観できる好著です。

  • 難しい内容をやさしい言葉で説明する、的川氏は本当にそれが上手い。そして最初から最後まで、文章自体もとてもやわらかいのだ。丁寧な言葉と、丁寧な説明、そしてユーモアと決して諦めない心。はやぶさは的川氏を筆頭に、色んな人の惜しみない愛によって作られていたんだなぁと、心から思った。

  • 著者の的川さんはNHKの科学番組にも出演されていましたが、当時からロマンチストだな、と思っていました。今回のプロジェクトにも大変なロマンを感じていたのではないかと読みながら気持ちが伝わってきました。技術的なことよりも、スタッフの表に現れない葛藤や「やはぶさ」への愛着や誇りに重きを置く内容であったと思いました。一般向けの書籍としてちょうど良いと思いました。

  • 宇宙関係に携わる人って、ユーモアがあってとても読んでいて楽しいです。

    国際宇宙ステーションでの日本の実験棟の名前を決める時に、筆者が挙げた案は、
    「よじょうはん」!!(爆笑)
    「きぼう」と名のついたそれは、四畳半ぐらいの大きさしかないようです。

    はやぶさにかけるたくさんの人の情熱、特に若い世代の情熱が感じられました。それをユーモアをもって伝えてくれる、筆者のような人がいるからこのプロジェクトはぼろぼろになっても最後は成功したんだと思います。
    チームで仕事をするということにおいて、これまた参考になるところが多い本でした。

  • 教科書のような平易な言葉で書かれてわかりやすい全ての説明。はやぶさが乗り越えて来た苦難を淡々と書いておりながらとてもわかりやすいどきどきさせるおもしろい内容です。帯には「奇跡的な帰還のほんとうの理由と知られざる秘話」とありますがそれは特にない。無いけどおもしろい。

  • (2010.12.31読了)(2010.12.21借入)
    小惑星探査機「はやぶさ」に関する本、5冊目です。川口さんの本より先に出版されたのですが、読むのが後になってしまいました。
    同じテーマの本を何冊も読んで飽きないのか、と言われそうですが、書く人が変わったり、編集者が変わると内容が微妙に変わるので、それぞれに新しい情報が得られて飽きることはありません。とはいえ、川口さんの書いた本がもう一冊出ていますので、それを読んだら打ち止めにしようと思います。
    「小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡」的川泰宣著、は簡潔で、食い足りないというか、あまり面白くなかったのですが、こちらの本は、割とちゃんと書いてあるし、値段もお手ごろで、お勧めです。
    特に、50頁の「スウィングバイの原理」の図は、スウィングバイの原理を分かった気にさせてくれました。加速と減速の両方があるというのもなるほどと思わせてくれました。
    本の章立てを紹介しておきましょう。
    第1章、「はやぶさ」出発まで
    第2章、「はやぶさ」の性能と技術的目標
    第3章、打ち上げからイトカワ到着まで
    第4章、イトカワ着陸
    第5章、トラブル続きの帰還
    第6章、なぜ「はやぶさ」は成功したのか
    第7章、「はやぶさ」がくれたもの

    ●始まりは1985年(17頁)
    「はやぶさ」の構想が生まれたのは1985年、今から25年も前のことです。
    1985年6月、「小惑星サンプルリターン小研究会」が開かれました。
    1995年、「小惑星サンプルリターン工学実験探査機」の提案
    1996年、ミューゼスCとしてスタート
    ●なぜ小惑星へ?(34頁)
    太陽系の形成を調べるとき、地球や火星のような大きい惑星は、形成されるときに、度重なる衝突などで一旦溶けたり、非常に大きい重力のために内部で大きな熱が発生したりします。すると、熱変成という作用で物質が変化し、太陽系が出来た46億年前ころの物質は何も残っていないらしいのです。ところが、小さな惑星は重力が小さいから熱変成が起きません。したがって、数10億年前の物質がそのまま残されている可能性があり、太陽系の形成の歴史を研究する手掛かりが得られる、ということです。
    ●イオンエンジンの推力(44頁)
    イオンエンジンの推力は、地上で人の息を軽く吹きかけて、一円玉二枚を動かす程度です。しかし、一年間作動し続ければ、時速4500キロまでの加速ができます。
    ●はやぶさ2(165頁)
    打ち上げ予定の目標は2014年です。
    「はやぶさ2」では、目標天体に接近して衝突体を爆発させて地表にクレーターを作り、表面をえぐり取って深部から露出したサンプルを持ち帰りたい。

    ☆「はやぶさ」に関する本(既読)
    「はやぶさ」吉田武著、幻冬舎新書、2006.11.30
    「小惑星探査機はやぶさの大冒険」山根一眞著、マガジンハウス、2010.07.29
    「小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡」的川泰宣著、PHP研究所、2010.10.05
    「小惑星探査機はやぶさ物語」的川泰宣著、生活人新書、2010.10.10
    「はやぶさ、そうまでして君は」川口淳一郎著、宝島社、2010.12.24
    (2011年1月6日・記)

  • 涙がでたよ。
    健気なはやぶさ、見守っているエンジニア達。

  • はやぶさでは、自ら広報を買って出た的川教授が書いたはやぶさ物語。
    はやぶさの技術的説明はもちろん、JAXAの若き術者の成長を温かく見守っている内容もある。
    中でもお気に入りはテレビでも紹介された、あすかちゃんのエピソードに続きがあって結末を読んで胸が熱くなった。
    PHPで出版された「小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡」を読んでさらに詳しく知りたい人のためにおすすめです。

  • 個人的には今年最も面白かった新書、かもしれない。

    目から鱗だったことがたくさんあってとても興奮したのだけれど、ひとつ思ったのは、数々の世界初を成し遂げたはやぶさ物語は、決して偶発的な奇跡ではなくて、プロフェッショナルたちが成し遂げた偉業だということ。結果を奇跡と呼ぶとしても、奇跡を起せるだけの準備、即ちチームワーク、リスクマネジメント、リーダーシップ、ひとの成長、沢山のひとの応援があってこそのものなんだなぁと、感じた。

  • 改めて読み、感動。

  •  7年に及ぶ飛行を経て、地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。燃料漏れや行方不明など、数多くの絶体絶命のピンチのたびに、プロジェクトのメンバーは奇跡的に見事な方策を見出して乗り越えてきました。強いリーダーシップ、独創的なアイディア、そして先人の業績に支えられて成功した「はやぶさ」プロジェクト。その計画段階から地球帰還までの軌跡を詳細に紹介。

  • 通信断絶や姿勢制御装置の故障など相次ぐトラブルに見舞われながらも、無事、2010年6月13日に地球に帰還した「はやぶさ君」の軌跡をトレース。
    雑誌Newtonやインターネットで依然話題を呼んでいるその奇跡の7年間が今明らかに。

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著者プロフィール

■的川 泰宣(マトガワ ヤスノリ)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授、はまぎんこども宇宙科学館館長、日本宇宙少年団顧問、国際宇宙教育会議日本代表。東京大学大学院博士課程修了。東京大学宇宙航空研究所、宇宙科学研究所教授・対外協力・連携推進室長、鹿児島宇宙空間観測所所長、JAXA執行役などを経て現職。国際宇宙航行連盟副会長、日本航空宇宙学会会長などを歴任。工学博士。2005年にはJAXA宇宙教育センターを先導して設立、初代センター長を務め、「宇宙教育の父」とも呼ばれる。

「2021年 『地球を飛び出せ! 宇宙探査』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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