「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか パーソナルゲノム時代の脳科学 (NHK出版新書 342)
- NHK出版 (2011年2月10日発売)
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感想 : 39件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784140883426
みんなの感想まとめ
人間の思考や行動、性格がどのように遺伝子や脳科学によって形成されるのかを探求する内容が魅力的です。遺伝子の役割や脳内での神経細胞の活動が心に与える影響について、具体的な実験結果が示され、遺伝子と行動の...
感想・レビュー・書評
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●こころとは、神経科学的に言うと、脳にある多数の神経細胞の集団的活動の1部が、心として自分に感じられているものの正体です。
●自分とは、自分のこころの事であり、脳から生み出されている。脳の神経細胞の活動のパターンの一部がおそらくこころの一部なっており、刻々と変化し続けている。
●自分の中で一生変わらない、そして自分を世界の中で唯一の存在たらしめていると言って良いものが「ゲノム」です。
●30億の塩基配列のうち遺伝子は2万数千といわれている。46本染色体に分かれて格納されている。
●遺伝子はDNAの塩基配列がひとまとまりになってある意味をなす暗号として機能する情報のこと。それが23組の染色体の中にあり、そのセットがゲノムであり、60兆の細胞ひとつひとつに存在する。
●氏か育ちか?は一卵性と二卵性の双生児を比較することで調べることができる。結論としてはその両方影響される。
●マウスは、近い交配を繰り返す事でほとんど同一のゲノムを持ったマウスを作ることが出来る。ほぼ一卵性双生児をたくさん準備出来る。また、遺伝子の数も人間に近くゲノムが似ている。
●カルシニューリン欠損マウス。神経の可塑性に関与する。作業記憶だけに障害を示す。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
737円購入2011-06-28
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2017.05.12 Kさんのつぶやきより。
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遺伝子解析についての現状と未来予測。
安価で自分の遺伝子解析ができるようになってきたが、複数の遺伝子が複雑に作用しあって○○ガンになりにくいなどの解析ができる。遺伝子の作用については、日々データが蓄積・解析・分析・推測等されている最中なので、これからの研究が必須。将来、いろんな分野・産業に応用できるだろう。なので、そのための規制なども必要になってくる。日本は、遺伝子分野に立ち遅れている。
将来が楽しみ。自分のデータはぜひ確認したいと思った。自分としては、確認するだけで十分かな。予防医療にというけれども、人はいつか死ぬものだし、満足に生きることが出来たらいつまで生きようが問題ない。 -
図書館より
SF作品や映画なんかを読んだり見たりすると、人間の思考や行動、性格を決めているのは何か、ということがテーマの一つになっていたりします。
個人的に思い出深いのが映画『時計仕掛けのオレンジ』。強姦など犯罪を繰り返していた主人公が、脳の手術を受けることで、悪いことができなくなる話なのですが……
この本のテーマは遺伝子と脳科学。脳内で働く遺伝子によって、どこまで性格が変わるか、が大きな主題です。
マウス実験によると、とある遺伝子を欠損させたマウスは、記憶力が低下するだけでなく、群れで行動しなくなったり、アルコールやニコチンの依存性が強くなったり。
あるいは日によって行動量が大きく変わる、人間でいう「躁鬱」に近い状態になったりしたそうです。
こうした行動と遺伝子の関係が解き明かされれば、いわゆる精神的な病気の治療法も確立できるかもしれないとのこと。
しかし、その道はまだまだ険しいようです。と、いうのも遺伝子は一つをいじれば、それで性格ががらりと変わる、という単純なものではなく、様々な遺伝子が少しずつ関連しあってようやく影響が現れるそうです。それがすべてわかるのはまだまだ先になりそう。
しかし、一方で研究が大幅に進んでいるのも事実。本内では、遺伝子の研究が進んだ時代のサービス、遺伝子改編によって生まれるデザイナーズベイビーなどの倫理的問題にも触れられていて、SFの世界が現実になりつつあるのを感じます。
研究が進んだ先に何があるのか、すべての人類が遺伝子改編によって理想的な人格になった世界なのか。あるいは、例えば医者になる人は、医者に向いた性格や知能、思考、兵士になる人は、攻撃的な性格になるよう遺伝子を編集したり、と人それぞれ、国が思うがままに人を生み出すような世界もあり得るのか。
SF好きからすると、ユートピアもディストピアもあり得そうな技術だけに、楽しみでもあり怖くもあります。 -
くだらない世間の戯言を一蹴できる本。私的に すっきり。今度遺伝子検査受けます。
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ゲノム解析で自分が丸裸になる日も近いのね。
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自分の全ゲノム情報を安価に解析してもらえる時代がすぐそこまで来ている。本書では特定の遺伝子をノックアウトしたマウスによる研究成果から、遺伝子がこころの病に対してどんな影響を及ぼしているのかが解説される。後段ではゲノムで性格や知能がわかるのかといったことや、著者自身が遺伝し情報解析サービスを受けてわかったことの紹介も。全体に解説はわかりやすいが、タイトル通りの本になっているか、一冊を通してのまとまりには欠けるきらいがある。重要なのは、たしかに遺伝子は性格を決定する大きな要素ではあるけれど、膨大な数の遺伝子がかかわっていることであって、遺伝子のひとつやふたつでは決まらないということを理解しておく必要があること。肥満遺伝子の解析サービスなども盛んだが、これもたかだか数個の遺伝子を解析するだけで、なぜそんなことが言えるのかと構えるべきだと思う。
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467.3
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ゲノムってそんなにお安く解析できるんだなあって。
結局ゲノムとは何かっていうことの理解が出来たか出来ていないかはわからないけれど、わかりやすい語り口でそこそこ面白く読めた。
マウス実験において遺伝子がひとつ無効化されただけで、他のマウスを殺してしまう傾向が見られるようになるなんて衝撃。 -
NHK出版だけあって手堅い作り。主にこころや性格にまつわる遺伝の話がよくわかる。。
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遺伝子と心についての話より,むしろ自分のゲノムを解析してもらえる23アンドミーみたいなサービスの現状・将来が興味深い。
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一つの遺伝子がヘテロになっているだけで、2000遺伝子が変化している
αcamk2欠損マウスは歯状回での神経新生が増えている
未成熟脳を持った人を探した
これから10年間は精神疾患の時代? -
ふと思った疑問。
こころって遺伝するの?
性格が親に似るっていうし。じゃあ、こころはどこにあるの?
という疑問が少しわかる本。
でも、ニンゲンが細胞からできていてすべてにDNAがあるなら
脳細胞以外にもなにかしらの個人の記憶が残ることもあるのかな?
SF的だけど、生体移植した人がドナーの記憶を持つこともあるという
話もあるし。。 -
ワクワクしながら読めた。小さい時、スーパーコンピューターがゲノム解析を24時間ぶっ続けで解析している。そんな話を見た記憶がある。それが今では数万で自分のゲノム解析ができるという。かかりやすい病気、気質を知り、自分の子供のゲノムをパートナーと比べる楽しみ。 楽しみだけでなく、ゲノム解析で起こるリスクも記載してあった事がまた一喜一憂せず考えるキッカケになった。 それでも、私はゲノム解析やってみたいな☆
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先日、ラマチャンドランさんの「脳のなかの幽霊」を読みましたが、この本が書かれた1998年時点では判明していなかった大きなできごとがあります。それが「ヒトゲノム・プロジェクト」です。そこで今回は、その最新の知見を踏まえた本を読んでみました。こころと遺伝子というテーマの研究についての新書で、「ゲノム脳科学(neurogenetics)」という分野だそうです。
どういう遺伝子を持っていると、こういう病気にかかりやすいという話はよく聞くんですが、いまは既にどれくらい社交的か、どれくらい新しいもの好きか、などの個性や性格、知能、数学の成績、記憶力などの知的能力に影響を及ぼしていると考えられるゲノム上の個人差が解析されてきているそうです。本当かな?と思ったのですが、読み進めるときちっと科学的な形で根拠が示されていました。面白かったです。
ちなみに帯には、血液型占いを信じる人にこそ読んでほしい!と書いてありました。科学の本なのだから、むしろ「血液型占いみたいな非科学的なものは信じない!」という人をギョッとさせるような言い回しの方が注目されるのではないかな?と思いました。血液型占いを明確に否定する科学的な根拠はほとんどないとか。
[続き]
http://wildhawkfield.blogspot.com/2012/02/blog-post_19.html -
病気のかかりやすさや性格はある程度まで遺伝的に決まっている。
という事実と、それを読むことができるようになることはちょっと次元の違う話。
「自分」のとらえ方が変わってくるだろうなぁ。 -
ゲノムに関する研究はものすごい速度で進歩している。
病気あっての医療ではなく、個人の特徴に合わせた医療を提供するオーダーメイド医療の時代が到来。
誰もが気になる個人の性格や、ある病気のなりやすさなどを特徴づける遺伝子が次々と解読されている中、将来的に世の中に確実に普及するであろうオーダーメイド医療とどう向き合っていくか、その将来像を研究者の視点からわかりやすくかつ現実的に提起し、論じています。 -
ゲノム情報は究極の個人情報。
統合失調症の遺伝率が100%でない。
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