「イギリス社会」入門 日本人に伝えたい本当の英国 (NHK出版新書 354)

  • NHK出版 (2011年7月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (228ページ) / ISBN・EAN: 9784140883549

みんなの感想まとめ

イギリス社会の独自の文化や風習を、外国人の視点からユーモラスに描いた作品です。著者はイギリス人ジャーナリストで、アメリカや日本に駐在した経験を活かし、イギリスの当たり前や独特な気質をわかりやすく解説し...

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすかった。人気のテレビドラマがいくつか書かれていたので見てみようと思う。他の著書も読みたい。

  • 勉強になった

  • 階級。上流階級の人はあえて質素な身なりをする。上流階級の政治家は庶民のように振る舞い、上流のにおいを消そうとする。大金持ちの地主を父にもつ政治家はあえて「農民の息子」と自分を紹介。紅茶をカップとソーサーではなく、あえてマグカップで飲む▼階級によって普段使うスーパーマーケットが違う▼corked。ワイン。長いこと寝かせている間にコルクが劣化してすっぱくなった状態。

    天気。東京の夏ほど蒸し暑くもなく、ニューヨークの冬ほど寒くならないのに、年中天気の話をしている。たまに陽光が降り注ぐと、短時間でも「素晴らしい天気」だと言いあう▼年間降水量は多くないが、2~3日おきに軽い雨が降る(なので芝生が美しい)。夏は夜10時でも明るい。冬は夕方5時に暗くなる。

    料理。仏シラク大統領「イギリス料理はヨーロッパで一番まずい。あれよりまずい料理があるとすればフィンランド料理だ。あんなまずい料理を食べている人たちは信用できない」▼chip butty。チップス(厚切りフライドポテト)をホワイトブレッドで挟んだ料理。炭水化物を炭水化物で挟んだ独創的な一品。rice pudding(お米のミルク粥、甘い)。jellied eels(うなぎのゼリー、ロンドン・イーストエンド発祥)。

    Marmiteマーマイト。ビールの酒粕。黒いペースト状。薄いトーストの上にバターを塗り、その上からマーマイトを塗って食べる。クラッカーに塗って食べる。健康によいと信じられている。外国人が食べて顔をしかめるのを見て喜ぶ。外国人が気に入っても喜ぶ。たいていのイギリス人がマーマイトをあまり好きではないことは公然の秘密。イギリス人の魂。ただし、1年に1瓶あればいい。

    パブ。4人くらいでパブに行くと、まず1人が全員分の飲み物を注文しにカウンターに行く。全員分、支払う。残りの3人も同じようにする。1周すると全員1回ずつ支払いをしたことになる。運ぶ手間を減らす。「ラウンド」という習慣▼大酒飲みは雨と同じくらいイギリスらしい。短い時間にたくさん飲む。

    Bonfire Night。チューダー家ヘンリ8英国教会創始、メアリ1カトリック復活、エリザベス1英国教会、スチュアート家ジェームズ1。1605年、カトリック教徒はイングランドにカトリックを再興させるべく、議事堂の地下にある貯蔵庫を火薬の樽でいっぱいにし、王が議会に出席しているときを狙って議事堂を爆破させ、王を殺害しようとした。しかし王への反逆は失敗。この反逆失敗を祝う行事が生まれる。毎年、11月5日はBonfire Night。最近は廃れてきており、時期が近いハロウィーン(10月31日)に注目が集まりがち。400年続く自国の行事が廃れ、外国(アメリカ)の行事が盛んになっている。

    王室。ウィリアム王子の妻ケイトは中流階級の出身。王子が一般庶民と結婚したのは350年ぶり▼ウィリアム王子の結婚式。各国の王様たちが招かれた。英首相は招かれなかった。米大統領も招かれなかった▼神秘性と威厳を保ちながら、時代の価値観を受け入れ、国民に近い存在になろうと綱渡り。

    国旗。(北)アイルランドのセント・パトリック・クロス。スコットランドのセント・アンドルーズ・クロス。イングランドのセント・ジョージ・クロス。

    住宅。住宅価格が上がると不動産を持つ人はさらに喜び、不動産を持たない人はさらに怒る。住宅価格や住宅の改修に関する番組が人気。

    ※変顔選手権がある(ガーニングgurningと呼ばれる)。
    ※Morris Dance。イングランドの伝統的な舞踊。15世紀~。
    ※BBC Radio 4のShipping Forecast。静かに韻を刻む。慣れ親しんだ朗読。
    ※イギリスの池にいる白鳥は女王のもの。
    ※「Big Ben」は塔の中にある鐘のこと。
    ※イザムバード・キングダム・ブルネル(鉄道エンジニア)。
    ※豪の人々は「元植民地」と見られるのを嫌う。
    ※北部の人は愛想がいい。
    ※コメディOnly Fools and Horses。
    ✳︎見慣れると見えなくなる。

  • £2

  • 図書館本

  • アメリカ・日本に駐在経験があるイギリス人ジャーナリストによる、イギリス社会の紹介書。
    社会そのものの仕組みというより、当たり前すぎて話題にも上らないけど、外国人には理解し難い文化・気質・風習を面白おかしく、イギリス人らしいウィットに富んだ文章で綴っている。
    自分がどんな家に住んでいるかなんて、一度外に出て、離れた場所からつぶさに観察してみないと分からない。それは「国」という概念にも言えることだけど、故人のパーソナルスペースまで尊重する公園の在り方や、ビレッジ・グリーンに親しむ文化、パブリック・フットパスを愛する気持ちなど、「外から見て気付いた、母国の誇るべき姿」の選定が秀逸。
    220ページ弱の本文に対しお茶に関するページが12ページも有ると思ったら、パブに関するページはそれ以上。
    イギリス人については、知性と観察眼に恵まれた国民性ながら、酒飲むとなんであんなこと(悲惨)になるんだろうと不思議だったが、そりゃ卓に着いた人数分、奢ったり奢られたりを繰り返すラウンドなんて文化が有ればそう(ほんまに悲惨)なるよと、妙に腑に落ちた。

  • 祖国イギリスから離れてしばらくして、戻ってきた筆者の視点から語るイギリス。最初の文言を見て親しみを感じた。「イギリス人の目から見て、この問題をどう思う?」(と、日本とアメリカにいた間何度も聞かれたとのこと。)私は日本人だから、何らかの折に海外に何年も住むときがあったなら、日本人としてどう思う?とまるで日本の専門家として聞かれるのだろう。(そしてわたしはろくに答えられないに違いない)

  • イギリス人の記者による、イギリスの特徴を紹介した本。紅茶の飲み方や、スポーツを発明することについての才能を持った国民性、納豆に似た食品などが、そこはかとないユーモアをもって紹介される。
    林望の『イギリスはおいしい』『イギリスは愉快だ』を彷彿とさせるエッセイ。イギリス旅行に行く前に、あるいは行く途中の機内で読むのに相応しい。

  • 私自身は10年ほど前までロンドンに住んでいて、イギリスは第2の故郷と呼びたいほど好きな場所なのですが、イギリス人が日本人向けに書いたイギリス本は実はあまり出回っていないので、本書を軽い気持ちで手に取りました。著者も冒頭やあとがきで断っているように、そもそも深いところを学術的に研究するような本とは違い、軽いエッセイ集だろうなと思って読み始めましたが、そういう意味ではとても満足しました。本書を読み終わって、またイギリスに住みたいという強い思いが湧いてきた本でした。

    特に共感したトピックとしては、パブとパブリック・フットパス(私有地も含めて自然の中を歩ける遊歩道のようなもの)、そしてイギリス人の英語表現がありました。ロンドンで私が通っていた大学近くにあった「オールド・バンク・オブ・イングランド」(本書にも登場します)というパブ、雰囲気がすごく好きで、何度も通いました。またイギリス滞在中に一度だけ歩いたマン島のパブリック・フットパスは、私がこれまで訪れた場所の中で最高の場所でした。本書内ではイギリスの田園風景をカズオ・イシグロの本からの抜粋で「品格」「偉大さ」という表現で紹介していますが、私からするとイギリスの自然は包容力と素朴さのある温かい母親的印象があります。(余談ですがスイスの自然は私にとってはスーパーモデル的な美しい女性という感じでした)。本書を読み終わって無性にイギリスに戻りたくなりました。

  • 大変楽しい語り口で書かれていて、イギリス文化を学ぶのにすごくよいと思います。

  • さらっと読めるエッセイのような本。外国で長く暮らしたイングランド人の著者が改めて祖国を見つめ直し、さらさらとその所見を述べている。
    文章は軽妙でわかりやすい。時折混ぜられるジョークや皮肉も、読者に伝わりやすいように十分配慮されているように感じる。著者のジャーナリストという肩書きを強く実感した。
    また既に出版から十年経っているが、時事ネタ的なものはそれほど多くないため、古臭さはあまり感じない。

    本書は著者自身の目線や経験から各トピックについて取り留めなく「うちの国って」を語る本である。パブで行き合った蘊蓄好きの人の話を聞いているようで、とても楽しかった。

  • 【由来】
    ・「プーチン最後の聖戦」からの「グリーンスパン」からのイギリス関連本検索@amazon。

    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】

  • 『「ニッポン社会」入門』に続き二冊目。
    今回もイギリス流のジョークがあちこちにちりばめられていてクスクス笑った。
    日本やアメリカで長年暮らした著者だからこその、第三者的なちょっと距離をおいたイギリス論。
    イギリスはスポーツを考えるの得意というのは「確かに!」という感じ。イートン校でしかやらないのは置いておいても、日本でやってるスポーツのいかにイギリス発祥が多いことか。パブのことや階級ごとの話し言葉の違い、お茶のことなど。面白かった。

  • イギリスについて知りたいと思っていたことが沢山書かれている。
    食事や住宅事情や政治や国旗について。

    特に野生のハギスの件は面白くて、読んでから定期的に思い出し笑いをしてしまう。イギリスのそういうジョークが散りばめられてる内容で、かつそれが日本に長く住んだイギリス人の目から見たイギリスというのが良かった。
    他の著作も読んでみたい。

  • イギリスの社会についての興奮させる。特に上流階級と中流、下流の間での言葉の違いについの説明部分はとても面白い。

  • 国旗の話には驚いた。

  • お堅い社会学の本ではなく、イギリス人がイギリスってこんな感じということが軽いタッチで書かれている本。
    エッセイを読むように、さらっと読めてイギリス文化について知る事ができる。

  • 笑える

  • 著者の本はアメリカ入門に次ぎ2冊目。本書はイギリスを庶民目線で風刺的に描いている。イギリス人気質が何となく分かったような気がする。

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