「科学的思考」のレッスン 学校では教えてくれないサイエンス (NHK出版新書)

著者 :
  • NHK出版
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レビュー : 67
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140883655

作品紹介・あらすじ

「良い理論」と「悪い理論」ってどこが違う?「実験」「観察」って何をすること?科学のあり方をきちんと判断するにはどうしたらいいの?ニュートンから相対性理論、ニュートリノまで、興味津々の事例から科学的な考え方の本質を軽妙に説き、原発や生命科学など日常に大きな影響を与えるトピックをもとに、リスクとの向き合い方を考える。速攻で「科学アタマ」をつくる究極の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。科学の本筋をわかり易く書かれてあったと
    思います。私でも理解できる内容だったので。
    科学とは何か。科学的な思考とは。科学が担う役割。
    科学に接する態度。科学が世間(市民)に接する態度
    とかが分かり易くかかれてあった。そのうえで。
    科学者ではない(専門家ではない)市民が持つべき
    科学的リテラシーとは何か?何が必要か?
    そもそも市民とは何か?
    という問いに対しての方向性を指し示しているいい本
    だと思いました。
    心に残る文章や考え方が多くあり。勉強になったと思います。
    特に市民の科学リテラシーを論述している第2部
    『第8章市民の科学リテラシーって具体的にはどういうこと』
    『第9章市民って誰の事』
    は秀逸な内容だったと思います。

  • あらためて思考の基礎を学びたくて、手にとった一冊です。
    前半は、科学的思考の概念や主として仮説検証にまつわる思考・方法論が示されてました。
    後半は、原発事故を例に市民レベルでも科学リテラシーを持ち、専門家の主張に対するシビリアンコントロールをすることの重要性を論じています。
    後半の「科学リテラシー」という考え方が新鮮でした。そして「科学なしでは解決できないが、科学だけでも解決できない問題」がゴロゴロしているコトも再認識です。

  • 科学的思考がどのようなプロセスでなされ、そもそもどういった考え方が科学的であるかということがわかりやすく書かれている本です。

    まず最初に
    論理的な思考とはなにかだったり、
    科学理論って事実なの事実でないのなど理系ならだれもが知っていなければならない
    基本的なことが書かれています。

    その次に一般市民としてなぜ科学的思考を持つべきでそれをどのように使わなければならないかということが述べられています。

    これを読めば、論理的な思考とはどのようなプロセスを得ているのかということが体系的に分かるので、これを読んだから出来るというわけではないですが、
    自分の考え方の体系化といった意味で読んでもらいたい本です。

  • 科学的思考とは何か?わかりやすく説明した本。

    科学の本は一般的に難しいものが多く、素人でもわかりやすく読めるものが少ない。
    わかりやすいものを探すと子供向けのものぐらいしかない。
    しかも科学の思考そのものについて教えてくれる本となるとさらに少なくなる。

    本書は科学的思考とは何か?を、専門的知識がない素人でもわかる
    ように解説している本である。

    本書で述べている科学的思考についてまとめると以下のようになる。

    優れた仮説や理論とは

    優れた科学的な理論・仮説とは以下のようなものである
    ・新奇なことがらの予言をすることができる
    ・アドホックなその場限りの仮説が少ない
    ・その理論により説明できることがらが非常に多い(既存の理論との矛盾が少ない)
    こういった要素をもった仮説を積み上げていき、蓋然性の高い理論を
    積み上げていくのが科学である。
    決して0か1ではない(完全に正しい仮説と間違った仮説があるわけではない)。
    また決して、「真理そのもの」ではない。(そんなものはわからないので。)

    科学と疑似科学の違い
    ・科学は反証に開かれているが、疑似科学は開かれていない
    (どういうことを言えば否定できるのかがはっきりしない)
    ・科学は概念が定義されている(操作的定義)が疑似科学はその要素が少ない
    (あいまいな言葉が多い)

    実験について

    ・実験を行う場合は、調べたい条件以外は同じにする「比較対照実験」が必要
    ・因果関係をつかむには「4分割思考」が必要
    ・大事なのは確率ではなくて、関連のある事象との相関関係
    ・正しい実験では誤差の問題があるため、サンプル数がある程度必要
    ・ただし、相関関係と因果関係は違う


    これらのことが話し言葉でかかれているため、すらすらと頭に入ってくる。
    わかりやすいとなるとレベルが極端に低くなることが多いが、伝えたい事柄の
    レベルは下げずに、なおかつわかりやすい。

  • 一読したけど、科学リテラシーについて考えるなら今後まずこの本を読め、ということになるだろう。それぐらい重要な本だと感じた。少なくともあと二回は読まないといけないと思うので評価はまだつけません。

  • ●なぜ「科学リテラシー」を身につける必要があるのかを、科学の原理や科学的に考え方といった点から、その本質を説く。そうして、リスクとの向き合い方を提示する科学リテラシーの入門書である。

  • 網羅的でよかった
    定期的に見直したい
    自分で考えることが大事で、どう考えればいいかの参考になる
    科学は絶対ではなく、常に更新し続けるもの
    ただし積み上げてきたこれまでの科学は信頼できると言っていい
    科学を専門家任せにしないで最終的には自己判断することが科学への正しい向き合い方だと思う。

  • 2017年、2018年4月~6月、「“新入生のための”最初に読む本(学習・思考・情報探索)」にて展示。

    【展示紹介文】
    どんな条件を満たせば「科学的」なの?「事実」って何?レポートに書いたり他人に説明したりする前に,自分がやっている・言おうとしていることをもうちょっとメタに検討してみましょう。ネットで見かけたおかしな主張も,どこがなぜおかしいのか論理的に説明できるようになるかもしれません。

    ▼名古屋大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://nagoya-m-opac.nul.nagoya-u.ac.jp/webopac/WB03093395

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