外尾悦郎、ガウディに挑む 解き明かされる 「生誕の門」の謎 (NHK出版新書 379)
- NHK出版 (2012年5月10日発売)
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感想 : 13件
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784140883792
みんなの感想まとめ
サグラダファミリアの主任彫刻家が日本人であることに驚かされる一冊です。著者は、外尾悦郎さんの33年間にわたる挑戦と成長の物語を描き、彼がどのようにして無名のアジア人から認められる存在となったのかを追っ...
感想・レビュー・書評
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スペインの!サグラダファミリアの!
主任彫刻家が!なんと日本人なのです!!
2年前だったかな?
バルセロナに旅行する前から読み始め、
帰ってきてから続きを読んだ。
本当は、読み終わってからサグラダファミリア行きたかったけど、正直読んでる間は全然ピンとこなくて…
実際に観てから読んだ方が、何倍も感動した。
そして、もう1回行きたくなった。
外尾さんが、“無名のアジア人”から、
ひとつひとつ段階を踏んで実力をつけ、
コンペも勝ち、任せられる仕事も増えて、
少しずつ認められていく過程に心が熱くなった。
サグラダファミリアは、今なお建設中で、完成予定も出ている。
(2026年って言われてるけど、コロナで伸びた?)
実は過去に、火事でガウディが描いた資料の大半が消失してしまって、今は職人や調査員たちが「ガウディなら何を描くか」「当時の草花はこういうものがある」と、
ひとつずつ推理して作り上げてるっていう過程も最高に面白い。
外尾さんが実際にどの部分の彫刻を担当したのか、を読むと、現地で探したくなるし、
ブロンズの扉を考えた経緯を知ると、
わくわくして感動して涙が出てきた。
『石と息が合ってきたのだ。』
って、ダンサーで言う『床と友達』的な感覚なのかな。
取材は、NHKで外尾さんのドキュメンタリーを撮っていたディレクター。
映像だけではなく、本にもしようとなったらしい。
本当に素晴らしい本!
サグラダファミリアは、早く完成して欲しいけど…
永遠に完成して欲しくない、とも思う。
でも、外尾さんには、完成したサグラダファミリアを
ご自分の目で見てほしいな、と思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「 サクラダファミリアを日本人が彫るということは、国宝の法隆寺や薬師寺を外国人に任せることと同じ意味を持つのではないだろうか」(p109)
外尾さんがやっていることがどれだけすごいかが、この一文に凝縮されている気がする。
天才建築家・ガウディが設計し、着工から130年経った今でも建築が続いてるサクラダファミリア。そこで33年間、彫刻家として働く日本人・外尾悦郎さんに密着したドキュメンタリーを書籍化した1冊です。全くの偶然からスペインを訪れ、サクラダファミリアに魅了された外尾さんの人生と今(2012年現在)がまとめられています。
外尾さんはサクラダファミリアとは直接契約ではなく請負契約で仕事をしていること(なので33年間、サクラダファミリアから依頼が来続けていること自体がすごい)、ガウディが残した資料や模型はすべてスペイン内戦で失われていてサクラダファミリア自体もその内戦で一部破壊されたことなどはこの本を読んで初めて知りました。読めば読むとほど外尾さんのすごさが分かります。
あと11年後の2026年にサクラダファミリアは完成予定。楽しみです。 -
「私がこの聖堂を完成できないことは、悲しむべきことではない。必ず、あとを引き継ぐ者たちが現れ、壮麗に命を吹き込んでくれる」ガウディはそんな言葉を残した。建設半ばでかれは亡くなるが、そもそも自分の生きているうちにサグラダ・ファミリアが完成するとはおもっていなかった。教会の構造はあまりに巨大で複雑だし、建設費を信者の寄付に頼っていたため、資金はいつも乏しく、工事は遅々として進まない。着工から数十年、自身もすでに高齢だ。しかし、そのことを悲観せず、後世に生きる人々へ教会を託した。これは「あとを引き継ぐ者たち」の物語だ。もうそれだけで心揺さぶられるけれど、それが海を渡ってこの地へやってきた外国人、ガウディとは縁もゆかりもない(というか、なかったはずの)日本人なのだから、ますます昂揚してしまう。
サグラダ・ファミリアはカタールニャの人々すべてに愛されている。この教会はスペインの宝であり、カタルーニャ人の誇りであり、かれらの我が家のようなものだという。外尾悦郎はその主任彫刻家だ。25歳のとき、軽い気持ちで欧州へ出掛けたかれは、バックパックひとつでバルセロナに辿りつく。それはほんの寄り道だった。しかし、そこで巨大な石の教会と出会い、その姿に打ちのめされて、そのままこの地にいついてしまう。ガウディについてはほとんど知らなかった。それから34年、サグラダ・ファミリアを彫った唯一の外国人である外尾は、教会内に個室を持つ唯一の彫刻家となった。「この世でいちばんガウディに詳しく、誰よりもかれを理解している人」サグラダ・ファミリアを訪れた際、教会を案内してくれたカタルーニャ人ガイドはそういった。
「スペインの宝を日本人が彫る。すごいことだとおもう」著者のいうとおり、それはほんとうにすごいことだとおもう。京都の美大で彫刻を学び、卒業後は中学校や高校で美術の非常勤講師をしていた外尾。しかし、それでは物足りなくなって、彫刻の本場ヨーロッパへ旅立つ。この本はNHK・BSプレミアム・ハイビジョン特集「いつでもスタンバイOK 彫刻家・外尾悦郎 ガウディに挑む」をもとに書き下ろしたドキュメンタリーだ。くせのない簡潔な言葉で、外尾の情熱と勤勉、繊細な仕事ぶりと実直な人柄を伝えている。かれは膨大な資料に目を通し、さまざまな場所へ赴き、カタルーニャを、ガウディを学ぶ。勉強と観察と研究を重ね、故人の思想を丁寧に読み解き、それを形にしていく。わずかな手がかりから法則をみつける手腕は鮮やかとしかいいようがない。
でも、もっとも感動的なのは物語の後半だ。外尾には実は弟子がいる。それが第6章で明らかになる。これから製作される「生誕の門」の扉は、おそらくその弟子が彫ることになるだろう。彼女もまた日本人だ。外尾の下で働きたいと、バルセロナへ押し掛けてきた。「必ず、あとを引き継ぐ者たちが現れ、壮麗に命を吹き込んでくれる」外尾もまた、次世代に教会を託そうとしているのだ。それはなんてすばらしいことだろう。 -
『本の紹介』
『サグラダ・ファミリア教会の政策を担う外尾悦郎。33年の月日の果てに彼が掴んだものとは・・・・その人生を辿り、今を追ったドキュメント』
『冒険人生を楽しむ言葉 - 毎回これが最後の仕事という覚悟だった-人からもらった答えは、何の価値もない-自分で見つけた答えは小さくても宝-頭で考えない、手が答えを出してくれる-自分の人生に少しだけ寛大であること-時々はめを外すこと-人生を楽観視させてくれる友人を持つこと』
『司書の日記』
今日は3学期終業式でした。
本校は4学期制ですので今日までが第3学期になります。
終業式終了後に大掃除、ワックスがけがあるのですが、図書室にも生徒が来てくれて、一緒に大掃除、ワックスがけを行いました。
まず、閲覧室の椅子を全部机の上に上げてもらい、椅子の足裏をふくのですが、ほこりなどが引っ付いていて汚いにもかかわらず、誰一人嫌な顔するわけでなく、雑巾で綺麗に拭いてくれました。
きっと教室掃除の時にも先生のいうことを素直に聞いて、丁寧に掃除しているのでしょう。先生のご指導のたまものなのでしょう。
ワックスがけも綺麗にしてくれて、あとゴミだし等もしてもらいました。
6人の生徒さんが来てくれて、図書室綺麗になりました。
ありがとうございました(*^_^*) -
バルセロナにあるサグラダ・ファミリア。ガウディが作り出してから一世紀。未だに建設が続いている。
その設計図や模型は内戦で焼かれたり壊されたりしたんですね。
ガウディが何を考えていたのか?それを紐解きながら彫刻を作り続ける日本人の石工。バルセロナに溶け込み頑張ってきた姿勢に感動です。 -
2025.09.17
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「ガウディの伝言」を読み終えた後、こちらの本を手に取りました。
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アートって素晴らしい。
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ぱらっと読んだ
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33年間、ただひたすらサグラダファミリアの石を彫り続けてきた外尾悦郎さんの言葉には、説得力があります。
外尾さんの生い立ちから、ガウディの遺志や祈りに対する外尾さんの思いが書かれています。
著者は、NHK の番組ディレクターの方です。
印象に残った外尾さんの思い。
「日常の暮らしの中で、日々考えなければならない一番大切なこと。
つまり自分がやっていることがすべて正しいんだと信じきったときに、人は、もしかしたら誘惑に負けているのかもしれない。それを常に問う謙虚さがなかったら、どんな立派な人でも道を踏み外してしまうに違いない。」 -
サグラダ・ファミリア専任彫刻家・外尾悦郎を巡るノンフィクション。外尾氏が実際に職についた過程から創作作業に関わる事柄が浮き彫りになる。ガウディに魅せられ、人生を捧げる創作意欲、凄まじく素晴らしい。
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