- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140883808
作品紹介・あらすじ
「Keep Calm and Carry On(落ち着いて行動しましょう)」。第二次世界大戦中、市中に貼られたポスターのコピーは、イギリス人の「自画像」にぴたりと当てはまった。その国がなぜフォークランド紛争では、あれほど盛り上がってしまったのか。神話・伝説の時代から現代まで、イギリスの「今」を形づくってきた歴史の断片を丹念に拾い集め、その興味深い実像へと迫っていく。イギリスの現在を知る40のストーリー。
感想・レビュー・書評
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目新しい内容はあまりなかったが、そういえば、いつも歴史本は著者が日本人のものばかりだったことに気づくことができた。イギリス人から見た自分たちイギリスの歴史として、筆者のコメントから感じ取れること(ex.フォークランド紛争は世界史でも立ち位置がよくわからなかったが、見方がわかった気がする)もいくつもあった。
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タイトルに「英国史」と入っているけど、歴史書的な本では全然ない。いわゆる「編年体」じゃなくて、言っちゃ悪いが著者の気の赴くまま、大昔と戦前と中世と過去と昔と…を行ったり来たり。イングランドもアイルランドも大英帝国もUKもあり。イギリス絡みの四方山トリビアってところかな。
訳者は著者の元同僚だそうなので、翻訳は安心できそう。 -
英国の歴史についてのレクチャー。面白かった。
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英国史の本を読みたくて探していました。英国の歴史を知りたかったから。新書で、好きな作家さん(しかも同世代)なので、とても読みやすかった。ところどころ年代がリンクしている。
例えば、1977年は女王陛下のシルバー・ジュビリー(25周年)の年で、セックス・ピストルズのあの曲が生まれたというのが、やっと実感をともなって理解できた。
いろいろと英国人の、というか、イングランド人は、ウェールズ人は、スコットランド人は、という具合に、考え方の違いも分かっておもしろかった。
やはりスコットランドは独立しないで欲しい。 -
新書文庫
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イギリス人が日本人向けに書いた、イギリス史のエピソード集。秩序立って書かれた歴史読み物ではないけれど、「歴史の面白さ」という感覚がよく伝わってくる本だ。近世以前はほとんど馴染みないイギリスの歴史(シェイクスピアの作品にあるような何某○世とかいう有名な王様ですらよく知らない)なので、新鮮味たっぷり。その一方で、しっかりと理解するにはグレコ・ローマンの基礎素養やゲルマン民族史などのバックボーンの必要性を痛感。
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サクサク読めるしだれない。英国について、興味深い話が多い。もっと文化的な面を知りたくなった。
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イギリスの歴史が散漫に語られている。時系列的でないので、流れはつかめないが、蘊蓄本としては面白い。翻訳がいまいちなのが残念。
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イギリスで生活していたときに感じた『?』が、やっと色々わかった。また、それ以外にも面白く不思議な大英帝国の歴史と文化が紹介されており、楽しめた本。
アジアでの日本は、当分再生できないか?
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