• Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140883952

感想・レビュー・書評

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  • 人によって話すテーマは結構変わります。専門家の中でも熱狂的な人多し。インタビュアー頭良いというのを感じる

    ダイアモンド
    やや面白。国とは、都市とはと言ったテーマの方が面白そう。西欧批判の文脈で聞きたい人物

    チョムスキー
    反米。じゃあ何が良いのか、の先が現実味薄め

    サックス
    脳大好きおじさん。ひたすら脳の現象についての話なので、脳を何かに例えて、脳を解析する方法は、とかは無い、余計だから。情熱的

    ミンスキー
    AI vs 教科書が読めない子供達、と整合的。現代AIが統計学に傾倒し過ぎた事による問題点に言及している点は斬新。解決策はやや牧歌的というか体育会的な、、

    レイトン
    AIが統計学寄りプロセスを選択したのは数学の証明的な考えよりも統計の考え方の方がビジネス向きだからというのを如実に表す例。めっちゃ頭良い。911はこんなところまで影響が、という別の感想も

    ワトソン
    おじいちゃん。言い難いと心のどこかでは感じていた事を気付かされるが、気付かされる前に当事者になってしまうからそうも言えないのかな、という感想。達観

  • 世界的に有名な思想家とのインタビュー集。読み応えがあった。著名な方々の著書を熟読し、問いを作りインタビューをした著者もすごい。

  • 現代の知の巨人たちのインタビュー集。人類学、脳科学、言語学、分子生物学の権威が語る、これからの社会、教育、生き方について。こういう考え方があるんだなと、大いに刺激を受けました。想像力、創造的発想の重要性を語るなど、何事も、物事を極めた人の考え方は、どこかしら似ているというのも面白い。

  • 最も尊重せねばならぬのは、生くることにあらず、よく生くることなり。
    いかに生きるかを学ぶには全生涯を要す
    西欧の発展は、そこに住む民族の能力が他より優れていたから起こったのではなく、単にたまたま地の利がよかったこと、農業を可能にする動物・植物がその地域にまとまって生息していただけのこと。文明は、わずかの決断の誤りによって脆くも崩壊する。
    この世からロマンが失われつつある。大きな誤解が大きな感動を生んでいた。しかし、情報が増えたせいで、想像と誤解が減ってしまった。唯一ロマンが残っているのは、人と人、人と物、人と雰囲気との波長が合うかどうか。
    生きていくこと自体がその人独自のアート。
    アフリカが最も貧しい大陸であるのは、ほぼ熱帯気候であるから。土地が不毛で、公衆衛生の問題が大きいなど、地理的な要素こそがアフリカが貧困である大きな理由となっている。
    独裁政治の問題点:生活が特権化して社会から隔離されているために、決断の利益・不利益が見えなくなってしまう。極端に良いか悪いか、のいずれかになってしまう。
    個人の優れた判断力は民主主義に必須の条件ではない。
    幸せな結婚にとって一番大事なことは、結婚における一番大事な事を探さないということ。一番大事な一つのことに絞り込まない(込めない)のがポイント。
    世界各国で消費量の格差がある限り世界は不安定なまま。安定的にするには生活水準を均一に向かわせる必要がある。そのためには、日本は豊かさを捨てる必要がある。真の問題は人口増加ではなく、消費の増加。
    日本の木材は輸入が多い:森林保護に最も積極的に投資しているという事
    一方で海洋資源については、日本は世界最大の消費国にも関わらず、保護をリードしていない。これは政治的な意思だけでできるはずの事。
    人類が霊長類の中で成功した理由:①2足歩行(両手が自由に使えるようになった)②脳が大きくなった③言語を使う
    先進国社会は、原住民社会と比較してはるかに暴力性を下げる事に成功している
    セックスはなぜ楽しいか?:人間ほど時間をかける動物はない。生殖以外でセックスする動物もない。セックスには大きなコスト(エネルギー、リスク)がかかる。
    →子育てに長い時間とエネルギーがかかるので、子育てが終わるまで男性を引きつけておくための糊のような役割ではないか。
    不倫の動機:男性は遺伝子を残すチャンスを増やすため、女性はうまくいっていないパートナーが背景にあって新たな関係を求めるため
    閉経や老化:古い車を維持していくのか新しい車に買い換えるのか、という選択をするのと同じように、生命体が自分の体を維持するための修理費が高くなりすぎるようになると、新しい生命体(子ども)の方にエネルギーを使って遺伝子を伝承させて行ったほうが効率的になるから起こるもの。
    筆記が発明されてから、高齢者は知識の宝庫としての役割を次第に失った
    宗教:ほぼすべての人間社会に存在する。それは必要だったから。宗教で説明できる事は何もない。
    アメリカの産業リーダーたちが環境に関心を示すようになった大きな理由の1つは、自分の子どもたちからの突き上げがあったから。
    子どもたちの自然な好奇心をはぐくみ、内面から出てくる興味に根ざした教育をすべき
    人生は経験だ。経験は多いほどいい。
    人生は自分探しじゃない。自分作りだ。
    20年後には、やったことよりやらなかったことを悔いるものだ。だから、綱を放ち港を出、帆を揚げ風をとらえて探検せよ、夢見よ、発見せよ。
    10の主だった会社と契約すれば、後はみんなついてくる。
    理性は情熱の奴隷であるべき。
    16歳になるまでに、あなたは一流のバスケットボール選手にはなれないと言ってしまうことで、何人の選手を失うことになるか。おそらく誰も失わない。選択を早めることで、時間の無駄が省けて効率がいい。我々は思春期を延長しすぎている。
    多くの人はただ忙しくいていたいだけ。
    できるだけ一流の人たちのいる場所に行くのがいい。
    資本主義体制のもとでは、政府による介入と規制はどうしても必要。なぜなら自由市場では、環境汚染など第三者に与える損害が計算に入っていないから。
    教育における最も大事なことは先生と生徒のポジティブな関係。教えている内容への先生の情熱。
    限りなく真実を求める姿勢が大事。

  • 知的な刺激が得られそうなタイトルと早々たる顔ぶれ。
    日本人の知識人はあまり政治的なことには踏み込まないが、西洋人は教養の幅を感じざるをえない。

    鉄・病原菌・銃によって文明人が未開人を蹂躙したと論じたダイアモンドは核抑止力は必要だろうと語る。後半、質問が抽象的すぎたのか、ややおおざっぱに応じているのが気になる。

    「レナードの朝」のオリバー・サックスは言語よりも音楽のちからを信じ、教育の良し悪しは生徒と教師の関係性だと語る。

    「2001年宇宙の旅」監修のミンスキーは、日本のロボット開発の基本方針の間違いをざっくり指摘。

    チョムスキーは、オバマ政権の裏を暴いたが、メキシコ移民問題がそもそも米国主導の経済政策にあることも指摘。

    薄給の数学研究者が知らず知らずに情報処理の権威となりインターネットインフラに欠かせぬ巨大企業を生み出したレイトン。

    極めつけは、遺伝子工学の権威ワトソン。
    DNA解析における女性研究者の業績搾取疑惑についてつっこんだ質問をした筆者に、明解に答えている。真実の解明はひとりではできない。手を貸してほしい時に助けを得られなかったのは敗者だ、と。異論はあるだろうが、当時は女性のが学者の立場も弱かったに違いない。

  • 売り出した当時、難しそうと思ったのかなぜか敬遠してしまったけど、たまたま古本屋で見かけて購入。
    伊藤計劃を読んだこともあってか、チョムスキーを読まないと!と思った。
    知の巨人たちへのインタビュー。未来予想図というか、とても深い洞察。この本が出てから数年、SNSはますますはびこって本書で言うような「魔女狩り」のようなことも増えてきた。集合愚と言われても仕方ないかもしれない。
    情報の洪水に対してどうあるべきか、自分の頭でどう考えるか、良い本に出合えた。インタビューは読みやすくていいなといつも思うけど、インタビュアーがとても良い質問をして良い答えを引き出している。インタビュアーの学識も素晴らしい。
    それぞれの本をいつか読みたいという気になる。

  • 著名な学者へのインタビュー本。
    なるほど、と思うコメントが必ず見つかる。

  • 現代最高の知性6人が語る、 これが未来の真実だ!

    「二重らせん」構造を解明したワトソン、「普遍 文法」を提唱し言語学に革命をもたらしたチョム スキー……限りなく真実を追い求め、学問の常識 を逆転した叡智6人。彼らはいま、人類の未来を どう予見しているのか。「科学に何ができる? 人 工知能の可能性は? 情報社会のゆくえは?」――世 界有数の知性が最も知りたいテーマについて語る 興奮の書!

  • 良かったです!

    いや、正直に言うとインタビューを受けている6人の専門分野についてはまったくの無知です。それでも、インタビュアーの吉成真由美さんの巧妙な話しの進め方に引き込まれました。
    6人に共通するバイタリティーと知性にビシビシ感銘を受けました。6人とも無宗教者なのは単なる偶然?それとも…。

    知的好奇心を揺さぶられる名著でした!

著者プロフィール

ジャレド・ダイアモンド
1937年生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校。専門は進化生物学、生理学、生物地理学。1961年にケンブリッジ大学でPh.D.取得。著書に『銃・病原菌・鉄:一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』でピュリッツァー賞。『文明崩壊:滅亡と存続の命運をわけるもの』(以上、草思社)など著書多数。

「2018年 『歴史は実験できるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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