政治の終焉 (NHK出版新書)

  • NHK出版
3.69
  • (2)
  • (8)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 62
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140884065

作品紹介・あらすじ

政党政治はなぜかくも空洞化したのか。安倍政権のどこが問題なのか。「改革」幻想に囚われたこの20年間を検証し、混迷する政治状況を読み解く明確な視点を打ち出す。金融政策から外交戦略、コミュニティ再構築から望まれる公共事業のありかたまで、喫緊の課題を論じる。取り戻すべき政治の価値とは何かを明らかにし、真の保守の精神を力強く説く白熱討議。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 令和になったこの時期に読んでも、古さがない。混迷ラビリンスの時代ゆえか。

  • この手の総論的な本の御多分に洩れず、ふんふんと納得できるところと、なんじゃそりゃ的なところが両方ある。

    価値観の対立のない日本では二大政党制はそもそも無理だったという指摘は印象的。

    牛の育て方は日米で自然観の違いを反映してるのに経済や規制緩和の問題にしてしまうのはおかしい。
    これは光ってる。日本では牛は家族、アメリカでは征服すべき自然で、ずっと立たせたまま抗生物質を投与して育てると。

    でも、東北の被災地を視察して長い時間海に黙礼する天皇に共感して、天皇制はいいものだ、みたいなのは、中学生でもわかるくらいの短絡ではないか。
    海との共存を覚悟する姿が感動的なのは、それが天皇だからでは全くないと思う。


    歯に衣着せぬ二人のトークでおもしろかったけど、こんなふうに、びっくりするような大雑把さがのぞくところが時々あって、読んでいてちょっと怖くなったこともたしか。

  • 新しい保守の在り方について考察する材料となった。暗黙の知がどういうものか、理解できた。

  • 安倍さんが第一次内閣で引退した時には政治の暗黙知を活用できなかったから。だから今回安倍さんがやらなければならないことは理解している。
    今の安倍首相はやりたいことを割きにやっておかないといけないという焦りから矢継ぎ早にいろんなことをやっている。
    安倍さんはアメリカ型の保守に近い。前原さんも似ている。
    保守とは自律するもの、しかし自律のためのイデオロギーがない。経済の自立がなくて、政治の自立もないから依存体質。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

御厨貴

1951年(昭和26)東京都生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学教授、政策研究大学院大学教授、東京大学教授を経て、東大先端研客員教授(名誉教授)、放送大学客員教授。サントリー文化財団理事、サントリーホールディングス株式会社取締役。東日本大震災復興構想会議議長代理(2011年4月~12年2月)、復興庁復興推進委員会委員長代理(2012年2月~13年3月)、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」座長代理(2016年9月~17年4月)などを務める。著書に『明治国家形成と地方経営』(東京市政調査会藤田賞)、『政策の総合と権力』(サントリー学芸賞)、『東京』、『馬場恒吾の面目』(吉野作造賞)、『権力の館を歩く』『平成の政治』(共著)などがある。

「2020年 『天皇退位 何が論じられたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

御厨貴の作品

政治の終焉 (NHK出版新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×