おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)

  • NHK出版 (2014年4月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784140884317

みんなの感想まとめ

多様なテーマを扱い、現代人に必要な教養を提供する一冊は、知識がゼロの状態からでも楽しめる内容が魅力です。イスラム教や宇宙の起源、日本人観など、幅広い分野に触れながら、読者の興味を引き出します。特に、歴...

感想・レビュー・書評

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  • 何かをブック○フで訴えかけてきたんですよね。
    これ、読まないといけないヤツじゃね?
    みたいな感じで^^;

    私たちの生活は、知らず知らずのうちに多くの教養に支えられています。
    池上彰氏の『おとなの教養』は、そんな教養がどのように私たちの人生に影響を与えているのかを、鋭い視点で解き明かしてくれる一冊です。

    本書を手に取ったきっかけは、どことなく訴えかけられたから。
    そんなきっかけからスタートしましたが、ページをめくるごとに、無知な私の知識の幅がほんの少し広がっていくのを感じることができました。
    特に印象深かったのは、宗教や宇宙、人類の旅路といった、私たちの存在を根底から問い直すテーマです。

    宗教の章では、それがどのように人々の生活や文化に影響を与えているのかを学びました。
    宇宙の章では、私たちがこの広大な宇宙の中でどのような位置を占めているのか、そしてその起源について考えさせられました。人類の旅路の章では、私たちがどのようにして今日に至ったのか、その進化の歴史について深く掘り下げています。

    また、経済学や歴史、そして日本人としてのアイデンティティについても触れられており、これらの知識が現代社会でどのように役立っているのかを理解することができました。
    教養とは、単に知識を蓄えることではなく、それをどのように活用するかが重要だということを、池上氏は強調しています。

    読み終えた今、私は自分自身と世界を見る目が変わったと感じています。
    教養は、私たちがより良い判断を下し、豊かな人生を送るための基盤であると実感しました。
    『おとなの教養』は、私たちがどこから来て、どこへ行くのかを考えるための、素晴らしい指南書です。

    読書を通じて得られる教養の重要性と、それが私たちの人生に与える影響について考えさせられる一冊でした。

    シリーズ化されていることも知ってしまった^^;
    いつか、きっと、そのうちに...


    <あらすじ>
    現代人が学ぶべき教養について探求しています。この本は、以下のテーマに焦点を当てています:

    宗教: 宗教は発生した場所の自然条件によって様々なタイプになることを考えさせられます。

    宇宙: 私たちがどこから来て、どこへ行くのかという疑問を探求します。

    人類の旅路: 人類の歴史や進化について考えます。

    人間と病気: 病気についての知識を深めます。

    経済学: 現代の教養として、経済学の基本情報をまとめています。

    歴史: 歴史についての基本情報を提供します。

    日本人: 日本人としてのアイデンティティについて考えます。

    この本は、自分自身を知るために必要な教養を広くカバーしており、興味深い内容が詰まっています。





    現代の教養とは「自分を知ること」です。
    いま、学ぶべき教養とは何か? 現代人必須の7科目とは、「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」「歴史」「日本と日本人」。この7つを貫くのは、「自分がどういう存在なのか」を考えようとする問題意識だ。7科目のエッセンスを講義形式で明快に説く決定版。現代人の「生きる力」=教養の本質が一気に身につく!

    [目次]
    序 章 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?――現代の教養七科目
    第一章 宗教――唯一絶対の神はどこから生まれたのか?
    第二章 宇宙――ヒッグス粒子が解き明かす私たちの起源
    第三章 人類の旅路――私たちは突然変異から生まれた
    第四章 人間と病気――世界を震撼させたウイルスの正体
    第五章 経済学――歴史を変えた四つの理論とは?
    第六章 歴史――過去はたえず書き換えられる
    第七章 日本と日本人――いつ、どのようにして生まれたのか?

    出版社からのコメント

    ビジネスパーソンからリタイア世代まで、教養習得をもくろんでいる人は多いでしょう。しかし「最先端」といわれる学問もやがて時代遅れとなり、陳腐化してしまいます。すぐに役立つものは、すぐに役立たなくなる。では、いま学ぶべき教養とは何なのでしょうか。具体的に何を習得するべきでしょうか。
    かつてヨーロッパでは、教養人が身につけておくべき「自由七科(リベラルアーツ)」という科目がありました。池上彰さんが選んだ現代日本人が学ぶべき「自由七科」とは、(1)「宗教」(2)「宇宙」(3)「人類の旅路」(4)「人間と病気」(5)「経済学」(6)「歴史」(7)「日本と日本人」。この七科を貫くのは、「自分がどういう存在なのか」を考えようとする問題意識です。自分はどこから来て、どこに行こうとしているのか。この場合の「自分」とは、文字通りの自分のことでもあるし、日本人あるいは人類のことでもあります。
    たとえば「宇宙」。科学者たちは、この宇宙がいつどうやって生まれたのかを研究し、その結果、138億年前にこの宇宙が生まれ、46億年前に地球が生まれたことがわかりました。いま話題のヒッグス粒子も、宇宙誕生の瞬間を知りたい、ひいては私たちがどこから来たのかを知りたいという欲求から発見されたのです。そのプロセスを解説します。あるいは「日本と日本人」。「日本や日本人とは何か」という問いを深めていくと、それらが非常に曖昧なものであることがわかってきます。そんな思索を通じて、「自分とは何か」を考えるヒントを説きます。池上さんならではのユニークなセレクト。
    七科それぞれについて、講義形式でわかりやすく解説していきます。「目からウロコ」の体験が待っているでしょう。教養本はたくさんありますが、本書は現代人の「生きる力」=教養の本質が一気に身につく決定版です。

    著者について

    池上 彰(いけがみ・あきら)
    1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学卒業。NHKで記者やキャスターを歴任後、フリージャーナリストとして多方面で活躍。2012年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授。著書に『見通す力』(生活人新書)、『伝える力』(PHP新書)、『ニッポンの大問題─池上流・情報分析のヒント44』(文春新書)など。

  • イスラム教のこととか全然知らんなぁ
    とふと思って手に取った本です
    全く知識のない馬鹿な私も、途中で退屈になったり分からなくなったりせずに最後まで楽しく導いて貰えました、池上彰さんすごい
    やっとスタートラインに立てた感じ
    新型コロナ前に書かれたこの本、ウイルスの話はわおーって感じでしたねー
    よく分かったしもっと深く知りたいから調べようという意欲が湧いてくる本でした


  • リベラルアーツとしての基本が詰まっていました。

  • 宇宙の起源から日本人観まで、現代人に必要な教養が詰まったメカラウロコの池上彰本。
    この一冊で全てが分かる訳やないけど、多分野への興味をグイグイ引出してくれる良い教材になった。

  • 単語の暗記だけではなく、歴史の因果関係や背景を学ぶことこそが歴史の勉強。学生の頃にこういった勉強をしておけばもっと興味を持って学べたのかな。

    歴史は必ずしも事実とは限らず、勝者の国が都合の良いように書き換えているというのも納得。当時の記録者は、本当はありのままを書き残したかったんだろうが、それをしたら首を刎ねられるからできなかったんだな。

  • 【感想】
    読み物としては非常に面白かった。
    リベラルアーツとカッコ良く言っているだけで、正直かじっただけでは雑学と大きく変わらないなーとも思ったな。
    覚えたからといって、果たして本当に自由になれるのか?笑

    まぁ、勉強にはなった。
    池上彰の知識の幅広さには、毎回舌を巻きますねー


    【内容まとめ】
    1.リベラルは「自由」、アーツは「技術・学問・芸術」/リベラルアーツは「人を自由にする学問」
    2.ユダヤ教は「ユダヤ人のみが救われる」
     キリスト教は「信じる者は皆救われる」
     イスラム教は「コーランを声を出して読む」
     仏教は「良い状態に生まれ変わる事(輪廻)」が目標ではなく、「二度とこの世に生を受ける事がない事(解脱)」が理想
    3.宇宙は136億年前、地球が生まれたのは46億年前!
    4.スペイン風邪の猛威によって、あの第一次世界大戦が終戦した説。また、スペイン風邪=鳥インフルエンザという説もある。
    5.第一次世界大戦から第二次世界対戦が終わるまで、日本製品は「安かろう悪かろう」の代名詞だった。


    【引用】
    改めて勉強し直したいと思うようになった心の根底には、
    「自分がどこから来てどこへ行くのか?自分は今どこにいるのか?」
    という問いかけがあるのではないでしょうか?


    p13
    現代の教養=リベラルアーツ
    ・そもそもリベラルアーツとは?
    1.文法
    2.修辞学
    3.論理学
    4.算術
    5.幾何学
    6.天文学
    7.音楽

    リベラルは「自由」、アーツは「技術・学問・芸術」
    リベラルアーツは「人を自由にする学問」


    p30
    日本ではよく大学に対してすぐ役に立つ学問を教えて欲しいと言われます。
    ところがアメリカは、すぐに役に立つものを教えるのは専門学校(ビジネススクール)で、いわゆるエリート大学は「すぐに役に立たなくてもいいこと」を教えます。

    すぐ役に立つことは、世の中に出てすぐ役に立たなくなる。
    すぐには役に立たないことが、実は長い目で見ると役に立つ。


    現代のリベラルアーツは?
    1.宗教
    →「死んでしまったら人はどうなる?」
    →「この世界はどうやって生まれてきた?」
    →宗教によって古代の人々は過去や未来を考え、世界の成り立ちを理解しようとしてきた。

    2.宇宙



    p45
    ・ユダヤ教とはどのような宗教か?
    3000年以上前、ユダヤ人は今のイスラエルがあるパレスチナに移り住み、その一部はエジプトにも一部移住した。
    しかし、エジプトで大変な迫害と弾圧を受け、モーゼと共にエジプトを脱出した。
    これが「旧約聖書」でも書かれている「脱エジプト」である。

    ユダヤ教では、罪に対する罰や生活上の規範など、非常に細かい規定が決められている。
    まさに「律法」で、ユダヤ人はこの律法を厳格に守る事を重視した。

    しかし、このユダヤ教徒の中から、律法にとらわれることなく、独自の教えを広める人物が現れます。
    それがイエスです。


    ・ユダヤ教とキリスト教の違い
    ユダヤ教では、ユダヤ人こそが神に選ばれた特別な民族であると考えます。
    しかしイエスは、神を信じる者は誰でも救われると説きました。

    キリストが説く神も、ユダヤ教の神も、同じヤハウェである。
    それを英語で言えば「ゴッド」になるだけ。

    ユダヤ教はあくまでユダヤ人のみが救われるという民族宗教、キリスト教は「信じる者は皆救われる」という世界宗教。
    だから場所や民族を問わず世界中に広まった


    ・ムハンマドが洞窟で聞いた神の声
    今から1400年前からイスラム教は始まった。
    ムハンマドは洞窟で天使・ガブリエルから色々な教えを賜ったが、読み書きができないために全て暗記して人々に伝承した。
    人々も読み書きができない人ばかりで、次第に戦死をしてイスラム教を受け継ぐ事ができなくなっていった。

    そこで生まれたのが「コーラン」。
    コーランとは、「声に出して読むべきもの」という意味。


    ・仏教
    釈迦家の王子に息子が産まれる。
    神のお告げで、この子が世界を変えると言われたため、そうさせないように親は贅沢三昧をさせた。
    しかしある日、世の荒み具合を目の当たりにした釈迦は現実を知り、「いい世の中にするために自分は何をすべきか」を考えるようになる。
    そして28歳の時に妻子や地位を捨てて修行に繰り出し、6年ほど厳しい修行をするが決着がつかず、菩薩樹に座って瞑想したところ、ようやく真実にたどり着き悟りを開いた。

    古代インドには「バラモン教」という宗教があり、そこから派生して仏教とヒンズー教が生まれた。

    仏教の「輪廻」は決して明るい考え方ではない。
    人生はそもそも苦しいものであり、何度生まれ変わってもその苦しさから逃れる事はできない。

    そこから逃れる術は「悟りを開く」事であり、それを「解脱」という。
    また、一切の苦しみから解放される境地に入ることを、「涅槃に入る」という。
    →解脱して、涅槃に入る事が仏教の理想!

    仏教は、「良い状態に生まれ変わる事」が目標ではなく、「二度とこの世に生を受ける事がない事」が理想!

    宗教ではなく、ブッタが説いた哲学。


    p71
    ・カトリックとプロテスタント
    カトリックは「普遍的な」という意味。
    お金が必要だったため、免罪符を売り出して資金集めをした。
    このカトリックに対して宗教の堕落だと抗議する人達が現れ、プロテスタント「抗議する人」が生まれた。


    p80~ 第2章 宇宙
    ・天動説から地上説へ
    16世紀後半、コペルニクスは様々な天体の動きを見ているうちに、地球の周りを太陽が回っているのではなく、地球が太陽の周りを回っていることに気がつく。
    →コペルニクス的転回

    17世紀になると、アイザック・ニュートンが登場。
    リンゴは落ちるのに、月や太陽はなぜ地球に落ちてこないのか、また逆に地球がなぜ太陽に落ちないのかが気になる。
    疑問を探求した結果、すべての物体にはそれぞれ引っ張り合う力がある事に気付き、「万有引力の法則」を導き出した。


    p94
    138億年前に、インフレーションとビックバンによって宇宙が生まれた直後は、重さのない粒子が飛び交っていた。
    そこにヒッグス粒子が誕生すると、他の粒子が飛び交うのを妨害して、水飴のようにまとわりつく。
    そうなることで色んな粒子が遠くへ飛ばなくなり重さができて、その質量同士が結びつき、原子核・原子が誕生した。

    地球が生まれたのは46億年前!


    p126
    ・乳がん発生率は看護師が高い?
    夜間仕事をしている人間はがん発生率が高いことがわかっている。
    原因は、抗がん作用があるといわれているメラトニン分泌度の薄さにも起因している。
    日中、太陽を浴びている時は分泌度が低く、夜寝る時に分泌度が上がる。


    p132
    ・インフルエンザの語源
    人類とインフルエンザの間には、非常に長い闘いの歴史がある。
    元々は16世紀のイタリアで発症しだした。
    当時は占星術が力を持っていて、原因を星の動きと結びつけていた。
    影響をイタリア語で「インフルエンツァ」という。


    ・スペイン風邪の猛威によって第一次世界大戦が終戦した?
    また、スペイン風邪=鳥インフルエンザという説もある!


    p151~
    第5章 経済学について


    p153
    アダム・スミス「国富論」
    富とはそもそも何なのか?
    →「富とは国民の労働で生産される必需品と便益品である。」
    働く事によって生活に必要なものや便利なものをつくりだしている、これこそが富!

    みんな利己心から仕事をして、それが結果的に分業という形になって経済を回している。


    p156
    「見えざる手」とは?
    皆が利己心で勝手に分業しているのに、なぜか経済はうまく回っている。
    =市場での売り買いがうまくいっている。

    「見えざる手」というのは、市場経済が持つ自動調整機能のことを指している。


    p157
    ・マルクスの資本論
    「資本主義社会において、労働者より資本家の方が絶大な力を持っている」
    という原則に対し、
    「資本家と労働者は対等な立場である」
    と、パラドックスを唱える。

    資本家は生産にあたって、労働者から労働力を購入しないといけない。
    もちろん労働者はその販売の拒否権も持っている。
    そういう意味で対等で、これが封建社会と資本主義社会の大きな違い。

    利益増のために労働環境を悪くする
    労働者がそれに対して団結し、社会革命につながる。
    資本主義→社会主義に。これがマルクスの資本論!

    しかし、資本主義の欠点を唱えただけで、社会主義の利点までは「資本論」では詳しく書かれていない。
    レーニンやスターリン擁するソ連や、毛沢東を擁する中国、そしてそれらの国に派生した北朝鮮などの国々は、社会主義にして大失敗をしてしまった。


    p162
    ・ケインズ革命
    資本主義はいずれ終局を迎える事を前提として、ただ経済政策を適切に行えば資本主義を補強することができる、と説いた論。

    またケインズは、財政が赤字を迎えたとしても、不況時は国債を発行して国が公共事業を作る、という解決策も講じた。


    p169
    ・フリードマン「新自由主義」
    政府による一切の規制を排除させる考え。
    最低賃金などを撤廃し、企業の動きを活性化することで利益を高める。

    経済活動の自由化で好況になったが、格差が広がってしまった。



    人間は、必ずしも経済学のように冷静に論理のみで動かない!
    感情や心理に基づいて行動するので、論理だけで考えるとエライ目にあう!


    p218
    ・品質「メイドイン・ジャパン」
    第一次世界大戦から第二次世界対戦が終わるまで、日本製品は「安かろう悪かろう」の代名詞だった。
    第一次世界大戦では戦場がヨーロッパだったため、当時は世界から日本に様々な注文があった。
    日本は大量の製品を一刻も早く納品するため、商品の質は二の次だった。
    ワイシャツボタンの糊付けや、海産物に釘や石などの重いものを入れて目方を増やすような事をした人もいる。
    この悪いイメージを払拭しようと、第二次世界対戦後に日本人が努力した結果、今の「メイドイン・ジャパン」になってきた。

    昔から日本製品の品質が良かったわけではない!

  • 「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」
    もう、メッチャクチャ面白くて
    「池上さんと一緒に暮らして、毎晩飲みながらお話を聴けたらどんなに楽しいことか!!」
    と本気で思いました。
    (おそらく翌日にはほとんど忘れているであろうことを考えると申し訳ないのですが…。)

    しかし「歴史」「日本と日本人」で
    テンションがどーんと下がりました…。

    歴史好きで本をたくさん読んできたけど
    「どこまで鵜呑みにしていいものなのだろうか」と。
    そして私は中国韓国と仲良くやっていきたいと思っていて
    ヘイトスピーチの類は無視してきたけど、
    池上さんからこのような話をきかされてしまうと
    (もちろん池上さんがヘイトスピーチを薦めているわけではない)
    ヘイトスピーチする人たちに共感するほうにググッと近づいてしまいそう。

    私はわりと恵まれた環境にいるので、
    「イヤな気持ちになるものには極力かかわらない」で日々過ごしています。
    でも池上さんは、そういうことからも決して逃げないで、
    すべてを理解してうえで冷静におだやかに解説する。

    いつかそういう人間になれたらいいなと思う。

  • 教養とは何ぞや。知らないで身につけないでのほほんと生きてこれてしまった30年…。ここ最近のほほんとしていられないぞと…教養がないと、知識も意見も、話題も何も膨らまないんですよね。記事読んでても知識が薄いとこって読むの遅くなるし…。
    ということでプライドなど捨ててこつこつお勉強してる30歳目前。
    とかぐだぐだ言いつつ、この本は純粋に「へぇ」「ほぉ」と唸ること多し。大人に撮っては当たり前の教養かもしれないですが…特に宇宙とか、宗教の章ね。おもしろい!宗教は最近興味があっていろいろ読んでいることもありますが成り立ちとか、その経緯とか、社会とのつながりとか知れば知るほど「社会は宗教で成り立っている部分が大きい」という発見があっておもしろい。
    こんな興味を持つことや理解できたのは、分かりやすい文の賜物です。ありがたやありがたや

  • この本をきっかけに様々な分野について学び続けなければならないと改めて感じた。
    目に見えない力に頼りたくなってしまう人類は宗教を作った。
    なぜ神がこの世界を作ったのかを知ろうとして科学が生まれた。
    ビッグバンによって生命は誕生し、突然変異と奇跡の積み重ねによって人類は生まれ、アフリカ東部からやってきて、文化の程度が高かったから存在している。
    病気を知ることで人類の歴史を知ることができる。
    アダムスミスの自由競争、カールマルクスの資本論、ジョンメイナードケインズの乗数効果と累進課税、ミルトンフリードマンの新自由主義を経て、今では行動経済学がトレンドになっている。
    現存する歴史はそれを形に残すことのできた文明や勝利国からの視点によって記されている。また、新たな発見や政治的思惑によって歴史は常に変えられていく。
    違うところで生まれ、違う生き方をしてきた人たちと関わることで自分や自分の国のことを意識するようになる。
    すぐには役立ちそうにないものを積み重ねていく。

  • 駆け足で学ぶべきことに触れることができました。
    内容は広く、浅く、ですけど、その分気軽な気持ちで読める良い本だと思います。

  • あらゆる人間の営みの基盤となり得る、現代の教養(リベラルアーツ)を7科目選ぶとしたら、それは何か。この問いに池上さんの出した答えは、1.宗教、2.宇宙、3.人類の旅路、4.人間と病気、5.経済学、6.歴史、7.日本と日本人。

    講座をベースにした文章で、とっても読みやすい。
    反面、最近の読みやすい本ほど、そこで考えること、汲み取れるものも減る傾向もある。サラッと読めて、後には何も残らないことも多い。でも、池上さんの文章には、背後からここに書かれなかった膨大な情報と、読み手への丁寧な配慮が感じられて、静かな奥行きがある。ここから広げて、色々な本を読みたくなった。

  • すぐに役立ないことを学ぶ。どんな変化にも適応できる考え方、知識を身につける。
    これは変化の多い時代を生きる私たち現代人にはぴったりの格言では無いでしょうか。

  • 今更ながら初めて知った事が多すぎて、無知だが「私は賢いです。しっかりニュースも見ています。」風なイメージで売り出していた自分が恥ずかしくなりました…
    今後読んでいくジャンルはリベラルアーツも意識していきたい。

  • 相変わらず分かりやすい池上さんの本。特に宗教のくだり。ユダヤ教もキリスト教もイスラム教もすべて同じ神様を信仰しており、誰が伝承するかで形態が変わっているという事実。鳥インフルエンザに始まり、ケインズの経済理論。確かに知っていると知っていないではものの見方が変わってくる知識。教養とはかくも重要ということなのか。

  • 若い人にすすめる本

  • 人間(または日本人)を知るために欠かせない、「宗教」や「宇宙」、「歴史」など7つの教養を解説した本。

    自分(人間)を知ることは、未来に向けての生きる力を身につけること。すぐに役立つわけではないが、長い人生の中できっと役に立つのが教養。教養の入り口部分を教えてくれるのが本書。

  • とてもわかりやすく、宗教・宇宙・人類の旅路・病気・経済学・歴史・日本と日本人という現代の自由七科というカテゴライズで基礎を学べた。

  • なにげなく買ったけど、面白かった。

    7つの科目について非常に分かりやすくまとまっていると思う。
    さすが池上彰さんという感じの本でした。

  • #audiobookjp

    自分で考える力を養うリベラルアーツ。現代の教養7科目について学ぶ面白さと得られるものを実感できた。
    歴史に学ぶことが大切だし、歴史は作り変えられるものだということを肝に銘じる。北朝鮮と韓国の建国の歴史とかびっくりした。
    経済学にも興味が湧く!
    「イスラームから見た世界史」も読んでみたいな。

    ―――メモ―――
    歴史が書き換えられた国
    指導者が、そのとき他国にいて他国の指示で連れてこられて国を支配
     →コンプレックス
     →日本を倒したことにして自国での自分の面目を保つ

  • 現代の教養とは?
    社会にて、生きる力を身につけること。

    すぐに役に立つことは、世の中に出て、すぐに役に立たなくなる。
    すぐには役に立たないことが、実は長い目で見ると、役に立つ。

    つまりは、
    「自分がどういう存在なのか」を見つめていくこと、「自分自身を知ること」ことこそが現代の教養だろうと、池上さんは著書で唄っています。


    「自分自身を知ること」が、社会にて生きる力を身につけることにつながるかどうかは、パッと言葉を聞いただけではよく分からない。
    池上さんが、現代の教養を7つとするならば、この7つであると、自信満々で、列挙し解説している理由もよく分からない。

    けれども、著書を読んで、確かに気付きはあり、それが直接結論に結ばなくても、得た知識のどれかはいつか役に立つ、そういうものが教養であるのだろうと思った。
    また、教養とはなんぞやについて、実感できるのも、もっといろんな知識や経験を得てからなのであろう。
    教養を身につける上での入門書となる1冊だ。


    1.宗教
    ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の神は同じであるという事実は知らなかった。そして、同じ宗教でも、それぞれの気候風土や文化によって中身が大きく変わってくるという視点も、自分にとっては改めてハッとさせられた。同じ神を信じているならば、互いに争わないように出来ないものかなと思うけれども、土地や資源をめぐって争いが起きているのである。神様はこの状況を嘆いてはいないだろうか。

    2.宇宙
    私たちは、ビッグバンによって誕生した。

    3.人類の旅路
    私たちは、文化の程度が高いから、存在する。

    4.人間と病気
    第一次世界大戦終結のきっかけ、スペイン風邪の流行である。ヨーロッパ人のアメリカ及びアフリカへの進出は、病原菌を広め、先住民を死に至らしめた。
    私たちを知ることは、病気を知ること。病気を知ることは、私たちを知ることである。

    5.経済学
    現代は、合理的経済人→感情や心理が経済活動に大きな影響を与えている、すなわち行動経済学が注目を集めている。
    経済学についても、私たちはどこにいて、どこに行こうとしているのか、という探究心に基づいている。

    6.歴史
    「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とは聞いたことがあるものの、文字を持つ勝者が歴史を作ってきたという視点にハッとさせられた。ヨーロッパ中心の世界史、近畿→関東中心の日本史。主流でない地域の歴史や、語り手が違う史実を読むことも理解を深める上で、必要なことだと思ったし、もともとある程度歴史に理解があれば、単純に面白いと思う。

    7.日本と日本人
    他者が、つまりは他国があってこそ、私たちは日本ということを自覚できるし、日本人としての誇りもまた生まれてくるのであろう。
    「自分は日本人である」というのは、絶対的なものだと感じていたが、実は極めて概念的なのだなぁということに気付かされた。
    だからこそ、韓国や中国において、事実とは違ったとしても、日本人に対する嫌悪感を恣意的に国民へ身に付けさせることが出来たのだろう。
    私たちは、融和のために、どこへ向かって行ったら良いのだろうか。



    最後に、池上さんは言っています。

    過去を見直すことによって、学問は発展し成長している。知識を単に受け取るだけではなく、それを現代に生かし、より良い社会をつくり、より良い人生を築いていく。それがリベラルアーツというものの価値なのだ。


    是非、子供に読ませて、
    将来の指針の一つとして貰いたい。

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京科学大学特命教授を務め、現在5つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』(ちくまプリマー新書)、『お金で世界が見えてくる』、『日本の大課題 子どもの貧困』編者、『世界を動かした名演説』パトリック・ハーラン氏との共著(以上ちくま新書)、『なぜ僕らは働くのか――君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』(監修、学研プラス)、『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』(ダイヤモンド社)、『20歳の自分に教えたい経済のきほん』(共著、SB新書)ほか、多数。

「2025年 『池上彰の経済学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池上彰の作品

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